⚠️快楽墜ち?・潮吹き⚠️
「ゆっくり挿れるからな」
「あ゙っ!ちから゙っ、いれ…んなぁっ!」
「大丈夫だって…っ」
「だめ、はいっちゃ…っ!ぁ゙っ〜〜!!!」
挿入った瞬間、前立腺を潰され白濁を飛び散らしながら喘いだ。目の前がフラッシュして部屋の明かりがより一層眩しく見える。腹の中の圧迫感はいつもより重たく熱い。内臓が押される気持ち悪さでえずく。柔らかい感触が口元に当たり、そちらに意識を向ければ、ガッチさんが俺に口付けをしていた。口内の至る所を舐られ、酸欠で息苦しい。舌先同士でつつき合えば、こそばゆい快感に腰が揺れた。
「ん゙っ…う、ふぅ…ぁ…」
「キス、気持ち良くなってきた?自分から舌出してるけど」
「トコロテンとか…マジで初めて?」
「まだうっしーの全部挿入ってないよ、キヨ。頑張ろうね」
「…へっ?だって、も、腹…キツい…っ」
「力抜けよ」
腰を掴まれ、新たな道を開拓する様に侵入してくるそれから逃げる為、体重を後ろに掛ける。だが、媚薬を飲んで筋肉が弛緩した俺と、ほどよく酒が入ったこいつらじゃ、力の差なんて火を見るよりも明らかだった。腰をより強く引き寄せられ、結腸の入り口まで突っ込まれる。未開発─届かなかった所─の奥を抉られ、知らない快感に弱々しく白濁を溢した。喉が締まり掠れた喘ぎ声を出す。うっしーは腰にあった片手を俺のモノに移動させ緩く扱き始めた。
「ゔ、ぁっ…?そこ、しらなっ…?あ゙っ!さわんなぁ゙…!!」
「はっ…やば、ちょー可愛い」
「まだ動いてないのに腰ビクビクしちゃって…変態だね、キヨ」
ガッチさんには乳首をイジられ、うっしーには俺のモノとナカを攻められる。三点責めに耐えられず、何処かが動く度にイッたような感覚が全身を駆け巡った。扱きつつもうっしーはピストンを止めない。ズルリと軽く抜かれた後にスパンと勢い良く奥を突かれた。前立腺を的確に潰しながら結腸の入り口をグリグリと押される。それ、気持ちい。
「あっ、あ、それぇ…!」
「ん?これ好き?」
「…っ、ちが、ぅ!」
「じゃあもっと強くしてもいい?」
「は、あ゙っ!?」
ピストンが速くなり、前立腺を何度も擦る。入り口部分に亀頭が引っかかる度、頭の中がパチパチと光った。数ヶ月ぶりのナカの刺激は快楽というより狂気という言葉が合っている。恐らく麻薬と同じ。いやそれ以上か。結腸をノックされると思わずドアを開けてしまいそうで、必死に理性というノブを掴む。しかし、絶えずノックは続く。弱い力のはずなのに押し負けてしまいそうだ。
「んっ!ぁ!イ、ぐっ、〜〜〜!!!」
「何回イクんだよ、はっ…」
うっしーは俺を煽りつつも、興奮しているのか息を荒くしていた。何故だかそれが無性に嬉しい。俺で興奮している。その事実に心が熱くなる。普段は見ない熱を孕んだ雄の顔に腹の奥が疼いた。鼓動がうるさくなって、目が離せない。視線に気付いたのか、うっしーは不敵に笑い前屈みになって俺に顔を近づける。体位のせいでナカのそれが深くなり喘いだ。
「お前見すぎ。俺の顔好きだよなぁ…ホント」
「すきじゃ、っ…ねぇ、っ…!んっ」
「喘いじゃって…可愛い。ちょー好き」
「っ〜…!」
愛の言葉も、最初は何も感じなかったのに今になって頭に強く響く。その衝撃は腹まで届き、筋肉を収縮させた。うっしーは嬉しそうな顔をしたまま顔を離す。俺の腰を掴み直すと再度ピストンをし始めた。二人から逃げる、なんて考えは奥を突かれると薄れ、やがて見えなくなる。逆に快楽と欲求が濃くなり、俺の脳を支配した。うっしーをそのまま見つめていると、ガッチさんは不意に俺の両頬を包んで目を合わせてくる。その目は鋭く、タレ気味の目尻はいつもより引きつっていた。
「キヨ、俺の顔は?好き?」
「どう、いうっ…こと、ぁんっ」
「…うっしーにだけ構ってるから、ちょっと嫉妬しちゃった」
「っ…やさしくて、すき…?かもっ…」
「本当?…嬉しい。俺もキヨの顔、えっちで好き」
そう言って笑うと口付けをした。新品のベッドに飛び込んだみたいに、優しくて、ふわふわしたキス。頬だけでなく耳まで塞がれると、水音が体に響いて恥ずかしい。長い口付けに息が続かず、鼻息が荒くなる。ガッチさんの手を握って制止を促すと、またもや鋭い目が此方を覗いた。男前な表情に思わずドキリとする。
「…がっ、ちさ…」
「じっとしてて…」
そう吐き捨てると再度口が塞がれた。喉奥まで届きそうな舌使いに、少しえずく。口の端からはどちらのか分からない唾液が伝い、舌は解けなくなると錯覚するぐらい絡み合った。頬を包んでいた片手は後頭部に移動すると、髪が乱れるほど引き寄せられる。いつものガッチさんに似合わない強引な言動に、困惑しつつも嬉しくなった。俺のことがそんなに好きなんだ、と感じてしまえば、息苦しさも気持ち良かった。
「はーっ…はぁ、っ…がっちさ、んっ、うまいね…」
「ありがと、キヨも上手」
先生に褒められたみたいに顔を綻ばせてしまう。ガッチさんを見つめれば、もう一回して欲しい?、と言うように頬を包んでいる手の親指で唇をちょんちょんと触られた。俺は何も言わず、自分から触れるだけの口付けをする。ガッチさんは驚いた表情をしつつも、目を細めてそれに応えた。
「…随分とお楽しみじゃねぇか」
「っ…まあね〜、キヨちゅーすんの好きみたいでさぁ」
トロンとした目でうっしーを見ると、悔しそうに口をへの字に曲げた。
うっしーも嫉妬してる?
自惚れかもしれないが、そんな顔をされてはつい考えてしまう。不貞腐れた子供みたいな表情に少しキュンとした。無意識に俺の腕はうっしーに伸び、ぱっと広げる。
「うっしぃも、する…?」
「…え?」
うっしーは一瞬呆けた顔をする。信じられない、とでも言うように。しかし、すぐ口角を上げると前のめりになって口付けをする。手は腰を掴んだままゆっくり奥を突いて、次第に深いキスになった。ガッチさんはずるーい、と呟きながら額にキスを落とし乳首を擦る。刺激で喘いだ声は、うっしーの舌に丸め込まれた。唇が離れると何だか寂しくなってうっしーとガッチさんの頭を引き寄せる。段々と速度を上げるピストンの快感に耐えるためでもあるが、一番は”寂しさ”だった。
「っ、やっと素直になったか?」
「俺らのこと好きって言っちゃいなよ」
悪魔か天使か、姿が見えない囁きに頷いてしまいそうになる。自分では理性を保っていたつもりだったが、頭の奥深くに無理矢理仕舞い込んでいた愛の言葉がついて出た。
「ん、すき…!どっちも、すきぃ…!」
「かわい…俺も好きだよ、キヨ」
「ありがと、キヨ。…好き」
改めて言われると、嬉しさと恥ずかしさが込み上げる。心が温かくなって、顔が熱くなって、頬が緩んだ。この二人のことが好きになったのは惚れ薬のせいだ、と不可抗力を理由にして今の浮遊感に浸る。誰かと両思いになるって、こんなに良い感覚なのか。もう一度感じたくてまた二人に好き、と呟く。分かってるよ、と言う声が重なって聞こえた。
「そろそろガッチさんにも代わってあげないとなあ…」
「俺もう我慢の限界〜」
背中に熱を持った硬いモノが当たる。ガッチさんのもデカい。胸が高鳴り、この先の展開を察する。忘れていたが未だうっしーとは繋がったままだ。快感を求めて腰を振れば、気付いたうっしーはくびれを掴んでゴチュンと音を鳴らして奥を貫く。
「か、はっ…!」
「こうしてほしかったんだろ?自分から腰揺らしちゃってさぁ…」
「あ゙っ、ぉ゙…?」
「はは、もう考えらんねーか」
何か、出そう。精液じゃない、何かが。
「うっ、しっ!なんか、もれ゙るぅ…!」
「出しなよ」
「や、だ!や゙っ…ぁ゙〜〜〜〜〜!!!」
プシャッと透明な液体が勢い良く噴き出し、うっしーの服にかかった。余韻が通常の絶頂とは比にならず、腰が仰け反ったまま痙攣する。あ゙、あ゙、と言葉にならない声を漏らし、ガッチさんに縋った。体が強張ってナカを締める。
「…は、っキヨ…!でる…」
「ふ、ぁ゙あ…!で、てる…ぅっ」
ドクドクとそれが脈打つとナカに熱いものが注がれる。奥で数秒間留まった後、ゆっくり抜かれた。栓が抜けたせいで精液が溢れ、呼吸を整える為に肩で息をした。出される瞬間にドライでイッたのはバレていないらしい。安堵と興奮と疲労が混ざってぼんやりと天井を眺める。うっしーはズボンを履き直してガッチさんと位置を交換した。ガッチさんは待ってました、と言わんばかりに微笑みながらチャックを下ろす。
「はーっ…がっ、ちさ…ん」
「もー我慢出来ない…っ、挿れるね…」
「まっ、て…きゅ、うけぃ…」
「ム、リ…っ!」
「あ゙っ、はぁ…っ!?」
再び栓をされ、強くした語尾と共に今度は一気に結腸の入り口まで届いた。声も白濁も出ず、只々舌と喉元を晒して喘ぐ。虚ろな目をしているとうっしーに苦笑された。首筋を優しく噛まれ、乳首と耳を弄りながら俺に甘く囁く。
「キヨ飛びそーじゃん…大丈夫?」
「も゙、わか…んな、ぃ…」
「ふふ、分かんないかぁ…っはぁ、ナカきっつ…」
快感が強すぎて怖い。頭の中がホワイトアウトして、何も考えられない。必死にうっしーの手を探して握る。日常で感じることのない恐怖を少しでも逃がすように。頭を引き寄せてうっしーの頬にキスを落とした。するとうっしーは俺の頬を掴み、唇に吸い付く。獰猛な獣に似た目にドキドキしながら大人しくそれを受け入れた。唇が離れるとグラリと頭がゆれ、目線がガッチさんに合う。ガッチさんは少し眉を顰めながら此方を見ていた。意図が読めずそのまま見つめ返せば、重いピストンが俺を襲う。
「っ…あ゙!?」
「俺が抱いてんだから…こっち見てよ」
ピストンの重さは愛の重さとでも言うように深い所を何度も突いて甘い言葉を投げかける。結腸の入り口を抉じ開けてしまいそうなほどの突きの強さに、腰はずっと浮いたままだ。咄嗟にうっしーの服を掴むと少し湿っている(ほぼびしょ濡れの)所があり、冷たさに手を離す。うっしーは俺の手を包むように自分の手を重ねると、耳元で囁いた。
「あー…ここさっきキヨに潮かけられた所だわ」
「…へっ、?ぉ…れ、うっ…しぃに…?」
「そーだよ、こんなんじゃ帰れねぇな〜…どうしてくれんの?」
「俺もだよキヨ。Gパン色変わっちゃってるもん」
自宅で漏らした上に、そのションベン?を友人にひっかけた事実に羞恥で顔が火照る。目頭が熱くなり、涙が頬を伝うのが分かった。罪悪感やら羞恥心やらが込み上げて、無意識に謝罪をする。
「ごめ、ぇっ…ん、ごめ゙っ…んっ」
「イきながら言われてもなぁ…?」
「反省の色が見えないんだけど」
「ほ、んと、ぉ゙っ…んぁっ、ごめ…ぁ゙っ」
二人から責め立てられ、更に罪の意識が俺にのしかかる。必死に謝罪の言葉を並べようとするが、奥を突かれると喉に引っ掛かって上手く出てこない。スルスルと抜けて出てくるのは喘ぎ声だけだった。このまま二人を寒い外に出して帰ってもらうのも申し訳なくなってくる。じゃあ俺が自腹でホテルでも取ろうか。若しくはすぐ洗濯してから俺の服着せて後日服は返すとか…。
「『泊まって』って言えよ」
「ぇ…っ?」
「俺、まだキヨと一緒に居たいな〜。こんなんじゃ足りないし」
「と、まり゙…ぃ?」
「そうそう、言ってごらん。『泊まって下さい』って」
ガッチさんがピストンを激しくしながら頭を撫でて諭す。優しい笑顔と口調にトロンと眉と目尻を下げれば、ほら、と急かされた。うっしーが耳を食みながら言っちゃえよ、と俺の背中を後押しする。
「っん…ふたり、とも…っ、とま…ぁって、くだひゃ、ぁっ…?」
「やったぁ、じゃあ泊まってこうかな」
「今日はもう寝かせねぇぞ」
何時ぞやの実況で言われたセリフを思い出し微笑する。まさか視聴者も本当に俺が寝かされない事になるなんて思ってもいないだろう。俺も思ってなかったのだから当たり前だ。確かに言葉通り、今日は寝れないかもしれない。ヤクが効いた今、逃げる余地なんてもんは残されている訳もなく。
「キヨっ、キヨ…可愛い…」
「ぅ、ん゙…!ふ、ぁっ!」
名前を呼ぶ度強くなるピストンに意識が戻される。とちゅ、とちゅ、と急に優しく突いたり、気を抜いて呆然としていれば激しくされたり。様々な方向からイジメられ、もう睾丸は空っぽだ。腹の下を締めて痙攣し、メスイキを繰り返す。先程噴いた透明なションベンの感覚が忘れられない。メスイキも気持ちいけど、もう一度、あれが欲しい。
「あっ…ん、ぁ…はっ、ん!」
「またメスイキ?オンナノコみたい」
「おれぇ…っ、ちが、ぅ…!」
「精液無駄打ちしても仕方ねぇし、メスになる方がいいんじゃねぇの?」
反論出来ず、ただ下唇を噛んで黙り込む。唇にうっしーの指が添えられ、無理矢理口を開けられた。舌先を摘むような仕草に唾液が口の端から垂れる。すると唐突にガッチさんの大きな手が俺のソレを扱いた。精液と先走りで滑りが良くなった全体を優しく包まれる。鈴口を手の平でくるくるとされれば、快感で腰を畝らせた。またさっきのがくる。
「はなっ…!はなひっ、てぇ…!でるっ!でちゃ、ぅ゙…ぁ゙っ〜〜〜!!」
「ぅわっ!はは、かかったぁ」
笑い声に視線を移すと、顔を洗っているのかと錯覚するほど頬やら鼻やらを濡らしたガッチさんが眼鏡を外していた。カーッと顔に熱が集まるのが分かる。なんてことをしてしまったんだ。すぐに上体を起こし、ガッチさんの顔をティッシュで拭う。
「ごっごめん!ガッチさん…俺」
「ん〜?全然大丈夫だよ、キヨ」
「ゎっ…」
拭う腕を掴み、俺の手ごとかかったそれを舐める。色気のある表情に思わず声が漏れた。赤い舌を出し、優しく指に添われる。眼鏡を外したガッチさんの顔を見るのは久々で、何だか変な感じがした。レンズ越しではない青みを帯びた茶色の目に心臓が跳ねる。瞳に映った俺の顔は、見惚れている様だった。
「なんだよキヨ、俺ん時はしなかったクセに」
「あん時は余裕無かったんだよ!…初めてだったし…」
「はいはい、体倒して。続きしよーね」
肩を押され再びうっしーに体を預ける。ナカが動き出すと忘れていた快感を思い出した。結腸に嵌った亀頭が抉る度、ぴゅくぴゅくと弱々しく白濁を出す。目の前がフラッシュして、頭の中でチカチカと音が鳴った気がした。
「ぁ゙、あっ…、ぉ゙っ…!ん゙っ!」
「気持ちいなぁ?キヨ」
答える前にうっしーに口を塞がれる。程良い力加減で舌先を吸われ、上顎を撫でるように舐められた。腰が浮いてばっかで恥ずかしい。やり返したくて、うっしーの後頭部を掴んで引き寄せる。一瞬うっしーは目を丸くしたが、すぐに細めて俺の頬に手を添えた。耳の中に指を入れられ、体中にリップ音が響く。舌をくっつけながら唇を離し、唾液が口元に伝うのを味わった。ピストンを緩めたガッチさんが、白濁まみれの腹を撫でながら呟く。
「ねぇ、分かる?俺のここまで挿入ってるよ…キヨ。おへその真下、ここ」
「あ゙っ…!?それ゙、やっ、だ…〜〜〜!!」
「…あらら、お腹触られただけでイッちゃたの?」
クスクスと笑って俺を見つめる。ガッチさんのが自分のナカに挿入ってる事実を再認識され、興奮でイッてしまった。改めて媚薬の凄さに感嘆する。
「はっ…そろそろイケそ…っ」
「んっ!あ…がっ、しゃ…イッてぇ…?」
「…っ、ちゃんと全部受け止めてね?」
結腸をトントンしながら、顔を此方に近づけて耳元で甘く囁いた。俺は何度も首を縦に振り、精液を待つ。浅い所まで抜かれて、そこから一気に前立腺を抉りながら結腸まで突き上がった。最奥部で動きが止まると、熱いものが注がれる。
「ふっ…」
「でて、る゙ぅ…!ん、あ〜〜〜〜…!」
腰を大きく仰け反らせながら、何回目か分からない絶頂を迎える。ナカからソレが抜かれ、肩から脚を降ろされると、額にちゅっとキスされた。
「お疲れ様」
その言葉を最後に、俺の意識は途絶えた。
其の四─事実と真実─
それから俺達はお互いに愛を伝え、三人で正式に付き合う事になった。突然の出来事から始まった恋だったが、二人を好きなのは事実なので、スムーズに交際は続いている。惚れ薬の存在をぼんやりと思い出しつつ、些細なものとして割り切った。もしその薬のせいだとしても、俺は今幸せなのだから、別にいい。レトさんにはいつの間にかバレていたが、前からキヨくんのことは相談されてたし、と特に驚く様子もなかった。相談されていたのに薬には首を突っ込まなかったのかよ、と考えたりはしたが、もう過ぎたことだ。レトさんとのLINEの画面を見ながらあの日を反芻する。そんな悪い思い出じゃ無かったかもな、なんて都合のいいことを考えながら、スマホを置いて両隣に居る恋人に視線を移した。
「スマホじゃなくて俺らに構ってよぉ」
「今構おうとしたの」
「じゃあえっちな方で頼むわ」
「なんだえっちな方って」
両腰に手が添えられ、頬にキスを落とされる。軽いバードキスだが、腰や腹の触り方に興奮が募った。脚をくねらせながら腰を浮かせば、シャツの下に手が入り腹を直接撫で、ベルトに手を掛けられた。
「…先に風呂入る?」
うっしーから聞かれるが、俺は首を横に振る。いいの?と再確認されても、意思は変わらない。
「もう、準備…してきたから…」
そう呟くと、ガッチさんに姫抱きされそのまま寝室まで運ばれる。ベッドに優しく降ろしながらガッチさんは笑みを浮かべた。
「…いい誘い方するようになったじゃない」
黒のVネックを脱いだガッチさんの筋肉に軽く酔う。寝室の扉が開くと、玩具が入った段ボール箱を持ったうっしーが覗いていた。
「キヨがその気なら、激しくしてやんねーとな?」
悪戯を企む子供のように口角を上げる。二人の笑顔にゾクゾクと身を震わせ、妖艶な仕草で軽く脚を立たせぱかっと開いた。距離を詰めたガッチさんとうっしーが口々に言う。
「本当キヨって俺らのこと大好きだよね」
「前までツンツンだったのに、素直になっちゃって」
「…うん、好き」
「はは、可愛い。今日止まんないかも…」
キヨが疲れて寝た後、俺とガッチさんは晩酌をしていた。
「キヨ可愛かったねぇ」
「ね、結局ゴム全部使い切ったなー…また買いに行かなきゃじゃん」
「そろそろ店員さんに覚えられそう」
「『こちら(ゴム)ですよね?』つって?」
キヨを起こさないようにクククと声を抑えながら酒と深夜テンションで二人して笑う。
「…キヨ俺らのこと好きって言ってたね」
「あー…確かに」
「惚れ薬のせいって思ってるかな?」
「もし思ってても、これはもう言い逃れできないっしょ…プラシーボ効果ってマジであるんだな」
「ねー。…この事って秘密にしといた方が良い?」
「墓場まで持ってくよ」
馬鹿だなぁ、キヨ。
惚れ薬なんて、入ってねーんだよ。
完結です!!!!!
もうちょっと書きたかったけど、思い付かず断念。ファンアートとか描いてくれる方は自由に描いてください!!!コメントしてくれたら絶対見に行きます!!!!!!
長く拙い文でしたが、ここまで見てくれてありがとうございました!!!!
コメント
3件
ゔ……惚れ薬入れてねぇからほんとに好きだったんだねぇぇぇッ…… 店員に覚えられそうで笑ってしまった自分が憎い……w ヤバい ほんと 死ぬ 毎回毎回死ぬのすみませんね †┏┛七┗┓† あ、ファンアートは描きます 絶対 描かないと無理だ 私がおかしくなる(?)
うわぁぁ、寝る前に見れてよかった、いい夢見れそう、! 惚れ薬いれてないのがいい、「今夜は寝かさない」のセリフ入ってるのみてもう感激でした。ファンアート絶対描かせていただきます!