とあるサッカー部の夏合宿中、
「 幽霊が出る 」
が拡がっていた 。
最初は一番左端の部屋に寝泊まりしていた
1年のグループ
次の日は端から二番目の部屋に
寝泊まりしていたグループ
日を追うごとに幽霊を目撃した!という人数が増えていく。
そして俺が泊まっている
右端の部屋に近づいてくる
とうとう昨日、俺の部屋の隣に泊まっている
グループの所に現れたらしい …
最初は
モブ 「馬鹿言ってるな!」
と言っていたが、
流石に心配になり、隣の部屋に泊まっていた
千切にどういう体験をしたのか聞いてみる事にした
千切 「寝てるとさ … 白い着物を来た女が入ってくんだよ … 、部屋の入口の襖じゃなくて …隣の部屋との境の壁からな … 」
千切 「それで .. 寝てる部員の顔を一人一人覗き込みながら、なんかブツブツ言ってんだけど … 取り敢えず全員の顔を見た後に、首を振りながら、反対側の壁に消えて行ったんだ … 」
千切は普段から幽霊なんて信じねぇ!と豪語していただけに、その話に恐怖を感じた。
そしてその夜 __…
今日こそこの部屋に来るのか … となかなか
寝付けずにいた。
そして廊下の柱時計が午前2時を打ったころ …
千切が言っていた通りに何かを
ブツブツ呟きながら …
そして __…
次は俺の番だ …
必死で目を閉じ、寝たふりを続けたが …
俺の顔を覗き込んでいる気配はする …
謎の女 「違う … 此奴も違う … 」
その女は確かにそう呟き、俺の隣で寝ていた蜂楽の所に行った。
俺はまた薄眼を開けながら、その女の行動を観察していた。
その女は __…
隣に寝ていた蜂楽の顔を覗き込みながら
「私の子 … 私の子を …. 違う …….. 」
半分泣きながら呟いていた。
そしてふとこちらを見た。
ヤバっ!と思ったが …
一瞬目があった気がした ….
俺は必死で目を瞑り寝たふりを続ける …
ふっと笑ったような気配がした。
消えたか?と思って薄眼を開けると、
その女は俺の顔のすぐそばに …
笑いながら …
謎の女 「ふふ .. 私の子を殺したのは …. 」
といきなり俺の首を締めてきた。
潔 「カハッ”ッ “ !? 」
去年、合宿の辛さに耐えられずに夜中に
逃げ出した田中が崖から足を滑らせて死んだ。
その女はそいつの母親だったのだ ….
コメント
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えぇ 、 好き 。 🫶🏻💓 なんか この話 聞いた事あ る気がする ... 🤔💭