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⚠︎解釈、口調違い⚠︎
ついに今日は告白の返事の日。俺は早めに一人で電車に乗る。
特に意味はなく、broooockに会うのを控えているだけだ。もちろん彼には言っている。
こんな関係許してくれるのだろうか。
彼を悲しませることがないだろうか。
いつものように思考をぐるぐるさせながら電車に揺られる。
「broooock…」
なんで俺はまたbroooockのことについて考えているのだろう。もう考えはついていたはずなのに。
そんなことを思っていると電車が学校の最寄り駅に着く。俺は急いで立ち上がり、ホームへと繰り出す。
昼休みになった。俺はbroooockに駆け寄る。
「ごめん!先行ってて!」
まただ。彼は昨日からすごく異性にモテている。対する俺は、彼に支えられた人物としか認識されない。なんとも悲しい事実……
まぁ、かと言ってモテたい訳でもないし、異性に注目される勇気もない。
そういう面ではbroooockを尊敬出来る。
「ごめんごめんきんさん……って、
もしかして嫉妬してるの?」
「…!うるさいよ?早くして」
「えー…冷たいよぅ…」
俺たちはいつもより静かに食べる。
でも、それも心地いいと思えるのは隣にいるのがbroooockだからだろうか。
あっという間に残りの三限が終わり、放課後になる。俺はbroooockに話しかけられる。
「きんさん、屋上いこ?」
「はいはい。」
なんでこんなに余裕があるのか分からない。broooockの方がガチガチで余裕が無さそうに見える。
屋上に出ると、あの時とおなじ空の色をしている。真っ青で、澄み渡るような空。
「あのさ、broooock、返事なんだけど」
俺は距離を置いて彼の後ろに立ち、話しかける。
振り向いた彼の目は優しく、そして強かった。
手は震え、緊張しているのが伺える。
「俺、この一週間よく考えたんだ。
こんな…こんな気持ちで大丈夫かなって」
broooockは何も言わず、俺の目を見る。
「まぁ正直さ、broooockは頼りないし、なんかよくわからないけどさ、優しいし、周りもよく見てるなって思う。」
今更緊張してきて、broooockと目が合わせられない。
「だからさ、こんな俺でいいなら、
付き合ってください」
言い切ったぞ…!と自信満々に彼を見ると、彼は泣きそうになっていた。
「なんでお前が泣くんだよ笑」
彼はギュッと俺を抱きしめる。
「大好きぃ……」
「…うん、俺もこれからもずっと好きだよ」
「ほんとはちゅーしたいけど、こんな顔見せれないよ…」
「気持ちが落ち着いたらでいいよ」
しばらく抱き合ってゆらゆら揺れていると彼は俺から体をゆっくり剥がす。
「じゃあ改めてね……
きんとき。」
「うん」
「付き合ってください」
「こちらこそ。」
「結局、きんときはbroooockと付き合ったんだよね…」
「うん」
broooockが居ない帰り道はよく彼らと会う。
たくさん話せるし、楽しい。
「…きんときはその1週間で決めたってこと?」
「うん。そうだよ?」
シャークんはじっと考え込む。
「俺は半年も掛かったのに?」
「…まぁ個人差あるって!!」
「きんときって意外と策士だよな、」
「えっ?」
「だって1週間で惚れるわけないじゃん?
ノーマルの人が。最低もっといるでしょ?俺みたいにさ?」
……
「きんとき、元々broooockのこと好きだったでしょ。」
「シャケ…」
俺は歩みを止める。セミの声が耳に鳴り響く。
「……そうかもね?」
「きんとき、お前」
「あっ、俺ここだから!またね」
「あっ、またね!」
「…またな」
「あっついねぇ〜…」
「わかる。」
今は7月中旬。もうすぐ夏休みという季節だ。
僕たちは相も変わらず、クーラーのない階段で昼食を食べる。今日はきりやんとスマイルもいる。
「俺、トイレ行ってくるわ」
と隣にいたきんときが席をはずす。
「1個聞きたいことあったんだけど、
broooockいつからきんときの好意に気づいてた?」
「あは、バレちゃった」
やっぱり付き合いが長いきりやんにはバレるか〜……
そう。きんときが僕よりも前に好意を僕に持っていたのは知ってた。
だだ、いつからと言われたら…
「多分、恋情になった時から僕は気づいてた」
「で、結局自分も好きになって告白した、と?」
「……正直、最初は気持ち悪かった。
信用してた”親友”がそんな対象に僕を見てるなんてさ、
でもなんだか快感じゃない?」
「……」
「なんだかもっときんときを振り回したくて」
「わかった、つまりbroooockはきんときを泳がしてたんだな?」
「……かもね?」
「ただいまぁ〜」
ちょうどその時きんときが帰ってきた。
「あ、おかえり〜♡」
「気持ち悪い!!」
僕はきんさんに抱きつく。
「なんか、おまえら……お似合いだな…」