めりくりー。はい。今日はクリスマスですね。イチャイチャしてるナチ日帝が書きたかったので書きました。2人は夫婦です。
ふと窓の外に目をやれば雪がちらついている。もうすっかり冬になってしまった。最近は凍えるような寒さで外に出るのを渋ってしまっている自分がいる。
ガチャッ
そんなことをふわふわと考えながらココアを飲んでいると玄関の扉の開く音がした。どうやら夫が帰ってきたようだ。ココアをテーブルに置き、急いで玄関まで行くと、夫は幾つか紙袋を持っていた。どうやら仕事帰りに買い物に行ってきたようだ。
「ただいま、日帝」
「おかえりなさいニコッ」
そう言うと、夫は急に私を抱きしめてきた。外は余程寒かったのだろう。着ているコートが冷たい。
「ナチスさん、どうしたんですか?疲れましたか?」
心配になり、声を掛けると夫は更に強く抱きしめてきた。
「いや、妻が可愛すぎてな」
「……!?//」
「ハハッ。照れてるところも可愛いぞ」
「もうっ//」
チュッ
可愛らしい音が玄関に響いた。
「ッッ!?//」
「ただいまのキスだ♡」
顔がみるみる熱くなっていっているのがわかる。きっと今の私の顔は真っ赤になっているだろう。私がパニクっている間にも夫は自分が片手に抱えている紙袋を何やらゴソゴソとあさっている。
「そういえば今日は何の日か知っているか?」
「く、クリスマスですか? 」
なんだか嫌な気がする……
「そうだ。今日はクリスマスだからな、ケーキでも買って帰ろうと思ったんだがこんな可愛いものがあったんだ。ニコ」
夫が取り出したのはサンタコスプレの衣装であった。嫌な予感が的中してしまった。しかもただの衣装ではなく、おそらく胸の部分であろう場所はあいているではないか。しかも下着が見えるのではと心配になる程短いのミニスカ。おまけに肩出しである。
「……これがどうしたんです?」
一応聞いておくべきだろう。いや、違う可能性だってあるし。うん。きっと違う。そうだよ。
「わかるだろう?ふふ。これを日帝に着てほしいんだ。きっと似合う。」
……この人は一体何を言っているのだろう。絶っったい嫌だ。
「嫌です。やめてください。」
「いいじゃないか。それとも、私の頼み事が嫌だったか…?」
「ングッ」
これ絶対わかってやってるだろ…くそ…
「ダメか…?」
「もうっ!着ればいいんでしょ!着れば!」
押し負けてしまった。私はつくづく夫に甘い。弟たちにもこうだった気がする。何故こうなってしまうのだろう……
「ありがとうニコッ。それじゃあ早速着替えてきてくれ。」
「え」
「ん?どうかしたのか?」
「いや、その…夕食食べてからではダメなんですか?」
流石にこの格好で食べるのは嫌だ。
「今着てきてくれ。」
あ。駄目だこれは。もう何を言っても逆らえない。
「……わかりました。」
「……////」
「……」(やばい可愛すぎるだろ…)
「ぁ、あんまり見ないでください……//」
「……誘ってるのか…?」
「!?さ、誘うなんてそんな事するわけないでしょ……」(毎日抱き潰されてるのに……まだ腰痛いし٩(๑`^´๑)۶)
あーもうほんと俺の妻が世界一可愛い。いや、宇宙一可愛い…、
「日帝」
「な、なんです?」
「にゃんにゃんと言ってくれ」
あー照れてる。そこも可愛い。やばい俺の理性が。
「嫌に決まってるじゃないですか!//」
「ダメか…?」
「ングッ」(くそ。顔がいい…)
「に、にゃんにゃん……//// 」
ブチッ
こめかみ辺りで何やらなってはいけない音がした。
「な、ナチスさん?」
はあ……日帝はどれほど俺を惚れ込ませれば気が済むんだろう。もうこれは抱いていいよな?俺悪くないよな?今日は金曜日で明日は…仕事無いな。よし、抱こう。
「日帝……♡ベッド行こうな?♡」
俺はそのまま日帝を姫抱きし、寝室へ移動した。日帝は何やらモゴモゴと言っていたが全く聞き取れなかった。
窓から冷たい空気が入り込んできて目が覚めた。太陽がすっかり昇っていて眩しい。起き上がるとズキズキと腰が痛い。夫のせいだろう。 自分の方へ目線を向けると私の物ではないであろうセーターが着せられていた。恐らく夫の物であろう。夫のセーターは私の身長に明らかに合っておらず、隙間から風が入ってきて寒い。…………よく見ると痕がたくさんついてる。隠すの大変なのに。
「おはよう。かわいいサンタさん」
寒くて毛布に包まっていると後ろから夫の声がした。
「……ぉはようございます。」
夫の方へ向かおうとするが腰が痛くて立てない。それに気づいたのか夫が駆け寄ってくる。
「腰が痛いのか。そうかそうかニコニコ」
……なんで嬉しそうなんだよ本当に。こっちは痛くて仕方ないのに。
夫に苛立ちを隠せずにいると体がフワッ浮いた。姫抱きされたようだ。降りようとしたが腰が痛い為それは叶わなかった。
「さ、その格好は寒いだろう?そのままでも良いが…兎に角着替えよう。痕が丸見えだしなニヤ」
この人は本当に何を言っているのだろう。痕をつけた張本人のクセに。まあでも着替えたいのは確かだ。このままの格好だと寒すぎるし、ここは大人しく夫に従うことにした。
リビングに置いてあったココアはすっかり冷た
くなっていた。
はい。今回も読んでくれてありがとうございます。ホントはヤるシーン書こうと思ったんですけど納得いかなくて書くのやめました。難しいですね……これから頑張って練習します。ソ日帝と日日帝書きたいのに全く案が思いつかない😭
それでは。
コメント
4件
最高! お空の世界に行くかと思った……っ!
えー!!?待ってすごいセンスありまくりでしょ!(最高!) 日帝のセクシーサンタコスなんて100点!!男はそれに負けちゃう。ナチの設定が大人ぽっくTHE夫なの良い!小説の書き方も全てにおいて合格です!(←何、勝手に審査してるんだこいつは)