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今日は本当についてい無い 。朝食にはピーマンが出るやら授業中は集中力が切れて先生方に何度も怒鳴られるやら他寮生に絡まれるやらで最悪だった 。それは全て 、朝いきなりキスなんかをしてきたエースのせいだ 。今平然とした顔で僕の隣を歩いてる此奴は何を考えているのだろうか 。それともこんなに考えているのは僕だけなのか?だからこんな平気そうにいつも通りの日常を送っているのか?
グ「 おいデュース 、デュース!!オレ様の話をちゃんと聞いてんのか! 」
♠︎「 うお?!な 、あ 、嗚呼 、悪いグリム 。なんだ? 」
そんな考え事をしているとグリムの声が聞こえて吃驚する 。
グ「 ふな “ ッ!やっぱり此奴聞いてなかったんだぞ! 」
監「 デュース大丈夫?今日はなんかずっと上の空って感じだけど … 。 」
聞いていなかったことに怒り 、グリムがその大きな瞳をキリッとつり上げる 。その中で 、監督生が心配そうに僕に聞いてくる 。僕 、そんなに上の空だったか?自覚が無かった 。だが 、確かに今日は失敗ばかりで上手くいった事は全くと言っていい程に無かった 。… 本当に僕は上の空だったんだな … 。
グ「 どうせまたエースの奴と喧嘩でもしたんだぞ〜 」
監「 そうなの? 」
そう言うと僕とエースの方をじっと見る 。なんて返せばいいか分からない 。朝 、エースとキスした事がずっと気になっていて授業に集中出来ていなかった 。何て言えるはずもなく 、眉を下げて無言のまま静かに視線を下に向けた 。
♥「 いや〜?別にしてねーけどー … あ 、今日朝食にピーマンが出たからじゃね? 」
エースが冗談めかしてそう言う 。「 な? 」と此方を向いて言う 。
♠︎「 え … あ 、嗚呼!そうなんだ … 実は朝食にピーマンが出て … 」
グ「 それで今日変だったんだぞ?ピーマンだけでそんなになるなんてデュースはお子様なんだぞ! 」
なんて揶揄われたが 、そんな事よりもこのバレたらどうしようという緊張感のある空気から逃れられた事に安心して 、腹立ちなんて起こらなかった 。エースに感謝をすべきなのかとも思ったのだが 、こうなったのはエースが原因なので感謝するのは辞める事にした 。その後 、何気ない会話をグリムや監督生と交わしてそれぞれの部活に向かった 。1つだけ気になった事は 、エースが僕を庇ってくれた後、全く話さなくなった事 __ 。