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ビームから逃げている途中で石につまずき、4んだかと思っていたジョセフ。しかし、魔理沙の手により、ジョセフもアメリカ達も助かっていたようだ。一見落着…とはいかず、魔理沙曰く「香霖堂に自身の体に合う小さい箒を取りに行く、だから飛べない奴は他に空飛べる奴に頼め」という事だった。パラワドは駄目、アメリカも無理…もう駄目かと思った矢先、404が目覚めた。スゴい面倒臭いと思いつつも、何とか頼むことができた。そして香霖堂に着いて──
カランコロン♬
「香霖ー !来たのぜ!」
ドアを開けた先にいたのは、眼鏡をかけた、和服姿で銀髪の男の人。この店の店主だろう。
店には見たことのあるものないもの、色々な物がある。
「その声は…魔理沙かい?今日は色々仕入れて…おや」
店主の人は、眼鏡の位置を直す仕草をしながら、僕達に視線を向けた。
「…外来人か。魔理沙、この人達は何処で見かけたんだ?」「皆魔法の森だぜ」「4人も…」
あの森、「魔法の森」っていうんだ、意外とシンプルだな… というか、慣れてるのかな?今の状況…
「中々深刻みたいだね、今回の【異変】。」「ああ」
「…あの、【異変】ってなんですか?」
「まあ、聞き覚えないよな。【異変】っていうのは、この幻想郷がどこかおかしくなることだ。例えば、紅い霧が出現したり、春がやってこなかったり、夜が明けなかったり…色々だ」
隣にいる、404さんが顎を手で触りながら、魔理沙さんに聞く。
「そんな季節や時刻に関係する異変が…で、今回の【異変】っていうのは?」
「今回は…能力に関する【異変】だな。能力を消される…または「奪われる」異変。私も奪われちゃったんだがな」
そう言って、彼女は自分の体を指差す。
「能力を奪われる異変…通称〈虐殺人異変〉。能力を奪う元凶の行動から、そうつけられた名前だ。元凶の攻撃を一度でも受けると、能力を奪われた状態〈迷霊化〉になる。迷霊化はなぜだか知らないが、罹患者の体を小さくする。私も本当は約150cm位あったんだぜ」
「…尺?なんだその単位、フィートとかヤードじゃあないのかよ?」「センチじゃないんですか?」
「尺──確か、俺の犬の昔の長さの単位だって聞いたことがあるな…何フィートだったっけ」
「約5フィートだな、センチに直すと約150cmだ」「へー、何処で知ったんだ?」
「まあ、色々な多次元宇宙を渡り歩いてきたからな。大体の単位は知っている」「へぇ」
ジョセフさんは404さんの話に少し呆れながら相槌をしている。
「…魔理沙、話を続けてくれ」
「で、その〈迷霊化〉した元凶は、〈迷霊化〉してるかどうか関係なしに、誰一人顔をよく覚えていない。思い出そうとすると、頭にモヤがかかったように、元凶の姿形がぐちゃぐちゃになってしまう姿しか思い出せないんだ」
「…成程、ちなみに〈迷霊化〉の名前の由来は?」
「まだこの世を彷徨う、迷える霊のようと言う事で、〈迷霊化〉だ」「成程…」
「この【異変】は、この幻想郷において大きな影響を与えている、神や賢者達を〈迷霊化〉させてしまうかもしれない。現に賢者の一人がこの前〈迷霊化〉してしまった。これ以上、犠牲者が出ると元凶に抵抗できる、能力の強い者がいなくなり、幻想郷が非常に危うい。
──だから、君達…〈外来人〉の手を貸してくれないかい?」