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なんの変哲もない日曜日。いつもより日差しが強く、ノースリーブや半袖、帽子を被っている人が多かった。その沢山の人の中、七分丈の自分は逃げ込むようにカフェへと向かう。家に居てもすることはゲームだけなので、久しぶりに外に出たが、 結局カフェに逃げてスマホを弄るだけだ。外に出た意味、あったかな―
「いらっしゃいませー」
自分は人気の少ない窓辺へ向かう。案外、冷房が効きすぎたこのカフェには丁度いい席で、何時間でも入れそうだ。
「あ、こ、ココア一つ。」
「わかりました。」
注文を済ませてから、スマホを取り出す。そしてネットニュースを開きそれを眺める。これくらいでしか世間を知ることができないからな。暫くニュースを見ていると、ココアが届いた。でもホットで、飲むのには時間が掛かりそうだ。
それにしても、ほんとに気持ちいいな。この席。真面目に寝てしまいそうだ…
「ん…」
寝てしまった。今は何時だろうか。日差しが出ているのであんま時間は経ってなさそうだけど…
「あれ?」
見渡す限りには誰も見当たらない。閉店時間…ってわけではないだろうし…まあ兎にも角にも出るしかなさそう。そして寝起きの重い体を起こし、ドアへと向かい、戸を開けようとすると―
「え?あ、あかない…」
ドアが開かない。いや、開かないというより、鍵穴が埋まってる?鍵が閉まってる状態で、鍵が壊れた感じ。
とりあえず、ここを調べよう。そうすればなんとかなるかも?
「よし!調査開始…」
「…」
「恥っず。」
調査開始!という言葉が一人のカフェで響き渡り虚しくなる。ここでやっていけるかな…
自分が一番気になったのは、関係者以外立ち入り禁止の部屋だ。ここなら、何かあるかもしれない。
「よし、開けるぞ…」
そしてドアノブに手を伸ばす
「失礼しま‥ってうわあっ!?」
ドアを開けると自分は激しい光に包まれた。
「目…開けない…」
それと同時に謎の眠気が来た。
「さっき…寝た…ばっか…」
そうして自分は目を閉じた。
「ん…わ、ここ、どこ…」
目を開くとそこは電脳世界のような場所で、サイバー空間に目を輝かせたと同時に、自分の服が違うことに気づいた。そして、自分の物じゃないスマホを抱えていた。そして少し周りを見渡そうとすると突然
『ようこそ■■■■■■■■■■へ』
肝心の此処の名前は雑音でかき消された。そして謎の声は話を続ける。
『名前を登録してください。』
【次回予告☆】
見知らぬ場所で始まったバッテリーがなくなると死んでしまうリアルゲーム。果たして主人公はバッテリーを切らすことなく、ゲームをクリアできるのか…?
【選択】
今回は無いです。この子ちゃんと名前あるので。