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テラーノベル(Teller Novel)
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行き先もわからないまま

停車すること無く走り続ける電車。

僕と同じ気がした。

行く宛てもなく

ただ、電車に乗り込み

黙って座って何も考えずにいる。

ぼーっとしてれば

いつか、行きたい道に辿り着く。

そんな事を思ってしまっている

ビルを何本数えても

景色が変わろうとしていても

何も思うこと無く

前に進んでしまった。

悩む事さえ、忘れかけていた。

信じることに疲れて

ゆっくり時が止まった瞬間を

僕は見てしまったようだ。

途中下車した時には

気が付かなかったけど

どこまでも行ける便利な世界に

なったんだなって実感した。

行き先を考えて行こうとすると

脳が疲れてしまう。

気がついたら終点地だった。

何も考えないっていい事もあるけど

少し怖いなって思った。

電車を降りた僕。

不思議な気持ちでいっぱいだった。

途中下車したはずなのに、、、、

冒険をしたような気分で帰った

あの日の事は誰にも言ってない

いや、言えないのかもしれない

信じてくれる人なんていないから

終わり

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