テラーノベル
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空は、どこまでも晴れていた。
その青の中、誰より小さな影が走っている。
「スマイル溢れてきたで〜!!」
エミ ララ
笑見楽々は、今日も笑っていた。
眩しいくらいの笑顔。
ピカピカの関西弁。
小さな体に、はち切れそうなほど詰め込まれたエネルギー。
誰がどう見ても、クラスのムードメーカー。
だけどその目は――
たまに、ふっと遠くを見る。
まるで、何かをずっと心の奥に、しまい込んでいるような。
「らら、また言ってるねw」
「うんw。でもあの子が言うと、本当に元気出るよねw」
誰かが、ぼそっとつぶやいた。
でも彼女は知らない。
あの“スマイル溢れてきたで〜!”の一言に、救われている人がたくさんいることを。
彼女自身が、誰かのヒーローになりつつあることを。
この物語は、
“なぜ彼女が笑顔を貫くのか”を知る物語。
そして、
**「スマイルが溢れる理由」**を、
あなただけが見つけるための、物語。
やる気になったら続き書きます。
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