テラーノベル
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「髪色いいね、オッドアイも、口ピも」
俺の容姿に次々と視線を移して、褒めてくれる元貴。
メイクや着替えが終わりゆっくりしていると、俺の少し後に準備の終わった元貴が俺に近づいてきた。
「口ピはちょっと邪魔だけど」
「似合ってるからいいじゃん」
「元貴は??前髪最近ないじゃん」
前髪なしも好きだが、前髪があると可愛いらしさが増して個人的に好評だ。
「今日の衣装合わないよ」
元貴の今日の衣装は、真っ赤なタキシードに、赤のネックレス。眉毛には眉ピアスが付けられている。
確かに今日は髪を上げる方が合いそうだ。
レコやプライベートで髪の毛をセットする事はないが、視界に入るのが邪魔とか言って結局かき上げてしまうのが残念。
そろそろロスしてきそうだ。
「なに、恋しい???笑」
「そりゃ…ね」
そう言いながら元貴の髪に手を伸ばすと、強く手を捕まれ下にストンと落とされてしまった。
「髪の毛セットしたのに下りてきたじゃん!!」
「ぇあ、ごめん」
どうやら少し当たってしまったらしい。
「…」
鏡を見つめ黙って少しだけ下りてきた前髪を弄っている。
「こっちの方がいいかも」
「ヘアメイクさーん、今日やっぱこっちで」
「若井ありがと」
「手当たっただけよ…笑」
…いい髪型に変えたご褒美にどこかで前髪ありにしてもらおうか…。
なんか前髪ネタ2回目ですけども…。(すみません)
短編久しぶりです。両立は難しい!!
コメント
9件
やっぱり切り取り方が凄い!✨ どうやって短く纏めてます? 前後のお話付けたくならないですか? 付けるとごちゃるんで、この配分で切り取れるのが…ホンと…尊敬です✨
かけてよかったですねリクエストしたかいがあった要素なかったけど