こやなみ
⚠️ちゅうい
例の部屋
自慰あり
♡、濁点あり
↓本編
視界が明るくなり、目が覚める。俺はなんで寝ていたんだろうか。寝る前の記憶がない。
そして何より、此処は何処なのか分からない。全面が真っ白い部屋だ。
周りには机があり、机上には何やら様々な道具らしきものが置かれている。
俺は大きなベッドの上にいる。
…そして、隣で眠っているのは、俺のチームメイトの伊波ライだ。此奴はなぜ此処にいるのだろう。
まったく、気持ちよさそうに眠りやがって。
とりあえず出口を探すが見当たらない。
壁を思い切り蹴ってみるも、びくともしなかった。
終わった。ライのハンマーがあれば壁を破れるかもしれないが、持って来ていないようだ。
そういや、机に何か置いてあったな。何か手掛かりがあるかもしれない。
机の上を見やると、予想外のアイテムが沢山。
『は…?これ…』
所謂アダルトサイトでしか見かけないような、ソレ専用の道具や、媚薬と言われるものが無造作に並んでいる。
驚いて思考がフリーズしたが、机の中央にメモが貼られているのを見つけた。
メモを見ると、こう書いてあった。
“イかないと出られない部屋 1人1回以上イけたらドアが出現します 机の上の物は自由に使ってください”
『はぁ…!?』
机上のものにも驚いたが、このメモを見てそれ以上の衝撃を受けた。
というか何だこのふざけた内容のメモは。
なんで仲間と同じ部屋でこんなことシないといけねえんだ…!
不意に背後から足音が聞こえたので、慌てて振り返ると、眠そうに目を擦るライがいた。
『なんだ、ライか…』
「なんだってなんだよ!」
正当なツッコミを入れられる。寝起きで声はふにゃふにゃだが、素早いツッコミ。流石ライだ。
そんなことより、この状況はまずい気がする。
ライにこのメモを見せたくないし、このまま閉じ込められているわけにもいかない。
もしかすると、ライが何か知っているかもしれない。
『ライ、ここがどこか知ってるか?』
「ううん、知らない。だから小柳に聞きに来た」
『だよな…』
「その反応はもしや、小柳も知らないな?」
『ああ』
「だよなぁ…」
やはりライも知らないようだ。
「てか、机に何置いてあんの?」
まずい、ライに知られてしまう!
「見てくる」
『ちょ、ライ…!』
俺が止める間もなく、ライは机を覗き込む。
「…!なにこれ、?!」
『…はぁ…』
見てしまったならしょうがない、それならむしろメモも見てもらおう。
『ライ、そのメモも見てくれ』
「うん…?」
「…!」
ライがメモに目を通す。目を丸くして、顔を真っ赤にしている。
照れているのか?可愛らしい。
「ねえ、小柳…これ…」
『あぁ…やるしかなさそうだ』
「っ…!!///」
『…とりあえず、それぞれでシよう』
『いいよな?』
「っ…うん…」
ライが不安そうな顔で頷く。
『じゃあ俺はここで反対向いてするから、ライはベッド使いな』
「わ、わかった」
「じゃあねっ!」
そう言ってライはベッドに走っていく。
…さあ、まずいことになった。
さっさと終わらせてしまおう。
机からローションを取り、ズボンと下着をずらしてモノを露出させる。
まずは勃たせなければいけないが、俺は既にこの状況に興奮してしまっていた。
自分でも変態だと思うが、ライが今、同じ部屋で、俺と同じように自慰をしようとしているのだと考えると…
そういう訳で、早速俺は大きくなった自身を上下に擦る。
『っ…、ふっ…』
何故かライのことを考えてしまう。くそ、なんだこれ…
ライの赤く染まった頬、困ったように下がった眉、涙が膜を張って今にもこぼれ落ちそうな、細められた瞳、艶やかな唇に薄く開いた口、そこから覗く真っ赤な舌先、白い頸を伝う汗…
ライの扇状的な顔が頭に浮かぶ。全ては俺の妄想だが。
なんだ、俺、ライのこと…、、
息が上がり、手の動きが速くなる。
そのまま続けていると、ライの喘ぐ声が聞こえてきた。
「あっ…♡、んっ〜、んぁ…♡」
ライ、女みたいなかわいい声を出すんだな。
「やぁっ♡ぁ//、んっ…♡ひぁ…♡♡」
かわいい、ライ…
エロすぎる声を聞かされて、今さっきライへの気持ちを自覚した俺は限界だった。
『はっ…ふーっ…♡』
快感が押し寄せ、耐えきれずに吐精する。
『っう…♡』
『はーっ、はー…』
…とりあえず俺はメモの目標を達成した。
ライをおかずにイってしまった事を考え、やってしまった、と思った。
もう戻れない気がした。
だってライは仕事仲間であり、友達だ。
その上あいつは男だ。それも、性格の面だけで言えば男の中の男だ。顔と声がかわいいだけで。
罪悪感に襲われる。
しかしその思考は、耳に届く甘い声によってすぐに遮られた。
「んぁ♡はっ…♡、っあ、あ♡♡」
『ライ…?』
「んっ!?♡、なにっ?」
『俺は終わったぞ、ライは大丈夫か?』
「あ、まってぇ、♡ん♡まだぁ♡」
こんな声を聞かされて大人しくしていられない俺は、聞いてしまった。
『…手伝うか?』
言ってから、しまったと思った。
「っ♡、うんっ、ろぉ♡…てつだってぇ…♡♡」
『っ!?』
『わかった、』
まさか了承されるとは思っていなかった。どうせいつものようにナチュラル暴言が飛んでくるかと思ったのに。
俺はベッドに登り、ライの後ろから声を掛ける。
『ライ、来たぞ』
「んぁ♡っ〜♡、ろぉ♡」
ライは手を止めて惚けた顔をこちらに向ける。あまりに刺激が強すぎる光景に俺のモノはまた元気を取り戻しているが、気づかないふりをしてライに話しかける。
『っ、どうすれば良い?』
「ろうが…さわって…?///」
『っ!?』
ライがあまりにも可愛い発言をするので、面食らってしまい、何も言えなかった。
俺がライを背後から抱きしめるような形で、ライのモノに触れる。
「ひぁ♡」
ライが小さく声を上げる。
身長差もあるのだろうが、俺のと比べるとかなり小さくて、それすら愛おしく思えた。
『…いいか?ライ』
「ぅん、いいよ…」
許可を得たので、ライのモノを優しく擦る。
「ん゛ん〜っ♡あ♡…っろお…♡♡」
『なに?♡』
「あぁっ♡、は、きもちぃ…♡んっ♡」
快楽に負けて本音が漏れてしまうライが愛おしくて、擦る手は止めないまま、ライの身体をぎゅっと抱きしめた。
…そういえば、机の上のアイテムを使っていないよな。
効果があるかは分からないが、せっかくだから、と俺は媚薬を手に取り、少量を口に含む。
そしてそのままライの唇に口づけし、媚薬を流し込む。
「ん゛ぅ〜!?♡んっ、んく…♡ぷはっ!」
『はっ…♡』
「はーっ♡…はぁ…♡?ろぉ…??♡」
媚薬を飲ませることに成功したので、ライのモノを扱くのを再開する。
「あ゛ぁ〜♡♡っあ、ろうっ♡♡」
『ライ、気持ちいいか?♡』
「ん゛♡、うんっ♡、っああ♡」
ライはもう限界が近そうなので、手の動きを速めてみる。
「あ゛あっ♡、ん゛ぅ、//っは、♡」
「ろぉっ♡だめ、でちゃ、あっ♡♡」
『出していいよ、ライ』
「でるっ♡♡、あッ//っで、ッ〜〜〜♡♡♡」
ライの矯声が余裕のない様子になり、背中を反って精液を吐き出した。
ライが自分の手でイってくれたという事が、何故かすごく嬉しく思えた。
「はあ♡、はぁっ♡」
ライが息を整えている間、頭を撫でて落ち着かせる。
しばらくして落ち着いたライが恥ずかしそうな表情で口を開く。
「ありがと、ロウ」
『おう』
「…オレ、もうロウじゃなきゃイけない、かも……」
『っ!?』
「あ、ごめ、変なこと言った…忘れて!」
『…またやってやろうか』
「へ!?///お、お前その冗談はよくないって…!!」
『本気だ、って言ったらどうする?』
「…!!」
「…っ…シて欲しい、かも…//」
『っ、可愛い…』
「ロウ!?何言って…!!」
やばい、ついに声に出てしまった…!
『!!いや、そのッ…』
「…嬉しい、けどさ…//」
『は…!?』
「びっくりした、だけ」
「…ロウ、オレの事どう思ってるの」
『は?』
「…オレの事、好きなのかな、って…」
「なーんて『好きだよ、ライ』
言ってしまった。もう戻ることはできない。
ライの両手を握り、視線を合わせる。
ライは元から大きな目をさらに大きく見開き、こちらを見つめる。
『…ライ、愛してる』
『俺と付き合ってくれないか…?』
顔に熱が集まる感覚がする。心臓がやけに五月蝿い。
「っ、オレも好きだよ、ロウ。だいすきっ!」
「…これから宜しくね、ロウ」
ライが目を細めて本当に嬉しそうな顔をするので、感情を抑えられずに抱きしめる。
『…ありがと、ライ』
「えへへ…大好き、ロウ…♡」
全く、この状況の告白なんて、ムードなんてものは微塵も無い。
それも俺たちらしくていいかもしれない、なんて思った。
…ところで、目の前でライがイくのを見て、俺が勃起を抑えられる訳もなく…
『…なあ、ライ、これどうにかしてくれねえ…?』
「は?あ、お前、なんででかくなって…!!」
俺はライを押し倒す。
もう恋人同士なんだから、こういう事シてもいいよな…♡
「あっ、ばか!ん、やめっ…♡!!」
ライは、口では反抗しているが、表情から期待しているのが丸わかりだ。それに、さっきの薬の効果かもしれないが、ライのモノは緩く勃ち上がっている。
もう既にこの部屋の鍵は開いているだろうが、ライにはもう少し付き合ってもらおう。机の上の道具も気になるしな。
もう暫くは出られなさそうだな、ライ♡
あとがき
なんかめっちゃ長くなりました(当社比)
あと展開がジェットコースターすぎる
書き溜めてたストックがまだあるので、無くなるまでは(できれば)毎日投稿したいと思います!
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