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#トドヒュ
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日奈
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コーギーズ💫
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アメリカ:(急にどうしたんだ?ロシアから連絡が来るなんて)
突然の連絡だった。もうそろそろ帰ろうかと思っていた矢先にロシアから「今日、会えないか」と連絡が来た。俺はなんとも言えない不快感と高揚感を胸に抱き、雪が降って積もった街でロシアを待った。
?:早いな。アメリカ
アメリカ: お前が遅ぇんだよ。ロシ…は?
なんでここにアイツが?ソ連が?ソ連は、崩壊んだはずだろ?
ソ連:かなり混乱してるようだな。世界のヒーロ一様
あの顔、あの声、人を小馬鹿にしたような言葉遣い。それに俺の直感が言っている。間違いなくソ連だと。
ソ連: 俺がなぜここにいるか知りたいか?
アメリカ: あぁ、知りたい
ソ連: ロシアが日本に頼んだんだ。先祖返りをさせてくれって。そしたらこの通り俺が出てきたってわけだ
日本をニッポンと言う癖も相変わらず健在らしい。それより、先祖返り?
アメリカ: はあ?なんだそれ
ソ連: 先代に戻る妖術みたいなものだ
意味が分からない。一旦自分の頬を引っ張ってみる。痛い。現実だった。その時、ある最悪な予感がよぎった。まさか…そんなことないよな?俺はその考えを自分の空想にするためにソ連に直接聞くことにした。
アメリカ: ロシアはどうなってんだ?
返ってきた答えは沈黙だった。その沈黙が何よりも雄弁に語っていた。
アメリカ:まさか、もういないのか?
ソ連: あぁ、そうだ
アメリカ: 俺のせいだ。俺がロシアにお前を重ねすぎたから。俺がロシアのことちゃんと見ないから…
ソ連: 違う。これはロシアの意志だ。それに元は俺のせいだ
アメリカ: はあ?
ソ連: お前は代替わりを経験してないから知らんかもしれないが、その時に後継に未練を託せるんだ。俺はそれを利用してお前が一人にならないように頼んだんだ
ソ連は気まずそうに目を逸らす。後悔もしているのだろう。
ソ連: ロシアはそれに耐えきれなかった。だから日本に頼んで先祖返りしたんだ
アメリカ:つまりなんだ?俺とソ連がロシアを殺したってか?
ソ連: そうなる
ソ連の言葉を理解した瞬間、笑いが込み上げてきた。なんだよ、ロシア。これで俺が幸せになると思ったか?お前が犠牲になってまで俺の幸せを叶えたかったのか?バカじゃん。こんなんで幸せになるわけないだろ。お前がいなけりゃ意味ないんだよ。しばらく笑っていたが、やがて収まりその場に座り込んでしまった。
アメリカ:一人で逝くなよ。バカ
その言葉を皮切りに、辺りに沈黙が流れる。ソ連が生き返ってくれたのは嬉しいことだが、ロシアがいないのも嫌だ。
アメリカ: …
ソ連: アメリカ。すまない
アメリカ: なにがだ?
突然、言葉を発したかと思えばソ連は無言で鎌と槌を構えた。
アメリカ: な、何して
ソ連: これがロシアの願いなんだ
その時、理解した。ロシアの願いは「俺とソ連が無理にでも心中すること」だと。……俺が死にたがってたこと、ロシアにバレてたのか。そうだ、俺が悪いからな。この結果は受け入れるしかない。それに、もう世界のヒーローなんてふざけた役、演じたくもなかった。
アメリカ: いいぜ、殺れよ
俺は両手を広げる。ソ連は驚いた表情をしたが、俺の方に向かって歩いてくる。
ソ連: 痛くはしない
ソ連はそのままに抱きついた。一瞬わけが分からなかったが、すぐに理解した。いつも間にか俺の腹とが掻き切られていた。ボトリボトリと血が流り落ちる。俺はその状態を見ていながらソ連を抱きしめ返した。やっと死ねるんだな。
ソ連:お前も俺を殺れ
アメリカ: 分かった
俺にをソ連に向けて何発か撃った。ソ連の忘れ形見である発砲音が小さい銃だったのと、雪の吸音効果で、誰にも気づかれずに銃が撃てた。
蜂の巣みたいに穴が空いたソ連は俺と同じく血を流している。でも、あの時の様に柔らかく笑っていた。
ソ連: アメリカ、好きだ
アメリカ: 俺もだ
お互いの気持ちを再確認した俺達は、そのままと雪と一体化した。
了
コメント
1件
ああもう…読んでて胸がぎゅっとなったよ🥀 アメリカとロシア、そしてソ連の関係がこんな形で終わるなんて。 「一人で逝くなよ」の言葉がすごく刺さった。お互いを想い合ってたからこその結末なのに、それでもロシアがいない世界なんてやっぱり辛いよな… でも最後に「好きだ」って言い合えたのは、せめてもの救いなのかな。 切なくて美しい話をありがとうございます🕊️