「ふぃ〜」
「これで荷物は全部ほどいたかな」
「お、だいぶ片づいたやん。まあそんな荷物もなかったけどな…。そういえば俺の充電器出てきたん?」
「あ!、、、ごめん、出てこなかった」
「なんでやねん!ほんまどこやったんや!」
「ごめんtt〜」
雲ひとつない晴天の日。
俺とttは2LDKの白い賃貸マンションに引っ越した。
前の家と比べ物にならないくらい小さくて古いけど、ttと二人で決めたんだ。
もう一度、ここからやり直そうって。
さすがにyaくんとurりんを連れてくるには狭すぎるから、二人はあの一軒家にそのままいてもらうことにした。
(「お前らがどこそこでヤッて汚したから」ってyaくんに怒られて家具家電は全部新調したしリフォームとハウスクリーニングもいれた)
「ほんま良かったん?」
「なにが?」
「urから聞いたで。事務所から連絡きたんやろ?また一緒にやろうって」
「いいんだ。また最初からやりたいんだよ」
「…未来を夢見て、一緒に歩きたい。…ttと」
「…そか、、」
「tt、、」
俺はttを優しく抱き寄せ、キスをした。
「ン、、」
堕ちたときに抱いていた悩乱も悲哀も、今は見当たらない。
でも、あの愛情が暗闇に支配されていた日々は絶対に忘れてはいけないと思う。
ttの世界を、丸ごと包み込めるように。
大丈夫、ttといれば怖いものはないから。
…でも、この気持ちは変わんないかな。
「jp♡でる、、♡」
「tt♡俺もッ♡」
「〜ぁッ‼︎♡♡♡」
「…ッ♡♡♡」
「jp、、、だいすきやで、、」
「俺もだいすきだよ、、、」
……俺だけのtt♡
end.