「 いつものとこ 、きてくれ 」
「 りょーかい 」
何回目だろうか 、この会話をするのは 。
「 はぁ 、…ッ 、」
俺は今ヒート中だ 。
そして 、いつもの空き教室でこのヒートを治めてもらう 。
相変わらず掃除がされていないこの空き教室は 、
何時も何時も 、埃臭い 。
まぁ 、掃除がされていないという事は 、人通りが少ないんだと思う 。
それでいい 。
がらら 、
「 岩泉 、だいじょーぶ ? 」
「 ん 、… 、だいじょうぶなわけないだろ 、」
「 だよね 、」
「 …じゃ 、始めよっか 」
「 おう 、…ッはぁ 、」
少なからずこいつは 、俺の事を恋愛対象として見ていない 。
何故なら 、好きな奴がいるから 。
叶うか叶わないか 、分からないらしい 。
俺にとっては 、どうでもいい事だが 。
でもまぁ 、俺の事を恋愛対象として見ていないのなら 、困る事はない 。
俺だって恋はしてるから 。
幼なじみに 。
男に 。
何時から好きなのかすら分からないけど 、
これが恋愛感情だってことは流石に俺でもわかる 。
彼奴の 、何処に惚れたのか 。
何処に惹かれたのか 。
正直分からない 。
分からないのに 、彼奴が女といるとモヤモヤして 、落ち着かない 。
これが嫉妬なんだとその時初めて知った 。
面倒臭いんだな 、恋愛って 。
そう思った 。
「 もうだいじょぶ ? 、岩泉 。」
「 おう 、ありがと… 」
「 てかさ 、前々から思ってたんだけど 、」
「 ? 」
「 なんで…その 、及川に頼まないの ? 」
「 …なんで 、って 」
「 いや 、岩泉って及川の事 、好き…じゃないのかなって 、…あと 、αだし 、」
「 …まぁ、好き 、なんだろうな 。」
「 でも 、どう足掻いたって 、彼奴の恋人にはなれねぇ 。」
「 なんで 、? 」
「 彼奴に 、俺は…こんなΩは似合わない 、」
「 …そう 、」
「 てか 、」
「 お前だって 、好きな奴いんじゃねぇの ? 」
「 なんで俺なんかに構ってんだよ 」
「 俺は… 」
「 多分 、叶わないし… 、」
「 ふーん 、」
「 じゃあ 、またな 。」
「 あぁ 、ありがと 」
「 ねぇ岩ちゃん 」
「 さっき 、どこ行ってたの ? 」
「 …知り合いんとこ 」
「 誰 ? 」
「 友達 、てかお前に関係ないだろ 」
「 まぁ 、そうだね 。」
「 恋人じゃないし 。」
「 っ… 」
最近こいつはよく ” 恋人 “ という単語を口にする 。
「 じゃあ 、また明日ね 」
「 … 」
ふら 、
「 !? 岩ちゃん !! 」
「 ッはー 、はぁッ 、」
「 え 、ちょ 、なに…っ 、?! 」
「 …おぃ 、かぁ 、」
「 はやく 、帰れ 、…ッ 、! 」
「 無理でしょ 、!! 」
「 てか 、ッ 、フェロモン 、すご…っ 、」
「 だから 、かえれっつってんだよ 、ッ 、あほ 、! 」
「 な”ッ 、このまま帰れる訳ないじゃん 、ッ 、!! 」
「 っー~ 、」
( やばい 、こんままだとあの時と一緒になる 、ッ!! )
( それだけは避けたい 、っ…! )
「 い 、岩ちゃん 、」
「 な 、んだよ 、ッふー 、”….// 」
「 ごめん 、俺…もう限界…ッッ ! 」
「 は 、ちょッ 、! 」
Next♡1000
コメント
5件
最高です🥹🥹
及岩って最高だよね💕︎ 書き方上手ぎる。
まじ無防備岩ちゃんもドS及川も大好き モブ良い奴っぽいな…!! 岩ちゃんと及川はお似合い超えて女神よまじで 大好き!!!