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〇〇魔術学園:校庭




『さぁて、、、来たは良いが、視線がイッタイ、、、。』





周りの実技テストをしている生徒は、必死にやっている生徒もいれば、私に気付いて顔をしかめる生徒、ヒソヒソ噂話する生徒。

十人十色(じゅうにんといろ)の反応をする。





(ヒロインでこの反応だろー?、、、ヴァイスさんは、、、)




大丈夫なのか、と思ったが、

初対面であの反応をした冷徹(れいてつ)そうな人なら多分大丈夫だろう。





zm

「おーい、大丈夫かぁー?」



『っは!あ、ごめんなさい。何か言いました?』



zm

「いや試験会場に着いたから声かけてみたけどな、なんも反応せぇへんから、、、。」





ゾムさんには一応護衛兼、案内役になってもらっている。私一人でこの学園を歩くとまた、迷子になってしまいそうなのでありがたい。





zm

「まぁ、周りの視線が気になるのは当然のことやけど。“今からは試験に集中してな”?」



『分かりました。ゾムさん。』



zm

「、、、なんやすっごい震えてるけど大丈夫か?」



『イエ、、、ナンデモ、、、。』






さっきの「今からは試験に集中してな?」の時すっごい圧を感じたッ、、、

(真顔だったし、、、!目元見えないけど!)



それで怖くて震えてるなんて口が裂けても言えない、、、!絶対ゾムさんを傷つけるから!






zm

「そうか?なら良えんやけど、、、。


もしかして、、、怖かったか?

俺、よく初対面のヤツに怖がられるねん。

やから、えっと、その、何が怖かった、、、?」






小動物に接するかの様に、私の顔を覗き込みながら、優しく問うゾムさん。

覗いたその顔は、エメラルドの様にキラキラした双眸(そうぼう)、スッと通った鼻筋。




あまり日に当たらないのか、肌は氷のように白かった。つまる所、イケメンだ。(確信)




そんなイケメンに近距離で訊(き)かれたら、








『ゾムさんって双眸も綺麗ですし、肌荒れもしてないその肌。雪みたいに純白ですし。


後、宝石の様に綺麗な性格をしておりますので怖い要素は無いかと。

(本当に何も無いですよ、ゾムさん。)』






心の中と言語が逆になっても仕方ないと思う、、、







◇◇◇



zm視点──






最初の印象はドジで変な挙動をする、新入生としか思っていなかった。




でも、水晶を一瞬で黒く染め、それでいて兄弟思いな性格。




嫌いでは無かった。

だって俺が生徒会だと知っても変にアピールや突っかかったりせんかったし。




大体、俺が顔をフードで隠すのはそういう面倒なイベントを起こさない為で、

コレのせいで怖がられるのも、もう慣れてしもうた。




だが、怖がられて傷つかない訳では無い。

傷つくものは傷つく。

だけど外すのも嫌や、ロクに他のヤツらと遊べへんし、キャーキャー五月蝿いし、

変な噂立たされるし。






でも────









『ゾムさんって双眸も綺麗ですし、肌荒れもしてないその肌。まるで純正の金剛石ですね。


後、宝石の様に綺麗な性格をしておりますので怖い要素は無いかと。』







そないな風に言われたら、コレを外しても良えかと思ってまうやん。





そっと照れ隠しの様にフードを深く被る、

五月蝿い心臓の音を無視しながら。








◇◇◇




視点は戻り____







(やっべぇぇぇ、、、やっちった!やっちゃったよ!これじゃあキモい女子生徒だよ!?



はうわ〜、、、オタク特有の早口ってこの事指すんやろなぁ、、、。)





『あ、あのぉ、、、ゾムサン、大丈夫デスカ?』





やらかした自覚のせいで片言(かたこと)になるアイリス。





zm「、、、そないな風に口説いてきたんはアンタが初めてやな〜っw」





『ちょ!?ちゃいますちゃいます‼︎口説いてはいません!


、、、そう!褒めたんです!だからこれ以上誤解を生むような発言はお止めくださ〜い!?』







zm「カッハハハハwめっちゃ必死やんw


少しからかっただけやし、だぁれも本気に捉えてへんって!元気出しや!w」







バシバシと背中を叩きながらも、その顔はまるでオモチャを手に入れたような子供みたいに悪い笑みをしていた。








zm「さて!前置きが長くなったな!

さっさとテスト終わらせてパーっと食べに行こうや!」





(急に真面目になったなぁ、、、)と思ったが口にはしないようにした。






zm「とりあえず、物理と魔術専攻で内容が少し変わるんやけど〜、“黒“のキミには魔術専攻のテストがオススメやで!


どうする?魔術専攻のテストにするか?」





ゆらりと此方(こちら)を見やりながら、意見を求めるゾムさん。





『そうですね。、、、因みにテスト内容は?』




zm「ん?簡単や簡単!魔術は<器用さ>と

<魔力量>、それと<火力>や!


それなら単純明快!コレからやってもらうテスト内容は───。」






同時にゴゴゴ、、、という音と共にゾムの背後に

軽く数百枚はあるであろう、[空を浮遊する的]

が出現した。




zm「さぁ!テストやでシザー嬢!この的を

いかに少ない魔力量で何枚撃ち壊せるかっ!


魔術専攻実技テスト、種目【的当て】!

スタートや‼︎」






ビーッッ!という開始音が鳴り響く。






『、、、とりあえず感覚でやろか!!(思考放棄)』


っすぅー、、、

《ヘル・サウンド(地獄の呼び声)》!!』





オオ゛ォ゛ォ゛ォ゛という決して気分が良いような声では無い叫び声をあげながら出現した異形。


いつか見たクトゥルフ神話に出てきても違和感が無いぐらいにSAN値が減りそうな見た目をしている。



バコン、バコン、と叫び声の音波で的が同時に壊れるのもあれば、連鎖的に壊れるのもあった。





(でもコレだけじゃあ、ただの一芸にしかならないし、、、もう何種類か試そうかな。出来るだけ魔力消費が少ない魔術で。



魔力を制限するなら、破壊する対象を的に集中しないと、、、集中放火に適した魔術は、っと)




パンッと手を叩き、異形を闇へ戻す。

そして数秒後、空中に手を思い切り伸ばしたかと思うと、






『《アブソリュート・ショット(必中狙撃)》

《エンチャント:追尾・障害物回避》』






ガシャガシャガシャと、数十丁もある銃が

アイリスを囲む様に出現する。


その銃は薄っすらと紫色を帯びて、的に向いて銃口を定めた。




バンッ!バンッ!バンッ!と銃口から出た弾丸が、次々に的を射抜く。





「きゃあ!」





誰かが弾道にいたのか、叫び声を上げる。

だが、その子が息絶える事は無かった。


何故なら、弾丸が当たる瞬間に軌道(きどう)

を変え、近くの的に当たったからだ。





◇◇◇






数分後───




『、、、あれ、弾切れ?全然発砲しなくなっちゃって、、、。おかしいな、、、。』



カチャカチャと音がするだけになった

魔銃(まじゅう)を見つめ何処かおかしいのか調べようとするアイリス。





zm「いや、的全部壊してどうすんねんッッ⁉︎

お前、目立ちたく無いんやなかったん⁉︎」





『、、、へ?』





ザワザワ

ザワザワ

ザワザワ





『、、、ア。』




やっちまったぁ〜〜⁉︎⁉︎






next7.ヒロインポジションを辞退したい

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