TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

shp「よし、色々落ち着いたことだし、ピコを呼ぶか」

念子召喚中…

ピ「ฅ(>ω<ฅ)ニャー!」

shp「よーしよしよし……(*-ω-)ヾ(・ω・*)ナデナデ」

shpがピコを可愛がっていると、ドアを叩く音がした。ドアを開けると、アリスが立っていた。

ア「あの、この城の案内をしていなかったから、今からしようと思うのですが、大丈夫かな?」

shp「はい、大丈夫です」

ア「よかった、では着いてきて」

shpはピコを抱き上げて、アリスの後を着いて行った。城の中はとても広く、shpはアリスに着いていくのに必死だった。厨房や談話室、植物園に温室などを見て回った。

ア「最後に貴方の寝室、私の寝室、そして夫婦用の寝室を案内するわ。」

shp「俺用の?別にさっきの部屋でいいのでは?」

ア「今のところ、男性の領主がいないからそこを使って欲しいの。あとは貴方が危険なことをしないように私の近くに置きたいから。」

shp「⁄(⁄ ⁄•⁄ω⁄•⁄ ⁄)⁄ボッッ…な、なるほど……」

ア「あ、あと、明日からはなるべく私から離れないようにして欲しいの。」

shp「へっ!?///な、なぜ?」

ア「理由は2つ。1つは私の護衛、もう1つは貴方を見張るため。」

shp「見張る…?なぜ?」

ア「先程も言ったけど、貴方が危険なことをしないようにするため。もし、村の人達に何かあれば…容赦しないわよ?」

アリスは声色を暗く、柔和な笑みを少し険しくした。

shp「(ゾクゾクッ♡)…どうやって祓うんです?武器が使えそうに見えんけど?」

ア「ふふっ、武器で祓うのが祓魔では無いわ。」

先程とは打って変わって少女のようにころころと笑う。

shp「///(な、なんだ…アリスを見ると、胸がドキドキする…病気かな…こんなの初めて…///)なるほど…///」

ア「さて、いい時間ね。お茶にしましょう」

shp「?お茶?」

ア「ええ、私のお手製お菓子と紅茶をお気に入りの場所で楽しむの。これがとても楽しみなの。」

shp「へぇ…俺もご一緒にしても?」

ア「ええ、構わないわ」

shp「ありがとうございます。」

ア「さて、お菓子を作りに行きましょうか」

shp「あ、アリス、1つ聞きたいことがあるんです。」

ア「?何でしょう?」

shp「アリスは、ここにずっとひとりでしたか?」

ア「ええ、そうよ」

shp「寂しくないですか?そして無理してないですよね?」

ア「…どうしてそう思うの?」

shp「なんとなくです。なんかそう思えてしまうんです…」

ア「まさか、悪魔に心配される日が来るなんて思わなかったわ…」

shp「俺もです、人間を…ましてや、聖女を心配する日が来るとは思ってませんでしたよ…」

ア「どうして?」

shp「…それが俺にも分からないんです。それに自分の中にある貴女への感情も分からないんです。胸が苦しくて、身体が煮えたぎるくらいに熱い感覚…俺、怖いんです…。」

ピコを強く抱き締めながら、shpは思いの丈をぶちまけた。あたかも罪人が神に懺悔するかのように。

ア「未知の体験と食べ物の恨みほど怖いものはないわ。貴方のその感情は『好き』というのよ。そして、胸が苦しくなる、身体が煮えたぎるくらいに熱い。そのことから、貴方は『恋』に落ちていると考察するわ。」

shp「…『好き』?『恋』?これが『恋』…?」

ア「貴方は私のことが好きなのね。嬉しいわ。誰かを好きになったのは初めて?」

shp「はい、そんなこと誰も教えてくれませんでしたから。」

ア「貴方は神の愛(アガペー)よりも先に、人の愛(エロース)を知ったのね。どちらも美しく尊いものだわ。」

アリスは優しく微笑む。

shp「///」

ア「さぁ、お茶の準備をしましょう。」

shp「はい」

厨房へ移動中

ア「今日はトライフルを作りましょう」

shp「トライフル?」

ア「余ったスポンジケーキをサイコロ状に切り、グラスの器にクリームとフルーツを重ねたお菓子よ。余ったケーキを再利用するために作られたものなの。」

shp「へぇ…初めて知りました。」

ア「ケーキとクリームとフルーツとかがあれは簡単にできるわ。」

shp「楽しみだなぁ、ね、ピコ」

ピ「ฅ(>ω<ฅ)ニャー♡」

ア「可愛い猫ちゃんね。名前はなんて言うの?」

shp「ピコって言います。可愛いでしょう?俺の使い魔なんです。」

ア「使い魔?神の御使いみたいなものかしら?」

shp「まあ、そんな感じですね」

ア「それにしても人懐っこいね。初めて会うのに、全く怖がらない。」

shp「もしかしたら、アリスに安心感を抱いているかもしれませんね。」

ア「まぁ嬉しいわ(*´ω`*)」

shp「はい」

ア「じゃあ作りましょう」

スポンジケーキを冷蔵庫から取り出し、サイコロ状に手際よく切っていく。フルーツとクリーム、グラスを用意する。スポンジケーキ、クリームと交互に重ねていき、最後にフルーツとチョコソースを散らしてトライフルを完成。

shp「おお!美味しそう!」

ア「ピコちゃんのも作ってあげるからね」

ピ「ฅ(*´ω`*ฅ)ニャー♡」

shp「良かったね、ピコ」(*-ω-)ヾ(・ω・*)ナデナデ

2人分のトライフルを作った後に、ピコ用のトライフルを作る(フルーツとチョコソース抜き)

ア「さて、お菓子ができたから、ベランダに行きましょう。」

トライフルと紅茶を持って、夫婦用の寝室のベランダに持っていく。

shp「わぁ…!いい景色……」

ア「ええ、ここはこの城の中でお気に入りの場所なの。村一帯を見渡せて、精霊達とも触れ合えるから大好きなの。」

shp「精霊っているんですか?」

ア「ええ、丁度ピコちゃんと遊んでいるわ。」

shp「?」

shpがピコに目を向けると、精霊と戯れるピコの姿があった。

shp「は、は、はわわわ…きゃわいい……」

ア「ふふっ、じゃあ頂きましょうか」

shp「はい、いただきます」

ア「我らが神よ、この糧が我らの血肉になることを感謝します。いただきます。」

shp「(。・н・。)パクッ(・u ・)ŧ‹”ŧ‹”…美味しい!」

ア「お口にあってよかったわ」

shp「はい!」

ピ「ฅ(*´ω`*ฅ)ニャー♡」

ア「ピコちゃんも気に入ってくれたみたいね」

shp「良かったな、ピコ」

ピコがshpに飛びつく。

shp「うおっ、ギュー(つ・ω・(-ω-*)ヨシヨシ」

アリスはshpとピコが仲良く戯れているのを、微笑みながら、トライフルをゆっくり味わった。


皆様ご機嫌よう、リコリスです。

続編が遅くなり申し訳ございませんでした。その分今回は少し多めに致しました。いかがでしたでしょうか?感想、質問、いいね等よろしくお願い致します。

それでは皆様、ご機嫌よう、さようなら

loading

この作品はいかがでしたか?

12

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚