※創作、フィクション、意味がわかると苦しくなる話、短い、声劇用 注意※
※声劇、朗読にどうぞ※
朝日が眩しく部屋を照らして
迎えた今日、
外を見ると小さな小鳥が、か弱い声で元気に歌っていた。
小さな身体には美しい羽があって もう一羽の小鳥と鬼ごっこをしていた。
自分には翼なんてないけど
空を飛べたらどんなに心地良いんだろう
よく小鳥のさえずりを聴きながら考えた
そんなことを考えても仕方ないから扉を大きく開けて世界へ飛び立つ
それが私
限界社会人、
鳥籠に入れられた小鳥は
外へ出れた時どんなことを考えているんだろう、
そう泣きながら考えた
飛びたい。何も考えずに、何も残さずに
美しい綺麗な翼で空を舞いたい、
いや、翼なんて___”必要ない”