「意識してほしい」
視線を固め、 美穂(みほ)はキラキラと目を輝かせている。
俺も視線を前へ戻すと、参列者が新郎新婦にフラワーシャワーをしているところだった。
明るくて幸せな雰囲気が、こちらまで伝わってくる。
しばらく様子を眺め、新郎新婦たちが移動して見えなくなると、美穂とどちらともなく笑い合った。
「素敵でしたね……!」
「あぁ、ほんとだね」
「あかねも、結婚式は横浜だったんですよ!写真見せてもらって、すごく素敵で、感動したのを思い出しました……!」
その話が一瞬頭に入ってこなかったのは、俺が結婚式を見ていて思っていたこと―――無意識に期待していたことと違うことを言われたからだと、数秒して気づいた。
自分と重ねかけていた俺は、同時に心の奥では美穂はどう思っているんだろうと気にしていた。
だけど今の話で、彼女にとって、結婚はまだ憧れのままだとわかってしまった。
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