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ぶるっくが、爪で文字を指した。
“僕”
“に”
“は”
“時間”
“が”
“ない”
sm「時間…?」
『ニャァッ』
“僕”
“を”
“猫に”
“した”
“人が”
“言ってた”
“少し”
“だけ”
“時間を”
“やる”
“から”
“って”
そう、文字を指し示す彼は
少し震えているように見えた。
そんなぶるっくを俺は
ぎゅっ、と
優しく、強く抱きしめた。
もしかしたら、この後、何か、深刻なことを
言われるのかもしれない。
そう思って、身構えていたのは
正しい判断だったようだ。
その後彼から告げられたこと。
それは…
“もし”
“か”
“したら”
“また”
“一緒”
“に”
“い”
“られる”
“かも”
“しれない”
sm「…ほんとっ、⁉︎」
“うん”
“でも”
“条件”
“が”
“ある”
sm「条件…」
“この”
“条件”
“を”
“守”
“らない”
“と”
ぶるっくが、さっきよりも強く震えている。
何を言われてしまうのだろう。
わからない。
俺は彼のことを優しく撫でた。
ゴロゴロと喉を鳴らす彼の瞳は
綺麗なブルーだった。
“スマイル”
“が”
“消え”
“る”
sm「…ぇ、?」
突然彼が手を動かしたかと思えば
言われたのは
俺が消える。
sm「……いやッ…でも、ぶるーくは、生きれるんだよな⁉︎」
sm「た、たとえ俺が死んでも、」
sm「猫の姿だったとしてm……」
“そして”
sm「…」
“僕”
“は”
“この”
“世界”
“から”
“存在”
“を”
“消される”
……………………………………………
コメント
3件
どうやったらそんなどっちも消えるみたいな設定を作れるんだよ!!
えっ…消えるの…? やめてくれぇぇぇぇぇ‼︎
うわぁぁぁぁぁ………両方やばいじゃん………(語彙力の消失)