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MASK

1 - 第1話 オモテウラ

2026年01月08日

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人は表と裏がある。

人に馴染み、信頼を得るのが表の顔。

その信頼を一発で壊せるのが裏の顔だ。

表向きの顔を心理学的用語では「ペルソナ」裏の顔は「シャドウ」と言う。

そんな仮面を被った人たちが、今ここに集められているらしい。

自分が目を覚ましたのはつい先ほどのことだった。

白い壁に囲まれ、ドアがある部屋に一人でポツンと寝ていたのだ。

「ここはどこだ!?」

突如として俺を襲う混乱。

「あれ?お目覚めですか?」

何にもない部屋から声が聞こえた。

「どこから声が!」

「あなたには見えないところでですよ、」

意味が分からない。

何にもないところで俺に喋りかけることなど可能なのだろうか?

「まずはおはようございます、中島 翔さん」

そこから放たれた衝撃の一言に俺の体強張る。

「何で俺の名前を!」

「中島 翔、15歳、高校一年生、身長170センチ、体重50Kg、部活は…入っていませんね。」

自分のプロフィールまで完璧に当ててきた、相当なストーカーだ。

「何だよ…」

「いやいや、これから「ゲーム」に参加するからには、現状を整理させようと思ったので。」

ゲーム?こんな真っ白が部屋からスタートか?

「準備ができたら扉を開けて外に出て下さい、それでは。」

…声が聞こえなくなった。

「は?終わりかよ!おい!ここはどこなんだ!何で俺のものが全部無くなってるんだよ!」

自分がずっと腕につけていた愛用の時計も、スマホもない。

「とりあえずここから出るしかない….」

俺は体を伸ばし扉を開けた。

ガチャ

「….!」

驚くのも当然だ。

そこには年齢関係なくたくさんの人が集まっていたのだから。

「ここはどこなのー!」

「早く出し上がれ!」

「帰りたいよ….」

色々な罵声、悲鳴が聞こえる中ひとつの声が聞こえた。

姿は相変わらず見えない。

「みなさん、気持ちよく目覚めれましたか?」

あの声だ、さっきに俺に語りかけてきた声。

「お前は誰だ!早くここから出せ!」

強面の男性が荒げた声を上げる。

「まぁまぁ、落ち着いて、「ゲーム」にさえ勝てば、安心して帰れますよ。」

「は?」

嫌な予感がする。

「今からゲームのルール説明を始めます」

「最初のゲームは影踏みです。」

「ルールは単純、3チームに分かれ、相手の影を踏んだら次のステージに行きます。」

次のステージ?このステージで返す気は無いのか?

「ちなみに踏まれた場合その人は、脱落となります。」

「脱落ってどうなるんだ?」

会場がざわつく。

「脱落は、簡単に言うと…」

「死です」

その言葉を聞いた途端、会場が静まり返った。

自分の顔が青ざめた。

え?つまり人を殺して生きろってこと?

そんな覚悟あるわけねぇだろ…..!

「そんな嘘つくな!この野郎!殺せないくせに!」

「あーあ、こういう人は嫌いなんですよ。」

「汚らわしい犯罪者たち。」

パン。

声を荒げてた人の姿形が消えた。

え?死んだのか?

あれが….死?

犯罪者?俺たちは何かしたか?

死ぬのってあんなにあっけないのか?

あんなに何にも出来ないのか?

「嘘だろ…..」

キャァァァア!!!!

会場が悲鳴で溢れかえる。

パニックになるのもわかる、まずは冷静になれ。

「ゲームはいつから始まる!」

俺は悲鳴に負けないぐらいの大きい声で言った。

「では、一時間後にゲームスタートにしましょう、ステージは「新宿」です」

「新宿….?」

「では、一時間後、ゲームスタートです。」

俺はそこで意識が途切れた。

そこで信頼が芽生え、裏切られ、人についてということを深く考えるのは

そこからまた後の話である。

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