気がつくと目の前に彩花ちゃんの心配そうに覗き込んでる姿があった。
「私、、、、、、、」
時計を見るとあと五分で下校時刻になる。
「えっ私、授業ずっとやってなかったかも⁉️」
「何、、言ってるの?優香ちゃんちゃんと真剣にやってらしたわよ?」
「え―――」
記憶にない、というか知らない。だけど頭の中には多分今日の授業でやったであろう数式や歴史人物の肖像画や美術の絵の模型。
「私、、やった記憶、、、、、ない」
「えっ!私と今日遊ぶ約束したことも!?」
「そんな話、、それどころか私達今日朝しか喋ってなくない?」
「ちょ、、、記憶、、、、、喪失、、、?かな、」
「病院行って方が良くない?」
「うん、、今日行ってくる、、、、」
病院
「えーーーと、、、?今日の記憶が途切れ途切れ、、ですか?」
「はい、、、」
「じゃあ、少し検査してみましょうか。」
「えっと、、、検査結果、、、、、」
ゴクリとつばを飲む。
「二重人格です。」
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