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20XX年〇月〇日
今日は彼の言っていた組織へ行ってきた。組織の門に着くと門番が声をかけてきた。彼がお久しぶりと言うと門番は少し考えたあとにハッとした顔をして『久しぶり!』と答えた。二人は顔見知りだったようで、門番はすぐに中に入れてくれた。
彼は建物の中をドンドン進んでいく。会う奴全員と『久しぶり』と声を交わしながら。皆顔見知りなのか久しぶりと返す者もいれば、『死んでしまったと思っていた』と泣き出す者も居た。やはり彼はこの組織の中でも愛されていたのか。彼はとても愛想がいい。人懐こくとても可愛いため予想はしていたが。
彼の言うボスが居る部屋に着き、ドアを開けると、中には大人しそうな女性が居たんだ。とてもボスとは思えない。でもボスなようだ。その女性は彼を見た瞬間、泣きそうな顔になりながら彼の名を呼びハグをした。彼も同じような顔でハグをし返した。感動の再開だと言うのに知らない男が居たら迷惑だろうと思い、部屋をこっそり出ようとしたらボスに止められた。ボスは俺達が恋仲同士だと分かっていたようだ。何故か聞いたら、彼からFAXで連絡が届いてて、そこに書いてあった…らしい。それをボスから聞き、彼の方を見るとひどく照れていた。とてもかわいかったから頬にキスをした。とてもびっくりした顔をしつつも笑ってくれた。
ボスとは話していくうちにとても仲良くなった。これからは朝俺の家の隠し部屋に人質を何人か置いておくという約束をした。そこから朝一人ずつ出して殺させる、勿論人質には餓死で死なないよう呪いもかけておいてくれるらしい。呪いとは不便なものだとばかり思っていたが、案外便利でもあるんだな。簡単に呪いをかけれるというところは恐怖だが。
明日はなにをしようかな。