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退院から数日後。
小さな食事会に集まったのは、fw、brim、laurn。
そして「無理すんなよ」と口を揃えたにじさんじの仲間たちだった。
「お前の分は消化にいいやつにしといたからな」
kidが茶碗を差し出すと、hbrは苦笑する。
「子供扱いすんなって……」
「でも元気そうでよかった」
Izuが笑い、kneが頷いた。
温かな笑い声が響く中、hbrは胸の奥で思った。
あの夜の痛みや恐怖は消えない。
けれど、それ以上に大きなもの——仲間の存在がここにある。
「……ありがとうな、みんな」
思わず漏れた一言に、場が一瞬静まる。
そして笑い声が弾けた。
「バカ、何回言うんだよ」
「礼はもう十分だ」
「これからもずっと一緒だろ」
hbrは目を細め、涙を浮かべて笑った。
——痛みの夜は終わった。
そして、新しい日々が確かにここから始まっていた。
【完】