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「光の海 闇の海 光の聖霊よ 闇の聖霊よ すべての命あるもののものよ わが求めに応じ かの者を祝福せよ」
「死者蘇生!」
すると、棺が虹色の光で包まれた。
そして、光が収まり、棺の中からドクン、ドクン、という心臓の音がした。
そして、
「永遠の眠りを」
「スリープ」
ミリア様の声がした。次の瞬間、ドッと眠気が押し寄せてきた。逆らえるはずもなく、私は眠ってしまった。グサッという音とともに。
「キイーッ」
棺が開いた
「おはようございます、勇者ルイ様」
「おはよう、ミリア。」
「また『死者蘇生』してくれてありがとう」
「ルイ様のためですから当然です」
「ふふっ、ありがとう」
「どういたしまして!」
「それじゃあ行こうか」
「ええ、もちろん」
「「魔王を倒しに」ね。」
「えっと、魔王城に何をしに行くんだっけ」
「決まっているでしょう」
「魔族の財宝を奪って財政を立て直し、この国の知名度を広めるためです」
「そのためにあんな奴らを召喚してカルナをおびき出そうとしているんですよ」
「そっか、ありがと、ミリア」
「じゃあ早速始めましょう」
「宝を奪いに」
「実際、魔王城にどれくらいのお宝があるの?」
「大体この国の国家予算7年分の価値があるらしいです」
「それは楽しみだな」
「少し分けてくれよ」
「それは宝をとってから言ってください」
「はいはい」
「むにゃむにゃ…」
私が起きたのは、何かの入れ物の中だった。
右手で触ってみると、冷たくて、硬かった
「あれ?」
私の右手首には、みんなのように黒い線が無いのだ。
スキルを測定するときにみんなにつくはずなのに
じゃあ、
「あの線は一体、何なんだろう」
そんなことよりも早くでなくては
上側が段ボールのようにパカパカ空くようになっていたので私はそこから外を確認していた。
見えたのはさっき私が生きかえらせた勇者。名前はるいというらしい
るいは、美男ですね。このクラスの人よりも絶対に
で、えーと私たちはおとりなんですかそうですかなるほど
それを聞いてようやくわかった
あの右手首にある線、あれは呪いとか状態異常の類のものをかけたら出るものなんだろう
だから私には出なかったと考えればつじつまが合う
きっとそういうことなんだろう
となれば、何のために何をかけたのか
とりあえず私はここから脱出をしなければならない
何も知らずに囮なんてやりたくない
出来れば誰ともかかわらないようにあまり人がいないところへ逃げたい
その前に先ずは逃げるチャンスを見つけよう
そのために、私はいったんさっきの場所に帰ろう。
まあ、私はクラスの中でも影が薄いのでいきなり帰ったでところ大丈夫でしょう
そういって私は元来た道に戻ったのだった。
私が戻ったころには、スキルの練習をしていた人や武器を選んでいる人がいた。ほとんどの人が剣か杖を持っていた中には弓や魔導書みたいな本を持って練習している人もいた。さて、私も武器を選びますか。
さてどれにするか、
その前に試しておきたいものがある。
「ステータス」
そう小声でいうと私の目の前にステータス画面が表示された。ほかの人たちが空中をタップしていることから、多分これは私にしか見えないものなんだろう
「えっと、攻撃力…77私はラッキーなのかな?」
「防御力…3(攻撃されてもすぐに再生するので、実質∞)」
「MP(マジックポイント)(魔法を打つときに使います)…776。あと1で777だねぇ」
「HP…∞ 普通にこれが相手だったら一番やっかい。強っ」
「スピード…50 ちなみに全て平均を50としているらしい。なのでスピードは平均値だ。」
五角形のチャートで表すと…は創造にお任せします
「じゃあ、私は普通にやりたかった魔法を使うから、このかわいい杖にしよう!」
「これでいいかな?」
その時、
「皆さん、武器は選び終わりましたか?」
そういうのは、ミリア様、いや、ミリアだ。
「では早速練習場に行きましょう。そこではどんだけ魔法を打っても問題ありません」
「さらに、フィールドも変えることができるので、海の中や森の中など選んでくださいね」
「それでは私についてきてください」
「ハーイ」
私、何も練習していないんだけれども大丈夫かな?
そう思いながら練習場へと向かった。
「ここが、あんな風に言っていた割にはあまり広くないのでは?」
クラスの人たちも同じようなことを言っている。
「皆さんつきましたよ」
「ここから見たら狭いですが、空間拡張の魔法のおかげで広くなっています」
「さあ皆さんついてきてください」
「はーい」
「そうして、私の初めての魔法を打っても問題ないこの場所、訓練場での練習が始まり、はじまり、ハジマリ…」
といっているうちに場所がなくなってしまった。
残ったのは私、髙橋真生ただひとり。
ポツーん
つっ、辛い。場所がないんじゃしょうがないよね、うん。
私はどうすればよいのだろうか
と思っているうちに、つかれただろう人たちが場所を開けていった
「よっしゃー!魔法を使うぞー!」
そうしてついに初めて魔法を使う時が来た!
そういえば私、何の魔法を使えるんだろう
スキルの部分、あれ、私のスキル、2つない?
1つは、『不老不死』。2つ目は、「『スキル取得』…?ってナニコレ」
スキル取得…喜べ、お主は鍛えれば必ずスキルが宿る。鍛えろ、己の道を スキル内容…たまにスキルが宿る。普通は一つしかスキルはないがこのスキルを持っているものにだけスキルを複数所持できる。
この世で最強のスキルと昔は言われていた。
「えっと、じゃあ、古代魔術を使ってみたいなー、なんちゃって」
「スキルを習得しました」
「え?」
「『全魔術使用可』」「『詠唱省略』」「『創造神』」「『破壊神』」
「…は?」
「称号を獲得しました」
「え?」
「『魔術師』」「『魔術を極めし者』」「『転移魔術者』」「『創造神の使い』」「『破壊神の使い』」「『神』」
「え、?」「え?」「…」「…は、はえ?」
「神?」
「なんか最強になってない?」
とりあえず使ってみよう
「どんな魔法が使えるのかがなぜかわかる、すごい!」
「とりあえず、上位闇魔法、不毛の大地」
「発動!」
「ズッドーン」
「あれ、全部枯れちゃった」
「MPの減りは、」
「あと770。6MPしか使わないんだね、上位魔法なのに。」
「外の上位魔法も試してみようかな」
「アイシクルランス!」
「ズッドーン」
「ファイアアロー!」
「ズッドーン」
「分身土人形」
「分身体!」
パコっつ
「可愛い~♡」
「って、私じゃん!」
「神の祈り」
(味方全員にMP全回復、体力全回復、一時的に攻撃力20アップ、防御力20アップ、HP最大値10アップ)
「地味じゃない?支援魔法」
「皆さん終わりですよ」
「はーい!」
こうして私の魔法を使える機会がついに終わった。いや、終わってしまった