⚠️過激表現注意
jmside
でも、、
最後に彼が帰ってきてから2週間と2日が経った、
真夜中のこと。
グクはまた、僕のところに帰ってきた。
その日は
もう完全に諦めて、無心になり、
明日待っても帰ってこなければ、
自分の家に帰って命を絶とうと、
グクへの最期の手紙を書いた日だった
沢山神経を使い、
でもグクの言葉が呪縛のようにまとわりついて泣くことも出来ず、
疲れ果てていた。
ペンを持ったまま、うたた寝してしまっていた僕は、
それでも、鍵が開く音ではっと目が覚めた。
ぼんやりした頭を必死で起こして、ふらふらしながらも慌てて玄関に駆け寄る
疲れきった顔をして家に入ってきたグクが、
そこに立ち尽くした僕を見てぴたりと動きを止めた
僕はどうしていいか分からなくて、
おかえりも言えないままグクを見つめた
二人の間に恐ろしいほどの沈黙が走っていた。
こんなに長いこと僕を置き去りにして、
今更帰ってきたグクが、何を言うのかと、
彼の言葉を待っていた。
なのに、
🐰「あぁっ、、泣」
何かを感じとったように、
急にビクンっと震えたグクが、
気を失って、
その場へふっと崩れ落ちた
🐣「グガ?!」
jmside
倒れたグクを抱きかかえて引きずって、
やっとの思いでベッドに寝かせる
グクの身体が熱い。
熱が出てるみたいだった
寝苦しそうだから、
スーツのジャケットと、靴下だけをなんとか脱がせる
こんなになるまでグクは何をしてたんだろうか。
前より増えたキスマに気づき、
胸がぎゅうっと痛んで苦しくなり、
息が詰まって、しばらく彼の横で座り込んでうずくまってしまった
🐣「ハァ、、いや、、だ、、やっぱり、、ハァ、、
もういやだ、、ハァ、、、、泣」
荒れ果てた僕の心に
あってはならない考えが浮かぶ。
ぐが、、、、、
ぐが、、、もう一緒に、、、、
一緒に死のうよ、、、、、、、
そうだよ、、それがいいんだよ、、、
だってほら、、ぐがも、、、
ぐがも辛そうだよ、、、、
楽に、、、楽にしてあげなきゃ、、、、、
そうでしょ、、、?
がくがくと震える足で
意識のないグクにまたがる。
自分の身体が、部屋の中とはありえないほど冷たいのが分かった
🐣「僕ね、、、、、
ただグクといたいだけなの、、、、泣、」
その少し苦しげな、
でも大好きな寝顔を、
最期にちゃんと見たくて、
手のひらでそっと頬を包み込む
グクが少しだけピクっと反応した気がした。
🐣「グク、、、、、グクが大好きなの、、、、、、
ずっと一緒がよかっただけなの、、、、、泣」
🐣「もう、、、もうぼく、、、耐えられないや、、、、泣
1人じゃ死ねないの、、、、、、グクなら着いてきてくれる?、、、、、、泣」
頬に当てた手を震えながら下げて
僕のそれとは比べ物にならないほど、男らしい、
彼の首に、両手を纏わす。
🐣「グク、、、来世は一緒だよ、、、
もう、、僕といっしょにいて、、、泣」
精一杯の体重をかけて、
彼の空気の通り道を
力を込めて塞いだ。
コメント
15件
この話のコメ、♡だけで返す失礼をお許しくださいませ😭😭
心臓がバクバク🫀して眠れないよぉー.˚‧º·(ฅдฅ。)‧º·˚.ジミナ、スカーフ思い出して!お願い(*>人<)グカ、戻ってきてぇぇぇぇ( ߹꒳߹ )
きっと🐰には、その方法しかないんだろうな…などと色々思いを巡らせながら、2人の切なさや悲しみが伝わってくるようで。 🐥ちゃんももの凄く辛いけれど、もう少しだけ…あと少しだけ待っててあげてー!とその可愛い手を止めたい衝動に駆られます(> <。)