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は昔から、人に恵まれていたと思う。困った時に話を聞いてくれる友達がいる。
くだらないことで笑える仲間がいる。
その中でも、桐谷蓮と藤堂春人は特別だった。
小学生の頃から一緒にいて、俺の性格も
弱い部分も全部知っている。
だからこそ。
二人の言葉は、時々痛かった。
休日の昼。
俺は蓮と遥斗に呼び出され、駅近くの
カフェにいた。
二人の表情は、いつものような
軽い雰囲気ではなかった。
❤️ྀི 悠斗
💙ྀི ん?
❤️ྀི 最近、本当に大丈夫か?
いきなりだった。
💙ྀི 何が?
俺が聞き返すと、遥斗は少し
困ったように 笑った。
❤️ྀི いや…前から思ってたんだけどさ
❤️ྀི 最近、美月のことになると余裕
なくなってない?
その言葉に、胸が少しざわつく。
💙ྀི そんなことないだろ
反射的に否定した。
でも。
自分でも分かっていた。
最近の俺は、昔の俺とは違う。
スマホを見る回数。
美月の予定を気にすること。
誰と話していたのか気になること。
全部、自分でも気づいていた。
それでも認めたくなかった。
🖤ྀི 悠斗
静かな声で蓮が呼ぶ。
💙ྀི 何?
🖤ྀི 俺たちは、お前が美月を大切に
してることを否定してるわけじゃない
蓮は真っ直ぐ俺を見る。
🖤ྀི むしろ、誰より大切にしてると思う
その言葉に少し安心する。
でも、続く言葉は違った。
🖤ྀི でもな
🖤ྀི 最近のお前は、美月を大切にしてる
というより、美月が離れていかないかを
確認してるように見える
何も言えなかった。
図星だった。
俺はコーヒーを見つめた。
黒い液体に映る自分の顔。
普通の男に見える。
仕事をして。
恋人がいて。
友達がいる。
なのに。
心の中だけは、ずっと不安だった。
💙ྀི …俺、そんなに変かな
小さな声で聞いた。
遥斗が首を横に振る。
❤️ྀི 変っていうか…怖がってるん
じゃないかな
💙ྀི 怖がってる?
❤️ྀི 美月を失うこと
その言葉を聞いた瞬間、胸が苦しくなった。
そうだった。
俺は美月を疑っているんじゃない。
失うことを怖がっている。
昔からそうだった。
大切なものほど、失う未来を想像してしまう。
だから、手放さないように必死になる。
でも。
その必死さが、相手を苦しめることもある。
分かっていた。
分かっていたけど。
簡単には変えられなかった。
その日の夜。
美月から電話が来た。
🩵ྀི 悠斗?
💙ྀི うん
🩵ྀི 今日、蓮くんたちと会ってたんだよね?
一瞬、体が固まる。
💙ྀི うん
🩵ྀི 何か言われた?
美月の声は優しかった。
怒っているわけではない。
責めているわけでもない。
だからこそ、余計に苦しかった。
💙ྀི …美月
🩵ྀི なに?
💙ྀི 俺って、重い?
493
うあ
80
来週のコトエさんは〜?
38
沈黙。
その数秒が、長く感じた。
🩵ྀི …どうしてそう思うの?
💙ྀི 最近、自分でもわかんない
💙ྀི 美月のことが好きなのに
💙ྀི 好きだからこそ、不安になる
電話の向こうで、美月が小さく息を吐いた 。
🩵ྀི 悠斗
💙ྀི うん
🩵ྀི 私は悠斗のこと、嫌いになったわけ
じゃないよ
その言葉に少し救われる。
でも。
次の言葉は、俺の胸に残った。
🩵ྀི でもね
🩵ྀི 悠斗が苦しそうにしてるのを見るのは、
私も苦しい
何も言えなかった。
俺はずっと、自分が傷つかないように
必死だった。
でも、美月も傷ついていた。
その事実に
コメント
1件
うわあ…めちゃくちゃ刺さりました。悠斗くんの「好きだからこそ不安になる」って気持ち、すごく分かります。幼馴染二人の優しいけど鋭い指摘と、美月さんの「苦しそうなのを見るのが私も苦しい」って言葉が、どちらも本当に優しくて胸がぎゅっとなりました。大切な人を想う気持ちの難しさと温かさが、丁寧に描かれていて素敵です🌷