漢字は主に六書と呼ばれる、形声文字・指事文字・象形文字・会意文字・仮借文字・転注文字の六つの成り立ちに分類されます。
ですが時に六書二変と呼ばれる、前の六つの他に、既存の漢字の一部を変えるという、変意文字・部消文字の2つの成り立ちに分類されることがあります。今回は、変異文字と部消文字について解説していきたいと思います。
━━━━━━━━━「漢字嘘雑学」
1.変意文字
変意文字は、既存の漢字の形を変える、又はその変えた漢字を組み合わせる事で別の意味を表す漢字の事です。例として、「なびく(画像a)」や「甘」の異体字(画像b)があります。
画像a
画像b
2.部消文字
部消文字は、漢字を構成している要素を取り除く事でできる 漢字です。例として、「みないふ-り」(画像c)等があります。ですが、部消文字は異体字含め18万字ある漢字の中で30字しか存在しない数少ないものです。
画像c
コメント
1件
基本的に漢字嘘雑学では実在する漢字とか読みとかは出さないんですが、画像aのなびくは存在するんですよね。