テラーノベル
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私は今、どうしたらいいか分からない状況にいる。
ゾディアークは永遠の眠りにつき、バハムートは意識を失っている。
私 「ゾディアーク!しっかりしてくれ!」
何度呼びかけても、ゾディアークは反応せず、身体はどんどん冷たくなっていく。
もう、この世には居ないことを悟ってしまった。
バハムート 「…ん…此処は…え…」
私 「バハムート…」
目を覚ましてバハムートは絶望した表情になった。
そこには、静かに眠るゾディアークが居たから。
バハムート 「ゾディアーク…?ねぇ、返事してよ…ねぇってば!お願いだから!
一人にしないで!私を置いて逝かないで!」
いつもの話し方とは違い、泣きじゃくる子供の様にバハムートはゾディアークに声を掛ける。
だがもう目を覚ます事はない…
バハムート 「エクスデス…」
私 「…何だ…?」
バハムート 「死ねば…許してくれるかな…?」
私 「な…!何を言っているんだ!そんな事、ゾディアークは望んで無い!」
バハムート 「エクスデス…私…疲れちゃった…ごめんね…エクスデスは、カオス達と一緒に生きてね…」
私 「やめろ…やめるんだバハムート!」
必死に叫ぶ私を見て、バハムートは哀しそうな顔で、自身に剣を向ける。
バハムート 「ゾディアーク…今…逢いに逝くね…」
そして…バハムートは倒れた…
私 「バハムート!バハムート!」
どんなに呼びかけても、バハムートは目を覚さない。
きっと…ゾディアークの側に居ることが、アイツの幸せだったんだろう。
でも…あんまりだ…一つの戦いで…大切な人を失ってしまった。
もう戻っては来ない。帰ってこない…もう一緒には居られない…何で…
こんな事になったのかなぁ…
私 「此処は…何処だ…?」
映姫 「天国ですよ…」
私 「お前は…あの時の…」
映姫 「…貴方を…待っている人が居ますよ…会いに行ってあげてください…」
私 「…分かった…」
母親 「バハムートくん!」
私 「…!」
そこには、殺害された、母親の姿があった。どう言葉をかけて良いのか分からない…
母親 「おかえりなさい!」
あぁ、うん。ただいま、帰って…来ましたよ…
母親 「頑張ったわね!」
そう優しく私の頭を撫でてくれた。
私 「ありがとう…ございます…」ポロポロ
でも、一番会いたい人に会えていない。
私は走り回って探した。
私 「あっ…」
そこには、ゾディアーク、いや、烏丸の姿があったんだ。
烏丸 「ん?」
振り返ってくれた烏丸は私に気付いて…
そう、これ以上ないくらい優しい笑顔で言ってくれたんだ。
コメント
8件
おぉ!!再開!!✨でも場所は天国……切ないよ…🥲🥲切なすぎて泣きすぎて床が川に、😭でも、おふた方がこうしてまた逢えたことは微笑ましく思います✨😊
ハッピーとはいかない結末ですね。全員が幸せという訳ではないですが、バハムートさん的には幸せなのかな?烏丸さんは天国で佐藤さんたちと会えたんでしょうかね。皆さんが幸せなら良いのですが😭
ハッピー...エンドではないのか...? ゾディバハが会えても、現世にいる4人側が幸せにはなれんからね... 感動😭