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コメント
2件
少女漫画見てるみたいにめっちゃきゅんきゅんしました最高です😭😭😭😭
え、ちょっとまって、天才ですか? 天才ですよね? 天才だァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
prak オメガバ
※ご本人様には全く関係ありません
※nmmn の意味がわからない人はググってから来い
※一部Rを思わせる描写あり
α→pr
Ω→ak
やった。やってしまった。
また言い過ぎてしまった。
ついさっき、ちょっとしたことで言い合いになって、
つい頭に血が上って言っちゃった、
「pーのすけなんて知らない!!どっかいって!!」
度が過ぎた言い方だったと気づいた時には遅かった。
するとpーのすけはすごく顔が悲しげに歪んで、一瞬言い返そうとしたけど、結局、
「そうかよ、じゃあお望み通り出てったるわ」
と冷たく言って家を飛び出してしまった。
a「はぁーーー、ほんとに俺って、…」
何度も頭の中で言われた言葉が再生する、
こんなに悔やむならもっと言う前に気をつけるべきでしょ、と頭の中で自分に叱る。
帰ってきたらちゃんと謝ろ、
うん、ずっとだらだらしても仕方ないし、掃除でもしとこっかな
そう思って動こうとした瞬間、
自分の身体の内側からものすごい熱と欲望に襲われた。
a「ぅ、ッ……?!///」
速くなる心拍数、自分の本能が先ほど怒らせたばかりである恋人を芯から望んでいる感覚、
a「っ…ヒートきちゃった、…//」
最悪だ、よりにもよって今。
俺はホルモンがΩの中でもかなり強いほう…らしい、
だいぶ前に別れた元彼以外の前で起こしたことが無いからわかんないけど、
−−−
『おまえさ、その分不相応な甘ったるい匂い何とかならないの?』
『そんなガタイ良いくせしてホルモン強すぎとかきもいんだけどw』
『まあ発散には良いんだけどねw』
a「っッ、」
いや、思い出すな。もう終わった話だし、
思い出すだけで胸が苦しくなる。
a「とりあえず、」
今のところ、pーのすけの前でヒートは見せたことない、
だって怖いじゃん、
また体質のせいで嫌われたらどうしよう、
元彼にされたみたいな、あの冷たい目で見られたらどうしよう
考えただけで震えが止まらない、
だから抑制剤は俺の必需品の一つ。
a「………え、」
ない。ない。薬がない。うそ、切らしてた?
どうしよ、まってどうしよ。
今、もしpーのすけが帰ってきちゃったら、
「っ、カヒュ」
いや、落ち着け。とりあえず連絡、
『さっきはごめん、』
『俺ちょっと体調優れないから、ご飯とかpーのすけの分だけ用意して食べて』
『俺部屋で寝てるね、全然平気だから部屋には入ってこないでほしい』
『ほんとにごめん』
a「ぁ、2回ごめんって送っちゃった、」
送信取り消しするほどじゃないし、まいっか。
追い出しといて次は「部屋に入るな」か、我ながら図々し過ぎて笑えてくる。
a「んッ、…///」
そうこうしてる間にヒートが酷くなってきた、
暑い、体が暑い、ひたすらにpーのすけの匂いが恋しい
a「ごめん、服借りるね…」
そう呟いてありったけのpーのすけの服をタンスから引っ張り出して自分の寝室に向かう。
寝室に着くと同時に、急いでベッドの上で自分の周りを服で埋めて、ベッドに飛び込む。
a「ぅ……ふッ、…」
辛い、苦しい。
でもpーのすけに囲まれてる感じがして落ち着く。
どうか、pーのすけが家に帰ってくる前に、この禍々しい熱が治りますように。
pr視点
さっき勢いで家を飛び出した。
もうちょい冷静になるべきだったと、今更ながら後悔する。
とりあえず誰かの家にでも凸ろうかな、帰るにしてもある程度時間を空けたいし。
家から1番近い親友のmzの家に行き、ベルを鳴らす。
「はーーい」
「あれどうしたん」
「…何となく遊びにきた!入れてくれい」
「あーね?おけおけ、ちょいまち」
こうゆう時に何も聞かずすんなり家に入れてくれるのありがたい。
「なにする?」
「ゲームしようや」
「おけー負けないからな」
夕飯前までには必ず帰ろう。
そう決めて家に上がらせてもらう。
「うえーーーいwww 」
「おいだるいてww 」
「っしゃ勝ったー!!」
「え嘘やんもっかい、」
ブー、ブー、ブー
「え?なんや」
「お前のスマホじゃね?電話?」
ゲームをしていたら通知音がうるさくなり始めたので、とっさに通知を確認した
「………え、は?」
『体調崩した』?『部屋に入ってくるな』?
嘘やん、はよ帰らんと、
てか部屋に入るなってどうゆうことや…
「んーどした?」
「いや、ちょっと、…」
「…ak か?」
「え”、」
「図星か?お前わかりやす過ぎ」
「何?緊急案件?」
「いや、今朝ちょっと喧嘩したんやけど、
ごめんと今体調崩してるって今来てて」
「ありゃ、そりゃ帰ってあげないとな」
「そうやな、ごめん帰るわ」
「おう、看病してやりな」
「…いや、それは厳しいかも」
「え?お前恋人看病しないとか冷徹すぎだろ」
「あ、いや、そうじゃなくて…」
説明するのも手間だったので、ak から送られてきたLINEをmzに見せる
「…『部屋に入るな』?なんだこれ?」
「俺にもわからん、」
「移すといけないから、とか?」
「うーん、普段はこんなこと言わんのやけど、」
「本人に直接聞くのが1番早いぞたぶん」
「それもそうやな、帰るわ、ありがとなmz!」
「こんど焼肉奢れよー」
「しゃーないな、今度奢るわ んじゃまた」
そう言って親友の家を出て、数時間前に飛び出した家に向かう。
体調悪化してないとええけど、
家に着いてak を探したが、案の定見当たらない。恐らく自分の部屋にいるのだろう。
部屋に入って聞きたいけど、入るなって言われたしな、…どうしたものか、
悩みながら、一旦自分の部屋に入る。
「え、……??」
…とそこには、異様に空になったタンスがあった。
パッと見、俺の服が根こそぎ無い。ak が持ってった?何のために?
本人に聞こう、
そう思って恋人の部屋の扉を叩く。
「ak 、ただいま、いる、?」
…返事がない。心配になって扉を少し開けると、
「………っ?!?//」
酷く甘い匂いが突然自分にかかってきた。
なにこれ?Ω?こんなに濃い匂い初めて嗅いだ、
…身体に熱がこもってきて、理性が溶けていきそうな感覚に襲われる。
部屋のベッドには、恋人が自分の服に埋もれて唸っていた
「ぁ、え、……ッ」
ak は俺を見ると、束の間顔に安堵した表情を浮かばせたが、みるみる青ざめた表情になっていった
ak視点
pーのすけが帰ってきてくれた、嬉しいな、
そう思った瞬間、自分の今の状態を見られていることに気がついて、頭が真っ白になった。
「ぁ、え、……ッ」
見られた。この禍々しい匂いを嗅がれた。
どうしよう、どうすればいい?
また引かれて嫌われる?冷たい目を向けられる?
どうしたらいいの、
こんなことを考えながらも、身体は全力で恋人を求めていて、本能と気持ちで頭がパンクしそうだった
何が起きてる?
助けて、
早くヒート抑えないと、
pーのすけが欲しい、
嫌われたくない、嫌われたらどうしよう
わかんない、何がどうなって…??
「ヒュッ…ご、めんなさい、おれ、カヒュ ヒューー」
どうしよどうしよどうしよ、
「ヒュ、ヒュッ、」
いき、できな
「ak !!」
気がついたら求める匂いと、熱とも言える温かさに抱きしめられた。
「んぁ、ヒュ//」
「大…丈夫だから、ゆっくり吸って、//」
「ヒュ、…」
「吐いて」
「はぁ、…」
「…よし、もう大丈夫そう、…?/」
こく、と頷く
「あの、ごめんなさい、おれの嫌な匂い、嗅がせちゃって、 嫌いになら…ないで、くださぃ」
言いながら涙が溢れてくる
「そんなことで嫌いにならんよ、…安心、して」
そう優しく声をかけながら背中を撫でてくれるのが嬉しくてさらに泣きそうになる
ヒートのせいで体が無駄に反応するけど、今は安堵してるからか敏感な感覚はわりと気にならなかった
「………落ち着いた、?」
「ぅん、//」
「よか…っ、た、ぅ、ッ」
安堵の声を出したかと思うと、pーのすけは急に唸って俺から勢いよく離れた
「ごめん、ちょっとやばい…かも、///」
「このままだったら、俺、…なにするかわからん、ごめん出てく//」
「ぁ、//」
行っちゃう。離れちゃう。やだ、ひとりにしないで
そう思うと、無意識に後ろから抱きしめていた
「…まって、今ほんとにやばいんだって、襲ってまうッ」
俺の匂いのせいで今すぐにでも襲いたいだろうに必死に抑えようしてくれようとしてる、
そうゆうところ、ほんとに好きだな。
「…良いよ、ひとりにしないで」
「ーーー、はぁ、そんな無責任に言わんとって、」
吐き捨てるように言ったpーのすけは、急に後ろを振り向いたかと思うと、
口が重なった。
舌が入ってきて、俺の口内を掻き乱していく。
「んむ、…ふ、ぅ…ぁ//」
「……っ、はッ//」
熱い。苦しい、気持ちい。
もともと熱かった体がさらに熱を帯びる。
そうしてるうちに体重をかけられて、
気がつけば押し倒されてる形になった。
「ねぇ、ほんまにいいん…?//」
もう熱で脳が溶けてる。気がする、
たぶんpーのすけも同じ。
何でも良い、
「良いって。早く俺を満たして、//」
「くっ、…そ、後で後悔しても知らんからな、」
朝の眩しさに目を開けると、隣で恋人が寝ていた。
あ、そっか、昨日…
思い出すと顔が熱くなってくる、
恥ずかしさのせいか、何となく思いっきり抱きしめてしまった
「んふ、なにかわいーことしてんの、」
「え、起きてたの」
「さっきね、」
「……忘れて」
「忘れんから安心して、笑」
「うぅ…//」
「…ね、昨日、」
「ん?」
「ありがとね、ほんとに」
「ええで〜俺の大切な恋人やからな」
そう言って
いつもより大きく感じる腕の中は、
暖かくてとても幸せだった。
-fin-
読切。
こうゆうの読みたかったので自給自足しました。