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搾取

1 - 払えないは言わせない

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2024年07月13日

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※こちらはただの二次創作です、通報はおやめいただきたいです
























「ギリシャ、いい加減借金を返してくれ。完済までは待ってやるから」

「お金ないの知ってるでしょ。骨の髄まで搾り取るつもり?技術大国サマは随分ひどいお方らしいね」

バチバチと鋭い視線がぶつかり、ドイツとギリシャは睨み合った。

普段から仲が良いとは言えないが、借金に関したことで言うと最悪な仲だ。

「…そこまで払いたくないんだったら、体で払ってもらうしかないな」

「…」

何度かドイツに斡旋されて風俗で働かされているのだから、最悪になるのは言うまでもないが。

稼ぎはいいが、自身の体と心を擦り減らす感覚だけは慣れないし気持ち悪い。

時々ドイツ本人にも指名され、ギリシャは嫌でも客として相手しなくてはならなかった。

「…キミさ、自分が嫌だったことを人にしたらダメって教わらなかった?それとも、“あんな親”はキミに教育の一つもしてくれなかった?」

「ッ…お前、言って良いことと悪いことってもんが…」

「それを僕にもやらせてるんだから、結局はそういうことでしょ?」

ドイツには帝国時代に祖父が背負った借金を払うため、身売りをしていた過去がある。

相手はフランスやイギリスであったので、そういう店で働かされてはいない。

子供の頃から成人して数年が過ぎるまで、 フランスとイギリスの専用性処理道具として使われていただけだ。

「そ、れは…お前が、返さないから…」

「そうかもね。僕も悪いかも。でもさ、厳しい労働をさせるよりよっぽど過酷な場所に送り込んで、キミと同じように精神すり減らさせるのってどう思ってる?」

「………」

「イタリアも囲ってるんだろ?なぁ第四帝国 」

バチンッ!

肌を打つ乾いた音が響き、ギリシャはふらついた。

「…ははっ、暴力に頼るなんてね。やっぱり親子そっくりだ」

赤く腫れる頬を抑えながら、それでも煽ることをやめない。

拳を握りしめるドイツは、自分の地雷を超えたパーソナルスペースにズカズカと入り込まれ、怒りが抑えきれなかった。

その怒りで冷静さを欠き、ドイツはギリシャの細い腕を無理矢理掴んだ。

「ッちょっと、またあそこに連れて行く気?!僕の話が何も響いてないの?!」

流石に踏み込みすぎたと反省したが、こんな事態になってからでは遅すぎる。

ギリシャは足を止めて抵抗するが、犬のリードを引っ張るかのように腕を引かれて、ギリシャはよろけながら連れて行かれた。






ドサッと半分投げられるようにしてギリシャは床に倒れた。

「くっ…何するつもりだ!」

「顔を殴ってしまったから、表で今のお前は売り物にならない。でも穴に飢えてる奴らならその程度気にならないよ」

「…お前、まさかッ…」

「金払いは良い奴らだから、いつもよりはすぐ帰れるだろうさ」

鬼だ、とギリシャは思った。

「ここではないが、俺も散々嫌な思いをさせられた。俺が払えたんだから、お前もできるよな?」

選択を間違えたらしい。ドイツはギリシャにも同じことを強要する。

以前より、もっとひどい場所で。

思えば、風俗はどうしても払えない時にしか連れて行かれなかった。

ドイツはドイツなりに、マシな支払い方法を提示していたということか。

「ド、ドイツ、ごめ…」

「1週間後、お前がどうなってるか楽しみだな」

ひどく冷たい目を向けられ、ギリシャは謝る余地などないことを知る。

風俗が嫌で、少し踏み込んだ説得を試そうとしただけなのに。

「あぁ、そうだ。この店はハメ撮りもしているんだが、お前の分は俺に流れてくるようにしている。もしまた払えないようなことがあれば…わかるよな?」

「ぇ…」

彼の父親とそっくりの悪い笑顔を見せて、背を向けたドイツ。

呆然と座り込むギリシャの後ろからは、欲に塗れた腕が伸びていた。

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