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憧れの貴方 第2話
⚠︎︎涙、吐き気、掻き出し
苦しんでいる💚を見たくない方は 絶対に 逃げてください
全然幸せになるまで長いです
着替えを済ませ足早に現場を後にした
タクシーに乗り込み太陽の家に向かう途中の空気は酷く重かった
会話もなければ目が合うこともない
ーー太陽宅ーー
太陽の家に来たのはいつぶりだろう
…花か?いい匂いがする
コトッ
7「 とりあえずお茶どーぞ」
7「今風呂沸かしてくるな」
4「ありがとう…」
…いつもと変わらないように見えるが
少し顔が暗い
なんでお前がそんな顔をするのか
ーー太陽
何か会話をしなければと思ったけど無理 だった
今1番地獄を見ているのは確実に拓弥なのに
あと少し着くのが早ければあんな目に遭わせずに済んだはずだ
ちゃんと情報を手にしていれば…
7「…くそっ、」
…今は後悔している場合じゃない
拓弥のケアとこれ以降の被害対策が優先
切り替えんと…
ーー拓弥
(太陽がリビングに戻ってくる
7「これ着替えな」
7「もう沸いたから、早めに入ってき」
4「うん、ありがとう」
太陽やっばり優しいな…
年上の俺が助けられてどうする
ーー風呂場ーー
…身体を見るだけで記憶が鮮明になる
欲望のために執拗に触られた身体
何度も口が触れた首元
殴られ青痣になった腹
思い返したくもないのに
4「っは、ふっ、ひゅ゛っ゛、」
4「はひゅっ゛、ふっ、ぅ゛、う゛ぅ゛…」
泣くこと以外できなかった
触れられた汚されたという事実に吐き気がする
被害に遭うのが俺以外じゃなくて良かったと思うべきなのかもしれない
でも、そんなことできるはずが無かった
まだ腹に異物感が残っている
4「…ぅ゛っ、早くしなきゃ…」
4「っ、ひゅっ゛…」
まだ痛む入口に手を近づけるだけで呼吸が浅くなる
なぜ自分を苦しい目にあわせた事を自分でやらなければいけないのか
もはや怒りすら湧かない
つぷっ
4「…ぃ゛っ、」
気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い
簡単に指が入り込んでしまうこと、中に液体が残っているという事実、腹の中から押されるような感覚
4「っ、ぅ゛ぅ゛、はぁ゛…」
ぐぢっ、ぐじゅっ
ドロッ…
4「っは、ひゅ゛、ふ、」
(手に絡みつく白い液体
4「っ、ぉ゛ぇ゛、」
激しい嘔吐感に襲われた
でも何も出なかった
限界を超えるとこうなるのかな
感覚だけで不快だったものを目の当たりにしてしまった
太陽が片付けてくれたんだから事実であるはずだが信じたくなかった
夢であって欲しかった、気のせいであって欲しかった
4「…ぅ゛ぁ゛あっ、ひゅ゛っ、あ゛ぁ…」
ーー太陽
ずっと苦しんでいる
反響する声が嫌でも聞こえてくる
拓弥はずっと、泣きながら…
俺は何もできない、なにもできなかった
でも一つだけわかったことがある
あいつは前に俺を襲いかけた男だ
前と使っている香水が変わっていなかった
あれほど気持ち悪い感覚を忘れるわけが無い
だからこそ今の拓弥の状況を想像できる
支えるんだ、何も出来ないからこそ
ガチャッ
(拓弥がタオルを持って風呂場から出てくる
7「おかえり、やっぱ服おっきかったなぁ」
4「…うん」
7「髪乾かさして、お水いる?」
4「、ん」
7「ソファの前座ってて」
7「はい」
(水を机に置く
4「…」
7「…タオル借りるな」
(拓弥の髪をタオルで拭く
…最悪だろうな
さっき事後処理を調べて思った
真っ当なやり方だが、目の前で同意なしにされた事を自分で繰り返さなければいけない
あれほど絶望と苦しみが押し寄せるものはないはず
ずっと目元が赤いままだ
ーー拓弥
太陽はずっと明るく振舞ってくれている
まともに返事をする気も起きない
太陽に何かある訳じゃないのに
何もしたくない
服を着るのもやっとだった
どこか落ち着く太陽の服の匂いでギリギリ感情を保っている
太陽は何か質問するでもなくただ俺の世話をしてくれた
髪を乾かしてくれる手はとても暖かく感じた
7「はい、終わりな」
7「お疲れ様」
4「…がと、」
7「なぁ、拓弥」
7「ちょっと苦しい話かもしれんけど聞いてくれる?」
4「…うん、」
(太陽が拓弥の横に座る
7「…さっきの男」
ぎゅっと胸が締め付けられた
7「あいつ、俺知ってんねん」
4「…え?」
7「前から噂になっとったやろ?」
7「でも、俺その前に1回襲われた」
4「え、」
7「拓弥ほどじゃなかったけど、手前まで」
「それからずっとあいつのこと調べてた」
「メンバーが襲われる確率があるから」
「でも見つからなくて」
「今朝、拓弥のドラマの情報が出されて、顔が出てきた時」
「まさかって思った」
「舞台中心の役者やったから今まで気づけなかった、目に入らんかった 」
「年齢を考えた時、拓弥が襲われる確率は十分にあってしまうと思って 」
「マネージャーさんに確認したら、今日打ち合わせだって」
「何も無かったら不審がられるって色々考えてたら、結局…」
7「本当にごめん。もっと早く、気づければよかった」
7「すぐ確認できてれば拓弥がこんな思いする必要なかったのに…」
7「だから俺では足りないかもしれないけど痛みを分けて欲しい」
7「少しでも気持ちが軽くなるなら、そばに居るから」
4「…」
俺は何も言えなかった
涙がこぼれるのを止められなかった
自分も苦しいくせに俺に話をした太陽に対する思いがごちゃごちゃになった
4「…おれ、」
4「、っこわかった、さっきまで、仲間だと思ってた人に、」
4「あんなことっ、なかったから、」
4「話聞いてたときは、絶対抵抗できるって、」
4「でもっ、なんもできなかった、」
4「っぜんぶ、いやだった…」
(拓弥を抱きしめる
7「っ、うん、怖かったな、頑張ったな」
4「…っぅ゛、ぅああ゛っ…」
7「気持ち悪かったな、嫌やったな、」
4「っう゛、ひゅ゛っ、はっ゛…」
身体に触れらること自体怖かったが、感情のブレなのか、メンバーだからなのか、太陽のハグは今まで感じたことがないほど暖かかった
スキンシップで行われようなハグではなかった
それに不快感などなく、心を締め付け続けていたものは緩くなっていった
太陽は泣き続ける俺を、声をかけながらずっと抱きしめてくれた
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