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続き待ってます‼️
─────10年後
「とうとう言っちゃいましたね 村長 さみしくなるわ」
「村のハジじゃ 海賊になろうなんぞ!」
「本気で行っちまうとはなー」
「ヒルアちゃんもめっちゃ綺麗になったしな!」
カモメはクークーと可愛らしく鳴いていて、広い海の中に一隻の小船がある。その小船に乗ってるのは、少年少女及び1匹の狐?。
「やー 今日は船出日和だなー」
ギーコ・・・ギーコ・・・と、ヒルアが漕いでいた。その時
「わっ」
「きゃあ」
「ティ〜」
「出たか 近海の主!!相手が悪かったな 10年鍛えたおれの技をみろ!!」
ガア!!と近海の主は大きな口を開けて、ルフィを狙った。ルフィは拳を構え、「ゴムゴムの・・・」と、大きく振り
と、近海の主の頬に当たり、ルフィの伸びた腕はバチン・・・!!と縮み、近海の主さザッパァ━━・・・ン!!と、海の中に行った。
「思い知ったか魚め!!(にっ」
「フェナ、大丈夫ですか?」
「ティ♪」
「んん・・・!!まずは仲間集めだ 10人はほしいなァ!!そして 海賊旗!!」
「海賊旗は麦わら帽子被ったドクロがいいんじゃないですか?ルフィにはお似合いですよ?」
「そうだな!!よっしゃ いくぞ!!!海賊王におれはなる!!!!」
まだ見ぬ 少年少女の仲間達を巻き込まんと小さな船は海をゆく
かくして 大いなる旅は始まったのだ!!!
********************
「は━━━━━━今日もいい天気だーっ」
広い海を無謀にも小舟で旅するこの少年少女及び1匹の狐? なんと海賊の一団を作る“仲間集め”の途中なのだ
「こんなに気持ちいい日なのになァ」
モンキー・D・ルフィ
「この船旅はひとまず遭難って事になるな!!」
ヒルアは、周りをキョロキョロと見ていた。それをルフィが「どうした?」という顔で見てきた。
それに気づいたヒルアは
「遭難してるのに、助けてくれる人を探すのはあまり前ですよ?まさか 大渦にのまれる状態になるなんて・・・」
エステレラ・D・ヒルア
「いや━━━━うかつだったな〜」
「ティ〜」
「フェナは守るから安心してください。」
「おれは!?」
「・・・」
「オイ」
「ん?」
「ティ?」
********************
────とある島
────ザザ━━━━・・・ン
真珠の腕輪をしている手が船をツー・・・と、触り、誇りがあることに気づいた。
「何だい?このホコリは・・・」
「も・・・も!!申し訳ありません!!アルビダ様 船は隅から隅まで掃除したつもりでしたが・・・!!も・・・もう一度やり直しますので・・・ど・・・どうか・・・!!」
「どうか・・・何だい?」
「どうか かな棒だけは・・・!!いやだ 死にたくない〜〜〜っ!!!」
「コビー!この海で一番美しいものは誰だい?」
「え・・・えへへへ もちろん それはレディー・アルビダ様です!えへへへへ」
「そうさ!!だからアタシは汚いものが大嫌いなのさ!!美しいアタシが乗る船も美しくなきゃねェ!!そうだろう?お前にはどういう訳か人一倍海の知識があるから活かしておいてやってるんだ」
「は・・・はい ありがとうございます(ビクビク・・・」
「それ以外は脳がないんだからとっととクツを磨きな!!」
──────ガンガン!!
とコビーという少年に自分が一番美しいという人が足で叩いていた。
「は・・・はい すぐに!(ビクッ」
「ホコリ一つ残すんじゃないよ!!お前達!!!」
「へ・・・!!へいっ!!!」
「もういいよ!!クズだね お前は!!」
─────ガン!!
「え・・・えへへへ す・・・・・・・・・すみません」
「謝ってるヒマあったら 便所でも掃除してきな!!」
「えへへ はいすぐに アルビダ様!!」
コビーという少年は苦しそうにしゅん・・・としていて、一人で泣きそうな顔をしていた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・、・・・・・・・・・すぐに・・・」
********************
「なに 酒樽が海岸に流れてきただと?雑用コビー」
「は・・・はい まだ中身も入ってるようなのでどうしたらいいでしょうか・・・」
「そりゃいい!おれ達で飲んじまおう!!」
「しかし兄弟!もし お頭にバレたらおれ達ァ・・・」
「なァにバレやしねェよ!!この事を知ってんのは酒蔵掃除のおれらとヘッポココビーの4人だけだ」
「それもそうだな」
「わかってンな コビー・・・(ギロ」
「は・・・はい もちろん!ぼ・・・ぼくは何も見てません!えへへへ・・・!だ・・・だから なぐらないでく・・・」
「ぬあ!!何だ!!!」
「ルフィ、もう少し静かに出てきてくれますか?」
「ティ」
「お!ヒルア!!無事でよかったーっ!」
「何とか助かりましたけれど・・・ここはどこですか?」
し━━━━━━・・・ん
「・・・・・・・・・!?」
「ん?」
「・・・・・・・・・!?」
「だれだお前ら」
「一体どういう状況で樽から小僧と・・・そして・・・そして・・・・・・・!!」
皆からはヒルアが『女神』に見えていた。
「め、め・・・女神様〜♡」
「う、美しい〜♡」
「いい匂いする〜♡」
「(き、綺麗な女性・・・)//」
声が聞こえて、何か飛んできた事にヒルアは気づき、ルフィに言おうとしたが
「ぐおっ」
「ぎゃあ」
「っ」
ヒルアとルフィとコビーは結構飛ばされて、ガサッガンッと落ちた。
「うわっおうっ」
「きゃあ」
「ディー!!」
酒蔵は、ボロボロになってしまって、3人も倒していた。
「お前達!!!この海で一番美しいものは誰だい?」
「アルビダ様っ!!も・・・勿論 レディー・メガ───いえ、アルビダ様でございます」
「そうだよ そのアタシにたてつこうってのかい?」
「? え?・・・え!?と・・・とんでもない 何の事だか・・・!!」
「は!」
「そ・・・そうだ お頭っ!!侵入者です!!」
「そう!!今 コビーの野郎がめが─────否、変なヤツを連れて来やがって・・・!!」
「何・・・?まさか アタシの首を狙った 賞金稼ぎじゃないだろうねェ・・・!!・・・コビーめ!!あのガキ 裏切りやがったね!!」
「しかし この辺りで名を聞く賞金稼ぎといやあ」
「バカにな!!あの男は今 海軍に捕まってると聞いたぞ!!」
「本物なら逃げ出すくらいわけないさ」
********************
ルフィとヒルアとコビー
「あの・・・大丈夫ですか?ケガは? ずいぶん吹き飛ばされちゃいましたけど」
「はははは!」
「大丈夫ですよ。ルフィも大丈夫です。吃驚はしましたけれど・・・私はヒルアと申します。こちらがルフィです。そして、こちらがフェナです。」
「ティ!」
「よろしく!」
「あの、ご失礼でなければここがどこか分かりますか?」
「この海岸は海賊“金棒のアルビダ”様の休息地です。ぼくはその海賊船の雑用係コビーといいます。」
「コビー君ですね。?頬が赤いですよ?大丈夫ですか?」
「!!」
ヒルアがコビーの頬に手を当てると、コビーが痛かったのかビクッとなった。ヒルアは、「痛かったですね、すみません。ですが、手当をさせてくれませんか?」と聞くて、コビーがよそよそしくコクリと頷いた。
コビーはヒルアが手当をすんだ時の「よし!」という笑顔がとても輝いて見えたのか、顔を真っ赤にしてヒルアから、ちょくちょく離れた。
ヒルアの頭の上には ? マークが浮かんでいた。
「私何かしましたか?もしそうでしたら、すみませんでした。」
「い、いいえ!!ち、違いますっ・・・!!/////」
「なーなー 小舟とかねェかな?おれ達のやつ渦巻にのまれちゃって」
「う・・・渦巻!!?渦巻に遭ったんですか!?」
ルフィがふーとため息をして、「あーあれはびっくりしたなぁ まじで」と言うと、コビーが普通は死ぬんですけどね・・・と言った。
「こ・・・小船ならない事もないですが・・・」
と言って、持ってきた小船は造り物だった。
「これ、コビー君が造ったの?」
「なんだ こりゃ 棺桶か?」
「ルフィ(ニコ」
「はい、すみません(即答」
「一応・・・船です。ぼくが造った船です・・・!2年かかってコツコツと・・・」
「2年かけてですか?初めてにしてはとてもお上手だと思います。よく2年間頑張りましたね。(ニコ」
「/////(ボッ」
「?熱でもあるのですか?」
「い、いいえっ・・・!!/////」
「で・・・いらねぇのか?」
「ハッ!・・・・・・はい・・・いりません この船はここから逃げ出したくて造ったんですが 結局 僕にはそんな勇気ないし・・・どうせ一生雑用の運命なんです。一応・・・本当はやりたい事もあるんですけど」
「じゃ逃げればいいじゃねぇか これで」
と言うと、コビーが必死に否定して、首をブンブンと勢いよく横に振った。
「ム・・・ムリですよ ムリムリ もしアルビダ様に見つかったらって考えると足がすくんで・・・・・・!!怖くてとても・・・!!!そう・・・あれが運命の日でした。ぼくはただ釣りに行こうとしただけなのに 間違って乗り込んでしまったのが なんと海賊船!!!あれから2年 殺さないかわりに航海士兼雑用係として働けと・・・!!」
「お前 ドジでバカだな━━━━━━っそのうえ 根性なさそうだしなー おれ お前キライだなー」
「え・・・えへえへえへえへへへへへ・・・!!!そんなはっきり・・・(ずーん」
「私は尊敬するわ。2年間もこき使われても、あなたはこうして生きているんですから」
「!」
「普通の弱い人はね、「死にたい」って思う人がいるんです。それでも、死にたいとは思わなかった。生きようって何処かで無意識に思ってたからじゃないですか?それとも・・・あなたのそのやりたい事の思いが強かったんじゃありませんか?」
「!!」
「これはあくまで私の予測ですから・・・自分の事は自分しか分からないんですから・・・」
「・・・」
「コビー君は何になりたいのですか?」
「あ・・・そ、それは・・・・・・」
「ルフィには聞いていませんよ?」
「ああ!」
「おれも狙う」
「痛いっ!!! ど・・・どうして殴るんですか!!」
「なんとなくだ!!」
「・・・でもいいや・・・慣れてるから・・・、えへへへ・・・」
「出来るかどうかじゃない・・・」
「え?」
「なりたいからなるんだ。」
「?」
「海賊王になるって俺が決めたんだから その為に死ぬなら 別にいい」
(・・・・・・!!・・・なんてすごい覚悟だろう・・・・・・・・・!!)
「・・・・・・!!し・・・死んでもいい・・・!!?」
「コビー君」
「?」
「そうやって『無理』だと最初っから決めていたら、本当に無理になりますよ?無理だと言っているから、無理なんです。だけど、『やるんだ』という心意気があれば、出来るとは言いませんが・・・だけど、ゆっくりだけど近づく事は出来るんじゃないかな・・・?人は努力すれば近づけるんです。努力は裏切らないから」
「!!」
(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!考えた事もなかった・・・)
「・・・ぼくにも・・・・・・・・・やれるでしょうか・・・・・・!!し・・・死ぬ気なら・・・」
「ん?何が?」
「ぼくでも・・・海軍に入れるでしょうか・・・!!!」
「海軍?」
「そんなの知らねぇよ!」
「コビー君がやりたいなら・・・」
「ティ」
「うわあ!!!」
「!」
「ティ!」
「っ」
コビーの船が壊された。
「!! 僕の船・・・」
「!!」
「このアタシから逃げられると思ってんのかい!?そいつかい お前が雇った賞金稼ぎってのは・・・ロロノア・ゾロじゃなさそうだねェ」
「・・・・・・!!」
「ぞろ?」
ロロノア・ゾロさん。主人公ルフィの最初の仲間になった三刀流剣士の『海賊狩りのゾロ』さん。
とても不器用な人だけど、本当は優しい人。
「最後にきいてやろうか・・・この海で一番美しいものは誰だい・・・?コビー!!!」
「・・・・・・!!え・・・・・・えへへ そ・・・それは勿論・・・」
「誰だ このイカついおばさん」
ブチブチとアルビダの血管が額に浮かんできた。
「こいつ・・・何て事・・・!!」
「ルフィさん!!訂正して下さい!!この方はこの海で一番・・・一番・・・」
『海賊王になるって俺が決めたんだから その為に死ねなら 別にいい』
「は!」
「あっはっはっはっはっはっは!!」
(くいはない!!くいはない!!僕は言ったんだ!!戦った!!夢の為に!!戦ったんだ!!!)
「よく言った、コビー!!」
「ル・・・ルフィさん!!」
「同じ事さ!!2人共・・・生かしちゃおかないよ!!!」
「聞かないねえっ!ゴムだから(にい」
「バ・・・そんな バカな!!!アタシの金棒が」
「・・・・・・!? !?」
「うそだろォ━━━━━━━━━━━っ!!!」
「ゴムゴムの銃《ピストル》・・・」
とアルビダの右頬にルフィの拳が入った。
「・・・・・・・・・!!!手が・・・手がのびたぞ!!」
「お頭に!!!アルビダ様が負けた!!!化物だ!!」
「あのすみません」
「はい♡」
「コビー君に一隻小船をくださいますか?あの子は海軍に入るんです(ニコ」
「は〜〜〜い〜〜〜♡喜んで〜〜♡女神様〜♡」
「しししし!」
「ルフィさん・・・ヒルアさん・・・(ポロ・・・」
********************
「あのゴムゴムの実を食べただなんて 驚きました でも・・・ルフィさんとヒルアさん “ワンピース”を目指すって事は・・・あの“偉大なる航路”へ入るって事ですよね・・・!!」
「ああ」
「あそこは海賊の墓場とも呼ばれる場所で・・・」
「ああ だから強い仲間が要るんだ これからお前が行く海軍基地に捕まってる奴」
「ああ・・・ロ───」
「ロロノア・ゾロさん・・・ですよね?─────で、その人をどうするんですか?ルフィ」
「いい奴だったら仲間にしようと思って!」
「え━━━━━━っ!!またムチャクチャな事をォーっ!!!ムリですよ ムリムリムリ あいつは魔獣のような奴なんですよ!?」
「そんなのわかんないだろ?」
「ムリっ!!」
「コビー君、言いましたよね?最初っから『無理』だと決めつけてはいけません。まだ初対面なのに・・・その言い草はよくありませんよ?ロロノア・ゾロさんだって、『魔獣』と呼ばれても人です。心はある。周りの噂だけで決めてはいけません。信じていいのは、自分の目で見たものだけ。ゾロさんと無関係な人達の言葉は信用してはいけません。」
「!・・・ヒルアさんって、不思議な考え方ですよね・・・」
「?」
「?そういえば、ヒルアさんの瞳って・・・珍しい瞳ですね」
「これは生まれつきなんです。私も驚きました。自分の目に宝石があったので・・・でも、考えたら自分の瞳でしたので・・・余計驚きました(ニコ」
「ティ♪」
「そ・・・そうですか・・・・・・」