あれからまた約1ヶ月が経った。
あの桜満開の春も終わり、蒸し暑くなってくる夏がやってきた。
まだ6月中旬なのにもう猛暑日の暑さ。
今日家から出るとモワッとする暑さでそれに耐えながら、登校すると、恐らくカップルでアオハルを楽しんでいる人、スーツ姿で炭酸をプシュと開け一気飲みをする社会人、トークを楽しんでいる高校生。
全てがまるで俺と無関係のようだった。
昔は確かに輝いてたアオハルだったのかもしれない。
友達と笑ってふざけ合って、家族と仲良しで。
でも ───── 今は違う。
なんだか全部が黒一色で、見える人達は全部同じ。
だが、性別や服装くらいはわかった。
大体性別は体型とかでわかって、服装ははっきりとは見えないものの目を凝らせば見える。
後、知ってる人がどうかは匂いとか声。
… おんりーも同じだった。
体型は大体女子、と判別したが声で一発。
言っていたがおんりーと〝 面と会って喋ったのは 〟1回きり。
でも〝 オンライン 〟ではいっぱい喋ったのだ、一発でお互いをわかった原因は。
────── 始まりはほんの少しのわがまま。
そう、何がを思い出そうとした時、────── ドンッ、おでこになんかの痛みが走った。
「 い”〜った!! 」
ぼやぼやとした頭を上げると社会の先生の顔。
しかも険しい方の。
「 ぼーんーじゅーうーる???? 」
「 え〜〜〜と 」
何度目かも分からない大学3年生。
どうやら寝落ちをしてたそう。
ドンッ、とした痛みは先生がチョークを投げたから。
… 普通に強かったんだが???
その後は何回が謝ったら許してくれた。意外とちょr …… (殴
そう思っていると、──────
「 ぼんさん。」
と、おんりーが声をかけに来てくれた。
「 おんりー … ! 」
「 ………… 」
「 あれ、黙り込んでどうしたんですか? 」
「 … なんか〜情けなかったな、て。」
「 だって、あの寝落ち … してる所見られたんでしょ? ちょっと恥ずいわ … 笑 」
「 ……っえ? 別にそんなこと … 」( ごにょごにょ )
「 え 」
「 あ 」
「 す、すいません!!!!!! 」
おんりーはそう言いながら、紅潮した顔を隠しながら教室から一旦出た。
そして、俺も多分顔真っ赤。
( そんな顔もするんだ … )
ちょっと可愛い … だ、なんでね。
「 はぁ、はぁ 」
「 ……っ〜〜// 」
ずりずりずりずり、壁を伝って座り込む。
( ばか、ばかぁ〜〜! )
もう恥ずかしさでいっぱいだ。なんであんなこと言ったんだろう … 。
はっず!!
「 … それにしてもなぁ 」
あの窓を見つめて生命に渇望も何もない表情。俺が知ってるぼんさんじゃない。
だからほっとけなかった。
( 昔のぼんさんはそんなんじゃなかったのに )
────── これは最近のようで約6年前、まだ何も起きてなかった〝 あの日 〟のお話。
𝐍𝐞𝐱𝐭 " 第4章 ふと、俺の生活に
コメント
8件
あ゛ぁ ~ 、幸せ、() 私、かみちゃのおかげでBnQn好きになったんですよ((
上手✨✨最高✨✨✨ MnQnはいちゃいちゃしてやがれ((((殴 MnQnは最高過ぎるんだよなぁ… リア充爆破…!((