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はじめまして。フォロー失礼します😊 お話楽しく拝読させていただきました。りょつぱ最高です。
何この尊い空間…入りたい すっごい満足感だった! 完結おめでとうございますっ!🎉
えぇ終わっちゃった😭 最高のお話ありがとう!
wkiの為に付けたイヤリングはwkiからは受け取っていないが、実はwkiの為ではなくfjswの為に付けたイヤリングだった。とは?
さっぱり解らず困惑するwki。fjswの耳朶や腕を掴んでいた手は、力を無くし、自然と落ちる。fjswは空いた手で自身の髪の毛を掻き上げた。露になるfjswの耳朶に見慣れない石が埋め込まれたイヤリングが光る。
「このイヤリングさ、mtkが教えて貰った工房で、オーダーメイドして作って貰ったんだ 。」
余計な装飾がなく、シンプルなデザインのイヤリングはあまりfjswの好みでは無い。だが、他に目が行く物がないので、自然とその石に目線が行く。
一見黒色にしか見えないが、実は見方や光の加減で、色が変わる様だった。
「この石…ずっとつけていたくて…」
深海の様な深い色をした紺色、晴れの空の様な青色、真昼に見える月のような水色ーーーーー
「なんか…wki見たいな石だったから…」
そう消え入りそうなか細い声でポツリと言うと、みるみると顔が赤く染って行った。それに釣られるように、wkiの顔も赤く染まっていく。
「お、俺見たいな石だから…………?」
驚きと嬉しさで上擦った声がwkiから漏れた。
と、急にfjswが動いたと思ったらソファとそこに置いてあるクッションの間に、下から顔を突っ込んだ。頭だけ隠した状態で叫ぶ。
「もう!!絶対wki呆れてるでしょ!だから絶対に気付かれないように必死に隠してたのに!!何で直ぐ気づくの!?ほんとにバカァ!!」
どうやら恥ずかしさで顔を出して居られなかったそう。恥ずかしさのあまり、逆切れするも、wkiにとっては可愛い以外の何物でもない。今の状態も、イヤリングの理由も。
先程までの黒い感情はどこへ行ったのか、周囲に花が咲くように、wkiは顔を輝かせた。
「もしかして俺が二週間居なかったから??だから??」
「うううう……wkiの意地悪…。それ以外に何があるの!?」
(ぁぁぁぁぁぁぁぁ俺のryoちゃん可愛いいいいいい!!)
拗ねた声がクッションの下から聞こえ、その声と内容の可愛さにwkiは心の中で叫んだ。
「ryoちゃん!ねぇryoちゃん!顔だしてよ!」
「絶対に嫌!揶揄う気でしょ!」
「違うよ!凄い嬉しくて揶揄わないよ!寧ろキスしたい!」
そりゃあもうねちっこくしたいところだけど頬に軽くだよねぇ…と思っていたwkiはまたもや驚くことになる。
「…………」
むすっとした表情で、顔を出したfjswはwkiにそっと手を伸ばす。
肩に手を置き、頬にそっと口付けをしようとして、
「!!!!????」
「…ん」
チューーーーーと軽いリップ音をさせて。
「えっr、ryoちゃん!?」
「嫌?」
fjswはwkiに口付けをした。
直ぐに離れたfjswは顔を赤く染めたまま、不機嫌そうに問う。
「嫌じゃない!嫌じゃないけど…その…ryoちゃんって俺の事好き?」
「…何それ…好きに決まってるじゃん!」
「…俺と恋人になってくれる……?」
思わず情けない声が、wkiの口を突く。
表情も情けなく、眉尻と目尻を下げたwki、それをまじまじと見てから、
「当然でしょ!」
と言い、今度こそはねちっこ〜いキスをしようと又、肩に手を置き、口付けをした。
END
ここまで読んでくれてありがとうございました!