テラーノベル
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そんな私たちとは違って、空と海は不穏な音を立てていた。
3 雷
夕ご飯後、本格的に雨が降り出した。警報が出るぐらいの大雨で、雷も鳴っている。
「⚾️春の嵐だね。」 「💖こわーい!!」NAOYAはSEITOに抱きつく。「🐰でふでふ」
NAOYAに甘えられて照れている(二人を生暖かい目で見る一同)「☕️なんやねんお前(NAOYA)」
「💖だってか弱い系やもん」 「☕️どこがやねん、雷も平気やろ」「💖それは偏見!!!」わちゃわちゃしているリビング。
その中で一人、ゆいは不安を抱えていた。(雷怖い…) そう、雷にトラウマを持っているのだ。 (RAIKIがいてよかった)
「ねえ、RAIKI」「💋ん?あ、そうか、(小声)雷が怖いんか」RAIKIはそういって、ゆいを抱きしめてくれた。 「俺、人生で初めてRAIKIのことかっこいいって思った。(嘘)」
「💋何回もあるくせに。」 「バレた。(くっそ、わかっていやがる)」RAIKIと喋っていたら、KAIRYUに喋りかけられた。 「☕️ゆいって第一人称「俺」やったんや」「💖確かに!」
「🦅顔も可愛いけどイケメンって感じだしね!」「🐿️意外と似合っとる」「意外とって!!!💢」
ゆいは第一人称のせいで友達に引かれたことがある。みんなに認めてもらえて涙が出そうになった。事情を全て知っているRAIKIは「💋よかったな」と言ってくれた。
ぴかっ、空が光った。雷鳴が鳴り響く。「ひっ」ゆいは小声で叫び、RAIKIの腕を抱く力を強める。
RAIKIは心の中で考えた。(ゆいを部屋につれていったほうがいいのか、連れて行かなかったらみんなに雷を怖がっとることがバレてまう、、、)
ゆいがショートカットだった頃、男の子と間違えられるぐらいイケメンだった。みんなから「かっこいい」というレッテルを貼られた。みんなから頼られた。女子から告白もされた。学校で大雨が降り、雷が鳴った時、ゆいが怖がっていたら、ゆいのことをよく思っていない女子たちが、「かっこよかったのに」「雷なんか怖がるんだ。」と、氷のような言葉を吐いた。みんなその女子たちに逆らえなかった。ゆいは仲間外れにされ、孤立した。RAIKIはちょうどその日、学校を休んでいた。RAIKIが学校に戻った時の衝撃は、言葉では表せない。その日から、ゆいは雷がトラウマになった。雷が怖いと知られると、友達じゃなくなると思っている。雷が怖いと知っているのはRAIKIしかいない。
(よし、部屋へいこう。)「💋ちょっとゆいが体調悪そうなんで、部屋連れてきます。お風呂になったら呼んでください。」「⚾️OK!」 「💖お大事に!!!」
4 夜
雨はまだ止まない。それどころか強くなっている。ゆいの心みたいだ。(やばい、怖い…RAIKIの部屋行こうかな)
コンコン、RAIKIの部屋をノックする。「💋ゆい?」RAIKIはなんでゆいだとわかったんだろう。
「💋入れよ、雷が怖いから昔みたいに一緒に寝て欲しいんやろ」(悔しいけど、当たってる。)ゆいはシンプルに悔しい。
部屋に入ると、RAIKIがベッドに寝転んでスマホを見ていた。「💋ちょうど寝たかったし、一緒に寝たってもいいんやで。」ゆいは少し怒りを覚えながらRAIKIのベッドに入る。昔と変わらない温もりに安心する。「あ、まくら持ってくんの忘れた。」
「💋もう、ええやろ、昔みたいに一緒に使えばいいだけの話や。」「RAIKI、見ない間に身長伸びたね、体も大きくなってるし」
「💋ふふふ(ドヤ顔)」「でも、昔と変わらないね。」「💋どういう意味や?」RAIKIは怪訝そうにい
う
「らい はいつも私に優しいし、安心感があるのは変わんない。」「💋はぁ」RAIKIはため息をつく。
(俺の呼び方が「らい」に変わっとる。)ゆいがRAIKIに甘えるときは呼び方が変わるのだ。
(まあ、そこも可愛いんやけど。)
「💋俺に甘えるみたいなこと他の人にしとらんよな、風邪も引いてないよな。」「引いたけど」「💋誰に世話してもらったんや」「りゅうき」「💋ゆいは風邪ひいたら人に甘えるんやけど、自覚あるか?りゅうきくんに迷惑かけたやろ。 」ゆいは目をそらす。「💋はぁ。俺以外にすると迷惑かけるからやるなよ?」「うん!これからはらいにしかやらない!」
まじで心配すぎる。
ゆいがもう寝てしまった時。過去一の雷が鳴った。RAIKIは自分の身体でゆいを包み込み、耳を塞いだ。ゆいは起きなかった。RAIKIは安心した。ゆいの顔にかかった髪を払う。優しく微笑み、自分も眠りにつく。
みゆう
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コメント
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読了しました!雷のトラウマ描写が生々しくて、特に「雷が怖いと知られると友達じゃなくなる」というゆいの恐怖が切なかったです。RAIKIが部屋を移る判断や、寝たあとも身体を包み耳を塞ぐ優しさ——言葉より行動で守る姿勢がかっこよかった。第一人称「俺」を受け入れるみんなの反応にもほっこりしました。二人の距離感が丁寧で、続きが気になります!