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【改稿版4】 ◇ごめんね、嫌味で


「ごめんね、嫌味で……。


今の旦那はずーっと先輩後輩で長年一緒に仕事してきた人なのよ」



「へぇ~、おれと離婚して楽園を手に入れたんだ」



「言い得て妙だわ。


そうそう、私ったら楽園と、持てないって思ってた可愛い息子と

白馬の王子様getできたのよ。


若い夫っていいものよ。

素直だもん、誰かさんと違って。ふふっ」


「はいはい。反論できません」


彼の義母さんもね、すごく良い方なの。

彼は母子家庭で育った人でというか、それなのにお義母さんが

子離れしている人で、子供もできたのに共働きしてくれて息子には

過ぎた嫁だと、いつも感謝してくださるし、私によくしてくださいるのよ。


「それは……本当によかった」



嫌味になって申し訳ないけども、ほんとっあなたとおかあさまに感謝したい

くらい。

家から叩き出してくれてっ。


「ははっ、手厳しいなぁ~」


それとあなたにはいつからか覚めた目で見られて私のしている仕事なんて

ゴミみたいな言い方をされて、ご両親と一緒になってとことん私を責めてきた

時にはほんとうにすごく惨めで、死んでしまいたいって思うくらい落ち込んで

結局離婚したけれど、あの時の試練は幸せへの道を選択するための試練

だったんだと思うわ」


彼女は、過去の苦しみをしっかり自分の糧にして、新しい人生を築いていた。



それに比べて、俺は……。



『☘ 好きだったのよ、あなた……』

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