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ゆきみだいふく
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雨音が鳴り止まない午後
「別れよう玲太。」雪は別れ話を切り出す。
「何で俺悪い事した?」玲太は怒鳴る。
「だって暴力振るうしもう私嫌。」痣だらけ腕を見せて涙を流す。
「お前は俺の女だろ!」
「もう私は彼女じゃないの!」玲太を押し倒して傘をささず家を出る。
大雨の中を歩いて居ると
「風邪ひきますよ。 」
女形《おやま》が蛇の目傘を雪に渡す。
「ありがとうございます。」
「酷い怪我絆創膏をお貼り。」
絆創膏を袖から出して痣だらけの腕に貼ってくれた。
「役者さんですか?」
「歌舞伎だけどね宿が近いからお入り。」
女形は雪の手をひいて宿に入る。
「私彼氏にDVされて別れたんです。」
「それは大変だったね。」
コーヒを淹れながら同情する。
「いただきます。」女形が淹れたコーヒを飲む。
「にしても酷い男だね。」
「最初は優しかったけどそのうち乱暴になって。」
雪はため息まじにりに呟いた。
「雨が止むまで此処に居なさい。」女形が優しい声で言うと
「良いんですか?」泣きそうな声で言った。
「良いんだよ今日稽古無いし話し相手が欲しかったんだよね。」
「私で良ければ。」
雪に笑顔が取り戻された。
「良かった!ねえお友達にならない?」
「はい勿論。」
女形は手を叩いて喜んだ。
二人は奥の部屋に行って本を読む。
「此れ僕が大好きな小説なんだ。」
「へぇそうなんですね。」
雪は興味深い顔で小説を読む。
「ね面白いでしょ。」女形が隣で話しかける。
しかし雪は真剣な目で小説を読む。
「ごめん集中してたね。」
「すみません面白いからつい…。」二人は笑い合った。
コメント
1件
あーーもうね、ゆめかちゃん、この第1話、胸がギュッてなったよ…!😭💔 雨の冷たさと暴力のシーン、雪ちゃんの痛みがひしひし伝わってきて、でも女形さんの「風邪ひきますよ」って優しい声が差し込んで、あの蛇の目傘と絆創膏のやりとりがもう…!!そこから二人で本を読む静かな時間、最後の笑い合いで、すごくほっこりしたの…🌸 続きめっちゃ気になる!続きあるよね??次のエピソードも絶対読みたいんだけど犬子さん!!🥺💕