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「皆さん、この国の偉い人たちをご存知ですか?下から、遣い、四天王、四天王指示者、神の遣い、そして大魔法使いなどの1番強いグループになります。そうそう、四天王と指示者の方々は、数百年前に更新されたんですよ〜。あ、前四天王の方々はまだご健在ですので、失礼なこと言わないように…!そんなとーっても偉い四天王と指示者の方が、なんと!今回こちらの学校に向かっているそうですよ〜!5、6時間目の全校集会は彼らが直接お話してくれるそうなので、1番年下である君たちは礼儀正しく、お話を聞くように!はい、今回のお話は以上です。号令お願いします。」
学校が始まって1週間。教科書を持って、ヒロは廊下を歩いていた。さっきの話を思い返す。…………
「やはりヒロさんも先程の話が不思議だと思いますか?」
同じクラスのレイが後ろから声をかけた。
「あぁ、レイくん。いやぁ、四天王と指示者って、5人もいるんだよ?5人全員来るって…相当大事な話をするってことじゃないとなくない?」
「ですよね。遣いのスカウトだったり、大掛かりな護衛でない限り、全員が来ることは滅多いないと思うんです。それに…」
レイはわざと嫌そうな顔を作った。
「あの人たち、仲悪すぎるらしいですよ…犬と猿よりもよっぽど酷いらしいです。」
「ふぅん。なんでそんなことをレイくんが知ってるの?」
「ヒロさんは今の時代SNSを使わないのですか?全部載ってるんですよ。嘘が大半ですけどね?」
レイに呆れられながら次の授業の時間を迎えた。
「四天王指示者の話。…礼。」
ええと、これ聞こえてる?聞こえてる子〜
手ーをあーげてっ!
ヒロは手を挙げてしまった。辺りを見回すと、ヒロ以外に手を挙げているのは数十人。クラスも学年もバラバラだった。
「ヒロさん。他の皆さんは微動だにしません。時間が止まってます。自分たち以外全員。」
「わ!レイくん!聞こえてたんだね。良かったぁ、同じクラスに聞こえる人いて…」
「そこを心配するんですね。ヒロさんらしい」
驚かせてすまない。僕は四天王指示者のレジヲと言う。さて、とっても急なんだけどねぇ、今聞こえてる子達だけの特別学級を作るよ。そして学ぶことはただ1つ。戦闘能力だよっ!
「…ヒロさん。もしかすると僕たち…」
戦闘に駆り出されるのでは?
「……………………」
え?
そそ、そゆこと〜!じゃあとりあえず全員4階の端っこの教室に移動してね〜ん
「……まじかぁ…」