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注意他界隈。aknk。主様愛され。初めて書く界隈なのでキャラ崩壊多いです。
??視点
『…なんで、…こんな事になっちゃったんだろうなぁ…。』
中央の大地にゆらゆらと綺麗な翼が生えた少女が飛んでいた。
…この翼も、天使のように綺麗に美しい…なんて、自分は変な事を思う。
『…、』
「…ぁ、天使だッ!!!逃げろ!!」
街の人々は、自分から離れていく。もう、諦めてしまった。人に恐れられる立場を。
ため息をついて、ただ一言。
『何時か、…あの人たちに倒されたい。』
ベリアン視点。
『……はぁ、…どうすれば良いんでしょうか』
…何故、こんなに悩んでいるかと言えば…主様が失踪して、1年がたったから。
主様は、私とボスキくん、ハナマルさん、ラトくん、ムーちゃんでの遠征の時に目の前で知能天使に囚われてしまった。
主様を、助けられなかった。
どれだけ手を伸ばしても、どれだけ辞めてと叫んでも、主様は帰ってこなかったんです。
『………、』
そんな時、ウィーンウィーンと天使が現れた事を告げる警報が鳴り響く。
『ッ、…主様をさらってから一回も無かったと言うのに…、』
武器を持ち、街へと向かおうと足を早め、走り出すと神々しく輝く光が街の広場に輝いていた。
他にも、執事の皆さんは来ているようでメンバーはあの時の4人と、ムーちゃんでした。
『皆さんッ!天使は!!?』
ハナマル「………ベリアン、…それがちょっとねぇ」
『…ぇ?』
神々しく輝く光が、憎たらしくてたまらなかったのに…、貴方にその光が当たるととても綺麗になんですね。それは、実に自分で思う程皮肉な言葉だった。
ラト「…、主様、…なんですよね?」
「……どういうのが正解なんだろうね。…」
ムー「え?」
ラト「主様、…主様は、そのようなお姿になっても美しいですね。流石は私の主様です。」
「………天使になっちゃった私にも優しくしてくれて嬉しいよ。ありがとう………」
『…あるじ、…さま。』
「……、もう、主様って呼ぶのが正しいのかわかんないけどね」
『…なんで、』
「…私にも、分かんないなぁ…攫われて、気がついたら天使になってた。」
「ほんと、皮肉だよねぇ〜、…天使を倒すべき存在が天使となって戻ってきた…なんてさ。」
『…あるじさま』
「…なぁに、”悪魔執事”」
あぁ、…もう貴方は…私をベリアンと呼んでくれないのですね。
悲しい瞳のあなたは、ゆっくりと神々しく輝く手を自分へと伸ばしてきた。
ボスキ「ベリアンさんッ!逃げてくださいッ!…おい!ハナマル!!!お前が殺れ!!」
ハナマル「…いやぁ、俺に言われてもねぇ…ちょっと困っちゃうなぁ…。」
ハナマル「…元は主様じゃん?…それに、俺の大切な人のわけじゃん。…殺すなんて、出来るわけないじゃんか。」
ラト「…こんなに美しい方を、壊すなんてそんなこと私が許しませんよ?ボスキさん。…私が貴方を壊してあげましょう。1度本気でやりたいと思っていたので」
ボスキ「ぁ”ー、…どうしたら良いんだ」
『…、1度今回は引いた方が良いのかも知れません。』
「…皆は、私を置いて行くんだね。」
そう悲しそうにただ、嘆いているだけだった。
そんな主様を私は、ただ…ただ…何をしたら正解なのか分からず、声が出なかった。
主様はふわりと、浮いてゆっくりと羽根を動かし空へと向かっていった。
その姿はとても、美しかった。