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??「妾か?妾に名前などない」
早瀬「え?、」
??「聞こえなかったのか?」
早瀬「いや、聞こえたけどさ
なんで名前がないの?」
??「親が居ないからだ」
早瀬「えっ、じゃあ今までどうやって過ごしてきたの?」
??「妖を食べてた」
早瀬「妖って何?」
??「現代で言うろくろ首や河童の様なやつだ」
早瀬「ろくろ首?河童?そんなのいるわけないじゃん
しかも現代って…君は何時から生きてるの?」
??「妾は400年前から生きている」
早瀬「ってことは江戸時代初期から?!」
??「そうだ
江戸時代にはよく神社から出て民家の奴らと戯れていたくらいだ」
早瀬「今はどうなの?」
??「明治時代にある事があってな、、神社から出られなくなってしまったんだ」
早瀬「じゃあ明治から現代まで此処に居たってこと?」
??「あぁ、ある結界が張られていてな人間すら入れない状態だったが…」
早瀬「俺が来たと、、、」
??「そうだ」
俺はこの話を聞き1度ある事を考えた
そのある事とはこの神社から少女を連れ出すこと
早瀬「君はまたその江戸時代みたいに外に出たい?」
??「出たいさ
だけどこの神社には結界が張られてる しかも外に出れば妾は命を落とすかもしれない」
早瀬「じゃあさ、俺が此処から連れ出してみせる!」
1度考え俺がだした結論は少女を外に連れ出すことだ
「好きな子には笑顔になって欲しい」
なんて心の中でそう言った
少女は驚いた様子でこう言い放つ
??「はぁ?!無理に決まってるだろ」
早瀬「無理じゃない考えればきっと抜け出せる方法がわかるはず その可能性を信じてまずはやってみようよ」
??「はぁ…こんな奴は生きてた中で初めてだ…
良いだろうその可能性とやらを妾も信じてやってみるか」
少女は驚かされた…と言いたげな顔になったが直ぐに澄ました表情に戻って俺の提案を了承した
早瀬「まずは君の名前を決めないとね!」
??「変な名前にするんじゃないぞ」
早瀬「はいはい
名前か〜、、、早瀬 雪(はやせ ゆき)なんでどう?」
??「ふむ、いい名前だな
由来はなんだ?」
早瀬「早瀬は俺の苗字で雪は君の肌が雪の様に白くて儚いから」
??「気に入った」
雪「妾は今日から早瀬 雪だ」
名前が決まった時の雪の表情は嬉しそうな感じだった
俺と同じ早瀬か、、、なんか夫婦みたいだな