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『ルイ姉へ』
そう、先程見つけた手紙を読むことにした。
「…、、」
読もうとした…。けどなぜか読む気にはならない。
多分、この手紙の内容がいい話では無いということを悟っているからだろう。
ラプのあの反応を見て、そう思ってしまった。
『ルイ姉!!』
「ッ…、!?」
そう沙花叉に呼ばれた気がして飛び起きた。でも沙花叉はいなかった。
時計を見ると既に24時だった。
沙花叉の手紙を読まずに、しまったあと私は眠り着いてしまったのだ。
唐突に手紙の内容が気になり、1枚の紙を手に取った。
『ルイ姉へ
急に沙花叉が居なくなってびっくりしてる?笑
でも、前も言ったと思うけど沙花叉holoXから抜けちゃうんだ。ラプラスにいろはちゃん、そしてこんこよのことよろしくね〜。
ルイ姉のこと最初あった時から大好きだったよ。今までありがとね。
じゃあ、またいつか。』
「…。」
いつもなら汚くて読めないと思うはずの字がなぜか綺麗に見えてしまう。
それか本当に綺麗なだけなんだろう。
別に1枚の紙ぎっしりに言葉が書かれていた訳でもない。
なのに、こんなに泣けてしまうのはきっと私がまだ弱いから。
そう、思いたい。
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