テラーノベル
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⚠️赤体♀
桃赤
「会いたい」
ブーっと光った画面に映し出されたメッセージ
せっかく睡眠が確保できたのに、起きちゃったじゃん
ぼんやりとした視界のまま時計を見る
もう23時を過ぎてるっていうのに、こんな時間にこんなメッセージ、一体誰が?
目をこすりスマホを覗くと何件かのメッセージが溜まっていた
しょうがなく返信してあげよう
さとみ…?さとみくん?
珍しくも彼からだった
「会いたい」
「りいぬおきて」
「りぬたん」
画面をスライドしていくほど更新されるメッセージ
普段あんなにサバサバな性格のあいつからは想像できない程の言葉がたくさん
既読つけない方が良かったな
「電話しよ」
途端に電話がかかってきた
もちろん相手はさとみくん
「もしもーし」
「何だよ〜眠いんだけど」
「え?今から家行くわ」
「ちょっとまって。意味分かんない。無理」
「はーい。じゃ行くね。バイバイ」
呆気なく電話を切られてしまった
何回もメッセージを送るけど全部既読無視
何回も電話をかけるけど全部拒否されちゃった
渋々ベッドから立ち上がってはリビングのソファにダイブする
横で見つめてくるつーちゃんも俺に同情してるのだろう
撫で回してる途中
ピンポーン
チャイムが鳴った
急いでインターホンを見に行く
来たじゃん………..
ドアを開けたら酒やおつまみの入ったレジ袋を持ったさとみくんがニヤケてる
こやつ、酒持ってきやがった。。。
「りいぬ、飲もうぜ」
「飲もうぜじゃないよ。帰って」
「いいじゃん。りいぬも疲れてるだろ?」
「はぁ、今日限りだよ」
早速 ハイボールを開けるさとみくん
俺も貰ったお酒を開けた
「りいぬ乾杯〜ぃ。」
「か、乾杯…」
俺が控えめに言うとさとみくんはくすくす笑いながらお酒を豪快に飲む
「てかさ、昨日投稿されたりいぬの歌みためっちゃ良かったな。可愛かった」
「ありがとう?あれ結構レコ頑張ったんだ〜」
・
・
・
思うように会話が続かず、2人して黙り込んじゃった
気まづいな。。
さとみくんを見るとどうってことなさそうに頬杖をついてお酒を飲んでいる
・
・
・
「りいぬ」
急にさとみくんが口を開いた
「好きな人いる?」
どういうこと?
俺に好きな人?いる訳ないじゃん
「ごめん。やっぱなんでもない」
「は?意味分かんない。きも」
「気になっただけ、ごめん」
「いないよ」
「知ってた」
なんだこいつ
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視界がふわふわしてく
俺今酔ってるんだなって自分でもわかった
「な、りいぬ。俺大好きだよ」
へっ?
さとみくんに押し倒された
キスに応えちゃう俺もおかしい
意味分かんないくらいに心臓がドクドクして、変な感じ
「ん、何っ?」
「好き。愛してるよ」
今ではさっき聞かれた意図が分かっちゃう
「もっとこっち見てよ笑」
かっこいいなぁ…
「、ねぇ。ほんとに?」
「何がだよ」
手をしつこく握ってくる
何回もキスをされる
こんな感情いつぶりだろう
いや、多分初めて
今はただ受け入れていたいから
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「っあ、♡」
「ふ、可愛い」
どんどんエスカレートしていって
いつの間にか自分から求めちゃって
堕とされちゃって
もう親友って言葉じゃ、あのキスもこの手の温度も、説明できないな
「さとみく、っ♡すきっ」
変なところで切ってしまって申し訳ない(;_;)
半日クオリティ許してくれ ꒰⌯͒o̶̶̷ ·̫ o̶̶̷⌯͒꒱
コメント
4件
フォロー失礼します! ピクシブやってますか?
すごくすきです…😭 フォロー失礼します!!!