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유키에
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K
647
みかん
23
【監禁部屋】
カツン……
カツン……
遠くから規則的な音が聞こえる。
コナンは目を閉じた。
(まただ……)
ここに来てから何時間経ったか分からない。
だが、その音だけは何度も聞こえる。
一定の間隔で。
まるで――
(機械音……?)
(いや違う)
(エレベーターか?)
コナンは壁に耳を当てる。
音は上からではない。
横方向から響いている。
(地下施設……)
(しかもかなり大きい)
(ただのアジトじゃないな)
その時。
カチャッ。
部屋のドアが開いた。
入ってきたのは例の男。
コードネーム「ライル」。
組織のモブとは思えないほど鋭い目をしている。
ライル 「まだ起きてたか。」
コナン 「……。」
ライル 「逃げる方法でも考えてるのか?」
コナン 「さあね。」
ライルは少し笑った。
「やっぱり面白いガキだ。」
コナン (こいつ……)
ライル 「普通の子供なら泣くか喚くかする。」
「お前は違う。」
コナン 「……。」
ライル 「だから組織もお前に興味を持った。」
その言葉にコナンの瞳が揺れる。
(興味……?)
(やっぱり俺自身が目的なのか?)
ライルは水のペットボトルを置いた。
だが縄は解かない。
「死なれたら困る。」
「まだ役目があるからな。」
コナン 「役目?」
ライル 「……。」
ライルはすぐ黙る。
だがコナンは聞き逃さない。
(役目。)
(俺を使う。)
(計画の中心。)
(つまり――)
コナンの頭の中で点が繋がり始める。
ライル 「余計なことは考えるな。」
コナン 「考えるなって言われて考えない奴いる?」
ライル 「いるさ。」
「だがお前は違う。」
そう言うとライルは部屋を出ようとした。
その瞬間――
ピッ。
ライルの無線が鳴る。
『搬入班到着。』
『例の機材を地下三区画へ。』
『計画開始まで残り二十四時間。』
ライル 「了解。」
ドアが閉まる。
ガチャン。
静寂。
しかしコナンの脳内は静かではなかった。
(搬入班……?)
(機材……?)
(二十四時間……)
(明日の夜と一致する。)
コナンはゆっくり顔を上げる。
(大きな施設。)
(大量の機材。)
(俺を利用する計画。)
(しかも急いでいる。)
嫌な予感がした。
今までの事件の経験が警鐘を鳴らしている。
(まさか……)
(組織、何かを始めるつもりか――?)
その時。
ふと視界の端に違和感が映った。
壁の下。
コンクリートの継ぎ目。
そこだけ僅かに色が違う。
(……ん?)
コナンの目が細くなる。
(なんだあれ。)
(最初からあったか?)
ゆっくり身体をずらす。
近づいて見る。
すると――
継ぎ目の奥から微かに風が吹いていた。
コナン (!!)
(空洞……!?)
(この壁の向こうに何かある!!)
名探偵の瞳が鋭く光る。
(見つけたぞ。)
(ここが突破口かもしれない――!!)
ーENDー
コメント
2件
単語から推測しまくるコナンが眩しい(幻覚により物理的に)! 展開がシリアスなのに明るいっていう不思議な体験になった! 今回も面白かった!続き楽しみにしてるね~♪
あああ第4話読み終わったよ!!😭💕 コナンくん、監禁されてるのに冷静すぎてかっこよすぎん??壁の隙間から風が…ってシーンで一気にワクワクした!!「突破口」って言葉に希望が光った気がした✨ ライルの「役目」とか「24時間」ってカウントダウン、めっちゃ不穏で続きが気になりすぎる…!! にこぉーさんの作品、毎回緊張感がやばい…もう次の話待ちきれないよ⋆♡