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rm side
さて、今日は何の日か!
そう…ホワイトデー!!!
バレンタインにお菓子渡したし、律儀なfuがこの日にお返しをしないなんてことはないだろう。
…と思ったのも束の間、fuは朝から中学時代からの友達と遊びに行ってしまった。
fuからの手作りを期待していたわけではない。ただせっかくの休みで、その上今日はホワイトデー。
家で一緒にゆっくり過ごしたかった__。
カーテンから差し込んでくる眩しい光はもうなく、あたりは暗くなり月明かりが差し込む夜がやってきた。
rm『遅…』
0時をまわっているわけではない。ただいつもより帰りが遅いだけ、遅くなる時はいつもしてくれる連絡がないだけ。まあ、中学時代からの友達と久しぶりに会えて盛り上がっているのだろう。
確か、女性もいるらしい。fuは中学時代は男3、女3のとても仲が良いグループだったらしい。
rm『はぁ…ッ』
久しぶりに腹の底から湧き上がる醜い嫉妬の感情。fuに出逢うまで経験しえなかった、この醜い感情を俺は 理性で無理やり押さえつける。
少しでも気を抜けば、fuに連絡してfuの楽しい時間を邪魔してしまいそうだ。
結局fuが帰ってきたのは、21時をまわった頃だった。
いつの間にか俺はソファでうたた寝していたようでfuが帰宅し、リビングでガタゴトとさせる物音で目を覚ました。
fu『あ、起こした?』
rm『んーん、大丈夫…』
どうもfuは珈琲を用意していたらしかった。
rm『あ、ごめん。ご飯できてない、』
fu『ちょっとつまんできてるし大丈夫よ』
〃『あ、あとさ…』
fuは何かを思い出したかのように、ごそごそと遊びに持っていっていた鞄を漁り出す。
fu『これ、バレンタインのお返し。お菓子より実用的なものがいいかなって』
rm『…あー、あり…がと』
ハンカチ…ハンカチかあ。Rの刺繍のついた俺に似合わないような可愛らしい水色のハンカチ。
俺知ってるよ。バレンタインに渡すお菓子の意味も、ホワイトデーに返されるお菓子とか物の意味も__。
fuは知らないんだろうな。悪気なんてないんだろう。
いや。もし知っていたら? 遠回しに伝えられているのかもしれない。男の俺なんかより、女の子の方が…。
嫌な思考が巡りだす。
こんなの久しぶりだ。
簡単なものをfuに作って、早く寝よう。
rm『簡単なもの作るね…』
fu『ん、ありがと』
ダイニングテーブルで珈琲を啜り、スマホで何かを打ち込むfu。視線は俺じゃなくて、スマホ。そして、スマホを介し、今日遊んだ相手と連絡を続けているのだろう。
今日はうどんでいいか。そう思い、冷凍庫からうどんを取り出し、棚から鍋を取り出す。
湯を沸かすため、鍋に水を入れる。
準備を進めていると急激に目がぼやける。頬に何かが伝う。
それが涙だということに気付くのに少し時間がかかった。
鍋に水が入り続ける。俺は重さに耐えきれず、鍋をシンクに落としてしまった。リビングにそれなりに大きな音が響く。
fu『rm…?!!』
1拍を置いて、fuがこちらに駆けつける。
泣くな、泣くな。泣きやめ…。
そう思っても流れる涙は止まることを知らなかった。
rm『ふッ…ひぅ、ッ…っ、』
fu『どうしたん、rm…』
後ろから優しく、手を握られてfuは流れるように出っぱなしの蛇口を止める。
rm『fuッ…好きッ…って言って、fuッ…ぁ、』
この醜い嫉妬と独占欲。もう理性で抑えることは出来なかった。
fuの手を振りほどき、fuの方へ振り返りそのまま胸ぐらを掴む。
rm『ぅッ…ッ…fuッぁ、なんでハンカチなのッ…なんで、帰り遅いのッ…ぉッ…』
心配に揺れるエメラルドグリーンの瞳。優しい手つきで、涙を拭われて頬を優しく撫でられる。
fu『好きだよ。rm…もしかしてハンカチの意味知ってた?』
rm『ッ…((頷』
俺はここで別れを告げられるのか…。頬を触れられていた手が離れていく。どうしようもない感情が溢れる。
fu『待ってて…』
リビングへと歩みをはじめ、fuは再度鞄をおもむろに漁り出す。
くそ、泣き止めよ…。止めどなく流れる涙に嫌気が刺す。
fu『rm…』
rm『ん、ッ…ぐす、』
fu『ごめん。ハンカチの意味知ってると思わなくて…泣かせてごめん。』
〃『本当はこっちをあげたかったんだよね』
目の前でfuが跪く。
fuのポケットから手のひらに収まるような小さな箱が出てきて、fuは今までにない真剣な顔を向け、小さな箱を開ける。
fu『rm…愛しています。結婚してください』
rm『ッ…!!』
心から溢れるこの感情。喜びか、なんなのか…
何とも幸せな感情が押し寄せる。
さっきほどとは程遠い感情で情緒がおかしくなりそうだ。
rm『ッ…ぅッ…うぁッ…っ結婚するッ…よぉッ、』
幸せな涙が溢れて、膝から崩れ落ちる。
そのままfuに優しく抱擁されて、愛の言葉を囁かれる。
fu『世界で1番愛してる。泣かせてごめん…』
俺はその言葉に答えるように、fuを抱きしめ返す。
『愛する君へのホワイトデー』
ハンカチの意味・・・別れ
指輪の意味・・・結婚、永遠
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after story
rm『あー、泣きすぎて頭痛い…』
ソファでfuに頭を撫でられ、あやされる。
fu『ごめんな?…』
何とも愛おしそうに俺を身体へ包み込み、俺の頭を撫でる。
rm『ねえ、fu…なんでハンカチ渡したの?』
そう問い、重い身体を持ち上げて、fuと目線を合わせる。fuのエメラルドグリーンの瞳が綺麗だ。
fu『俺も買ってから意味知って、でもrmは知らないかなーって軽率な考えでした。ごめんなさい』
rm『しかもあんな可愛いハンカチ…俺に似合わねえよ、』
対面でfuとソファに座る。距離が近くて、fuの匂いが強くて、少しドキドキする。
fu『俺からしたら可愛い彼女だし、ほんとにたまたま女友達に連れられて入った雑貨屋に水色でしかもRの刺繍入ってたから…つい、』
rm『くそが、タヒね…』
女友達…その言葉に反応して、咄嗟に暴言が飛び出る。
それと同時にふいっと、fuから視線を逸らす。
少し経って、fuの方へ視線を戻すとfuはいつもはキリッとした眉を下げ、少し悲しそうな表情をする。
反省して、少し落ち込んでいるfuにそんな言葉を投げかけたことに後悔する。
rm『…ごめん。嫉妬した、、』
fu『え、、?…え?!、なんて?』
rm『だからッ…!! 嫉妬した…のッ 、女友達の話やだ…、』
fuの悲しそうな表情を見て、咄嗟にそんな言葉が飛び出たが、いつもはそんなに醜い感情を隠してきたからか恥ずかしくて顔が熱くなっていくのが分かる。
rm『…ッ!! なんで、勃ってんの…』
ぐっと硬いものが俺の下半身に当たる。
fu『rmが嫉妬してくれたと思ったら勃った…』
rm『押し付けんなッ…!!』
fu『rm…しよ?』
硬いものを下半身に押し付けられて、上目遣いで求められて…
興奮しないわけが無い__。
rm『ぅ、ん…//』
この後あまーい夜を過ごしたとさ…
.୨୧____________୨୧.
リク消化の前に流石にホワイトデーです!
前のバレンタインの話と同じ世界線です♡🍫 短編のつもりが3000字を超えてしまった…
好評でしたらこの後の夜の営み書きます:-)
多分次はリク消化します!!←僕の気分次第ですけど!
コメント・ハートとてもモチベになります!
モチベ下さい
.:° 🌾🌾╰(ˇωˇ )╯🌾🌾;。:*
コメント
1件
うわぁッ、、、最高ですッ、、、 ホワイトデーに結婚指輪渡すなんて、素敵すぎませんか、、、?私もッほしッッ))殴 ふうりもの夜の営みみたいですッ!無理せずこれからも頑張ってください!!