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初コメです! もう、最高すぎます! 続き楽しみにしてます。
続きが楽しみです!
ムダ先達と鉢合わせしねぇように運よく来たに船にすぐに乗り込み羅刹へと帰った
無事に羅刹に到着し地面足をつけたときとても心が安堵したのを感じた
無意識のうちに緊張してたらしい 体もだるく疲労感を感じる
それを自覚すると思い出したように手が小刻みに震えた
それに苦笑し両手をギュッと握り合わせ深呼吸をしたい
そうすると幾分か身体が楽になった
そのまま校長室に向かい、帰ったことを報告しようと戸を開けると部屋はがらんとしており人の気配がなかった
こういうことは特段珍しいことではないので何処かに出かけているのだろうと思い自分の部屋に帰った
最近は校長室で寝ることが多かった為、随分久しぶりに感じた
そのまま着替えることもせず、ベットに倒れ込むように寝転びすぐに意識を手放した
特に疲れていたのととりあえず味方に引き込めたことの安心感ですっかり忘れてしまっていた
こういうときは夢見が悪いということを
パチリと目を開けた
自分は羅刹の制服を着て、その空間に立っていた
そこは見たことがないのはずなのに何処か近親感を覚える全面真っ白な空間にいた
何処もかしこも真っ白な為どのぐらいの広さでどのくらいの高さか分からない
ただ、歩かなければと思った
一歩、一歩と進むにつれて奥に何かのシルエットが見えてきた
薄目で見ても分からない、なのにこれ以上行ってはいけないと警鐘が頭のなかで鳴っていた
けどまた一歩と進んでいくとだんだんシルエットがはっきりしてきた
完全に見え、それが何か分かった瞬間背筋がすうっとの冷えていき、呼吸の仕方が分からなくなった
今にすぐにでも脳内から飛ばしたい記憶なのに目を瞑ることも逸らすことを出来ない
まるで逃げるなとでも訴えられてるようなそんな感覚に襲われる
ただ息苦しさを感じた その時からんと音が鳴った
足元をみるとナイフが一つ、落ちていた
思考が働く前にそれを拾い上げ自分の首元に持って行こうとすると自分が誰かに呼ばれているような気がしてその声に耳を傾けていくとその空間はどんどん薄くなって…
声が聞こえたような気がしてはっと目を覚ましけど先程のことを思い出し、何が起こったか分からなくなり、ただひらすらパニックになった
今、自分は何をしている
ここは何処だ
先程の出来事が夢なのか それともこれが夢なのか
ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる頭が回る
なのに何も分からない
息苦しい…
「四季くん!」
はっとして声のした方向を見ると校長が焦燥した顔でこちらをみていた
人は自分より焦った人の顔を見ると冷静になれるらしい
急激にクリアになった思考で冷静に「校長、今布被ってねぇな 素顔だ」とどうでもいいことを考えれるほどに冷静になっていた
「四季くん、落ち着いた?」
「なぁ、こっちが現実だよな」
質問の返答になっていない言葉を発した
頭で分かっていてもどうしても確認したかった
「うん 今が現実だよ」
「だよな ムダ先たち、今はまだ居なくなってねぇもんな」
「、そうだね 皆居るよ」
「だよな」
校長は俺が何を言っているのか分かったのか 欲しい答えをすぐにくれた
さっき見たのは夢だ
血塗れになんか皆なってない 死んでない 生きている
これがどれだけ俺に安心を、呼吸を与えてくれるのかたぶん、誰も知らないし自分でもわかっていない節がある
「四季くん、大丈夫だよ」
そう言ってそっと抱きしめてくれた
いつもの俺なら即刻拒否をしているだろう
けど俺は拒絶せず、身を預けるようにぽすりと体を預けた
今は人肌を感じていたかった
すると抱きしめられた拍子にカラッ、と胸の方から音がなった
内側の胸ポケットには小型ナイフを入れている
暇つぶしでナイフを片手でお手玉のようにくるくる投げ回したり 護身用として持っている
ナイフで夢のことを思い出した
あの時、そのまま刺していたらどうなっていたのだろうか
考えようとして頭を、思考を動かしたが辞めた
何も思い出したくなかった
「大丈夫だよ 大丈夫だから」
その思考を知ってか知らずか頭を撫でながらあやすように大丈夫だと校長は繰り返した
「僕は君の側にいる 生きている 大丈夫だよ」
安心、安堵、安らぎさえ感じ始めた
けど、目を瞑ることが怖かった もう一度あのような夢を見たら今度こそどうなるかわからない
寝るのは諦めて_____
「離れないから 大丈夫だから休んでいいよ」
その言葉を皮切りに思考が鈍くなり、目が微睡み目をつぶり体を預けてることにした
俺にはそんな安らぎを感じてはいけないのに
なのに甘えずにいられない
自分はこれほど弱い人間だっただろうか
他人に居てもらわないと安心できないような脆い奴だっただろうか
そう自分に問うても答えは見つからない
わからないが正しいのかも知れない
このような出来事は初めてなのだから