藤原白瀬です、長編小説大遅刻してるのが流石に申し訳なくなったのでお詫びの短編小説です。
!srnちゃんの短編しょたおに小説です。大丈夫な方のみ閲覧してください。
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「んむ、」
白黒の薄っぺらい紙に下までズラーとプリントされた数字。20問もある中、答えが書かれているのはたったの3問。削れてなくて芯が潰れてる、ちっちゃい鉛筆をメトロノームみたいに動かす。
(宿題なんて、だれが考えたんだろ…)
不満気な顔を晒しながらぼっーとテレビを見つめる。すると、網戸の向こうから大声をあげながら帰る中学生の声が聞こえる。中学生だったらこのプリントも3分でできちゃうんだろうな。なんとなく下校する中学生たちを観察していると、少し遅れて身に覚えがある横顔が目に映った。サラサラで、黒光りした黒髪、分厚そうな灰色の制服にターコイズブルー色の瞳。
「凛、!」
その正体が凛と気付くまで2秒。鉛筆を突き放してダルそうな目をキラキラと輝かせる。玄関まで走って左足の靴のかかとを踏みながら勢いよくドアを開けた。道をみてみるとやはり凛が歩いている。太陽のような笑顔を見せながら凛に駆け寄った。
「凛!おかえり!」
「…ただいま」
「きょう早いんだね!」
「まぁな。」
汗でペタッたりはりついた前髪。
「…凛しゃがんで」
「?」
そう言うと言ったままにしゃがんでくれた。凛の前髪をつまんで上に折り曲げて、そこでパチッ、とピンで止めた。
「なにやったんだよ」
「前髪とめた」
「はぁ?」
「凛かわいい似合う」
そうやって本心のまま凛を褒めるとフン、と鼻を鳴らして照れ臭そうな素振りをみせた。
「もう帰る。早くこれ外せ」
「凛にあげる」
心底いらないという顔をされたが、ゴクリと言葉を飲み込む。そのまま立ち上がってなにも言わずに歩き始めた。もう帰っちゃうんだな…少し寂しかったけど凛に格好悪いこと言いたくないからグッと我慢した。凛の背中を見つめていると突然振り返り、口を開いた。
「あと土曜の夏祭りの日、ヒマだから」
「またな。」
それだけ言い残してもう一度振り返りもしないでL字の道を曲がっていった。
「、え、、」
信じられないほど動悸が激しい。ミーンミーン、とうっとおしく鳴く蝉に負けないくらい心臓の音が体内に響いていた。
顔が熱いのも、胸が苦しいのも全部、夏のせい。
コメント
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超超超超超見るの遅れてしまいごめん!!! 最近ブルロにハマったからそれを機に見てみようかな って思って見てみたらもう語彙力とか半端なくて 2人の甘酸っぱさが最高すぎた😔💞💞 isの背伸びとか絶対かわいいんだが‼️🥲🥲🥲 考えるだけで萌える🤧🤧
うがーーー‼️ rnちゃのツンツンデレーーーー!って感じしてしゅき😭😭😭 isちゃまはふつうにショタショタしてててぇてぇすき愛おしい しらせ神様じゃー‼️‼️‼️😭