コメント
0件
ガラガラガラッ……(ドアを開ける)
優斗「優斗さんが来ましたよ〜…って」
優斗「あれ?美桜と颯は?」
優斗「あいつら休んでたっけな〜…クラスちげーし分かんね…」
優斗「それとも今日元々部活無かったか?」
とか考え付いても無駄な思考を繰り返してる
昨日は疲れたから家帰って速攻で寝たけど特に何も無かった
それに昨日の報告もしたかったからいつもより早めに来たんだが……
優斗「いねーよなぁ…」
優斗「もはやこれは神隠しー!」
優斗「……なんてな」
俺もオカルトに汚染されてきたのかもな
そのうち心スポとかに勧誘されそ
優斗「んあ?何だこの紙…」
優斗「えー……」
優斗「優斗くんへ、私と颯くんはバイトで今日は行けないのです。昨日の事は明日聞かせて欲しいのです」
優斗「……バイトかよ」
心配して損した
縁起でもないことを言うが実際心配したのはほんとだ。
まぁ、一応大切な人……だからな
優斗「…小っ恥ずかしいな……w」
優斗「今日はもう帰るか…」
そーいや明日って小テストあった気が……
うわー勉強してねーよ
ノー勉で挑むかこの際。
歴史とか絶対使わねぇよな〜
優斗「あ、資料……教室に忘れた」
優斗「そういえば机に置いてたんだった…」
優斗「鍵閉まる前に急ご……ッ」
ガラガラガラッ……(ドアを開ける)
優斗「失礼しま〜す……誰もい〜…ませんね」
優斗「さっさと回収〜…」
優斗「てかもう少しで正門閉まるじゃんッ……急げ……!」
タッタッタッタ……(走る)
???「ぁ……」
???「あの……」
優斗「んあ?どうし…生徒会長ッ……?!」
???「これ落とし……」
優斗「すみません忘れ物取りに来ただけなんです担任にはどうか……!」
???「……これ、落としましたよ。」
優斗「え?……あ、資料…」
???「廊下は走らないでください」
優斗「うぃーっす…」
この人は生徒会長の 伊崎 鈴音さん
顔が超絶良くてなんにしろ綺麗なクリーム色の髪が素敵
あれ、でもなんでこの時間に……
優斗「会長、なんでこの時間まで…?」
鈴音「仕事です」
鈴音「私は正門の鍵を貰っているので」
鈴音「あ、早く帰った方がいいですよ」
鈴音「教頭先生が見回りに来るので」
優斗「げッ……」
優斗「そ、それじゃあ…!」
鈴音「さようなら。」
あれ、今思ったけど……
なんで教頭が来るって分かってたんだ?
定期的な見回りに来るとか言わないはず…
まずまず今日教頭は会議で下校時間の見回り以外職員室から出られないんじゃ……
まぁ……いいか
そんなの関係なi
キーーーーーーーーーーーーンッ(耳鳴り)
優斗「っ?!」
また…耳鳴り……ッ
また悪霊…?
まずい……まずいッ……
優斗「!……そうだ…やらないといけない事…」
優斗「あいつを祓わないとなんだ……ッ」
優斗「でも…どうやって……」
そうだ!指輪…!
えぇ〜…適当な言葉を命令!
はめるのは第2関節!
悪霊「#%○*&・」
優斗「?!」
ザッ……(避けた)
優斗「スゥ―ッ……」
優斗「守れ!!!」
悪霊(味方)「___」
優斗「すっご……ほんとに守ってくれてる…」
優斗「てかこれどうすればいいんだこの状態から…」
優斗「……食うとか?」
優斗「わんちゃん体内に取り込めるんじゃね?!」
……知らんけどな
優斗「よし……」
優斗「悪霊……食っちまえッ!!!」
バグッ(食った)
優斗「ぅえええ?!ほんとに食った?!」
優斗「だ、大丈夫…………」
優斗「そうだな……てか表情が微妙に分からない……のとあとまだ怖い…見慣れてないから仕方ねーな、」
優斗「とりあえず祓えたってことでいいのか……?」
正確に言えば食っただけど
こいつ腹壊さねーよな……?
優斗「お、おーい…無事かー?」
悪霊(味方)「#%○*&・♪」
優斗「あ、無事そう。」
優斗「案外愛想いいのなお前」
優斗「じゃあ…戻っていいよ」
優斗「ぅぅぅッ……この異物感といい寒気といい慣れないな……」
優斗「……一応、柏さんのところ行くか…」
優斗「こいつ何食うんかな〜…」
鈴音視点
鈴音「学校の監視ありがとう」
悪霊(味方)「#%@&*~!」
鈴音「……明日、『例の準備』に入るよ」
鈴音「これ以上被害を出さない為に、私達が頑張るの」
悪霊(味方)「%#@&*!」
鈴音「……君ならそう言ってくれると思ったよ」
鈴音「信じてる。」
#3『悪霊祓い』
( 次回から鈴音視点 )