TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
猫のまぼろし

一覧ページ

「猫のまぼろし」のメインビジュアル

猫のまぼろし

3 - 温もりと恋

2024年06月30日

シェアするシェアする
報告する

ミミとホシの間に芽生えた愛は、静かな夜の中でゆっくりと育んでいた。彼らは互いに支え合いながら、新しい日々を穏やかに過ごしていた。ある日のこと、二匹の猫は家の庭で再び出会った。

「ホシ、君と一緒にいる時間が本当に幸せだよ。」

ミミはそう言いながら、ホシのそばでくつろいでいた。彼女の存在が、ミミの心に穏やかな安らぎをもたらしているのを感じていた。

「私も、ミミ。君と一緒にいると、昔の寂しさも忘れられるんだ。」

ホシは優しく微笑み、ミミの耳をそっと撫でた。その触れ合いによって、彼らの絆はさらに深まっていった。

ある夜、月が輝く庭で、ミミはホシにふと思いついたことを打ち明けた。

「ホシ、私たち、この家の人間たちにはいつも見守られてるんだろうな。でも、彼らの目には私たちの絆がどう映ってるのかな。」

ホシは考え込んでから、静かに答えた。

「きっと、私たちが互いに支え合っている姿を見て、彼らも幸せに思ってくれてるんじゃないかな。」

ミミはホシの言葉にうなずき、二匹はお互いの眼差しを交わした。彼らの間には言葉で言い表せない特別な絆が築かれていたのだ。

そして、その後の日々も変わらず、ミミとホシは一緒に過ごした。時には遊び、時には静かに寄り添いながら、彼らは家の中外を自由に駆け回っていた。

この庭で出会った二匹の猫が、互いに愛し合う姿を見守るように、家の人間たちの心にも新たな温かなまぼろしが生まれた。

この作品はいかがでしたか?

0

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚