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こちらは「宝物」のリメイクです。
それを踏まえてご視聴ください。
何も思い出せない。
僕は…これから
一人なの?
????? 「一人じゃないですよ」
僕 「えっ?」
????? 「だって、私が居ますもん!」
そう言った彼女は、何処か懐かしい雰囲気を纏っていた。
僕は一人がどうしても好きになれなかった。
だから、無理に関わって、笑顔を作った。
そうすればみんな僕と関わってくれる。
いつも自分に言い聞かせる。
「笑顔で居ないと」
「愛想良く」
「そうじゃなきゃ一人になる」
ずっと偽って来た。
辛くても、哀しくても、
誤魔化して居ればきっとみんな愛してくれる。
なのに、それなのに…
気付けば泣いていた。
お母さん 「天翔?天翔!?」
目が覚めると、僕は何故か病院に居た。
お母さんが泣いてて、病院の先生も安心した表情になっている。
僕 「ね、ねぇ…僕、何してたの…?」
お母さん 「急に倒れたの…ごめんね…!無理させちゃって…!」
僕 「ううん…大丈夫…」
僕は特に身体に異常は無かった。
無理をしすぎて身体が疲れていた様だ。
お母さん 「天翔、スマホ家から持って来たから、気晴らしに動画見たりする?」
僕 「うん、ありがとう」
すると突然知らない通知がスマホに流れた。
「ちびちゃんさんが小説を投稿しました」
僕 「…こんな人フォローしたっけ…?」
でも何となく吸い込まれるように指を動かした。
その内容は、僕への書き残しだった。
今日嬉しかった事、頑張りたいこと、
とにかく色んな事が書いてあった。
でも僕はこんな人覚えてない。
小説を読んでみると、僕の大好きなソフィアチャンネルさんの小説が
たくさん書いてあった。
だから無意識のうちにフォローしてたのかな…
でも書き残しを貰えるほどの関係じゃないはず…
まぁいっか、そう思って
好きだからコメントをしようとした。
でもそこには、乗っ取りでも無い、紛れもない僕のアカウントのコメントが
残されていた。
可笑しい、いくらなんでも変だ。
コメントまで残してる人の事を忘れるなんて有りえない。
その違和感を先生に伝えると、
僕は断片的な記憶喪失になっていると言われた。
じゃあ…この人は、僕の神友だったの…?
僕は急いで投稿を残した。
断片的に記憶を失ってる事。
ちびちゃんさんという人が上手く思い出せない事。
すると一人の人からコメントが来た。
「記憶喪失ですか、お身体は大丈夫でしょうか?ちびさんの事、絶対思い出させますね!
このレミリサにお任せを!」
レミリサさんは僕とよく仲良くしてくれる人。
どうやら彼女もちびちゃんさんを知っているようだ。
そしてちびちゃんさんの投稿が更新された。
「天翔様へ」
「初めまして!ちびです!」
「私は天翔様の神友(しんゆう)です!」
「という事で今日は私と天翔様の事についてお話しさせてください!」
「私は学校に行ってません!不登校ってやつですね!
でも不登校だからこそ天翔様や色んな素敵な方に出逢えました!
私は一人になっちゃって、諦めようとしてた時に、
貴方のアカウントを見つけたんです!
すっごく魅力的で、最高の作品だったのを覚えてます!
だから素直な感想をそのままコメントしました!
それから天翔様は、私の作品にたくさん目を通してくれました!
すっごく嬉しかったです!
それで、小説を書かせてもらったのです!そしたら、
天翔様が私と神友になりたいって言ってくれました!
私すっごく嬉しくて、思わず舞い上がっちゃいました!
それからもずっと関わってもらいました!
でも、天翔様とは、一度お別れしました!
だけど神友は諦めませんでしたよ!
毎日書き残しをして、描ける時はイラストたくさん描いて、
とにかく貴方の為に必死に頑張りました!
3ヶ月経った時に、貴方は私の書き残しにコメントしてくれました!
すっごく嬉しかった反面、不安もあったんです。
私が早く逢いたいとか、追い詰めるような事ばっかり言うから、
嫌われちゃったかなって思って、小説のネタとして書いたんです!
でも貴方には即バレて、「怒りますよ」って言うくらい、
私の事を思ってくれました!
神友で居てくれてありがとうって言ってもらえて、本当に私は幸せです♪
ずっと信じてくれてありがとうございます。
たくさん愛してくれてありがとうございます。
天翔様が大好き!
この気持ちは一生物です!
絶対私が思い出させますよ!
一人じゃないですよ。
私が居ますもん!
これからもよろしくね!!!!!!
神友!」
彼女は僕との想い出をたくさん書いていた。
そういえばそうだったなぁ。
何か一つでも欠けてると、納得が出来なくて、
一度全部消して、新しく変わろうって努力して来た。
レミリサさんもケフラさんも、
ずっと僕のことを待っててくれた。
でもきっと、あの人はレベルが違くて、
僕の為に必死になって、
やれる事を全部やってたんだろうな。
挫けても、哀しくても、何度も立ち上がって、
3ヶ月待ってたんだよね。
貴方からしたら、僕ってそんな特別なんだね。
笑顔を作らずに、ありのままで笑う僕のこと、
神友って言ってくれるんだね。
なんか神様みたいだね。
全部バレてて、でも、誰よりも人間関係に敏感で、
繊細で、ちびちゃんって名前なのに、
存在が大きく見えて、きっと、お別れする前にも、
いっぱい想ってくれたのは、貴方なんだよね。
だから本音を書こう。
今想ってる事、しっかり伝えなきゃ。
「ありがとうございます。ちびちゃんさん、僕は正直、ちびちゃんさんとの 想い出を忘れて、
何でここまで想ってくれるんだろうって疑問に感じてます。でも、それだけ僕達は最高の
関係なんですよね!ありがとうございます!絶対想い出してみせます!だから、 信じて
待っててくれますか?」
そしてすぐに返信が来た。
たった一言のメッセージ。
でも、このコメントは彼女がどれだけ僕を想ってるかハッキリ分かる
コメントだった。
ありがとうございます、これからもよろしくね。
ちびちゃんさん 「当たり前ですよ!神友!」
コメント
2件

なんて感動的😭😭記憶がなくなってもそばに居てくれる優しい神友をもって幸せ者です💕最後にも書いてありましたが、ちびちゃんさんが書いてくれるコメントは本当に相手を想う思いやりで溢れてますよね!!