「転校生!?」
4日後夏休みなのに?
「そうだ。席は橋宮の前だから雫と一緒にわからないこと、教えてやってな。」
いつもなんで面倒見係なんだろ…。嬉しいのか嬉しくないのか…。
「じゃあ入ってきて良いぞ。」
ガラッー。
「私の名前は三上亜美といいます。仲良くしてくれると光栄です。」
すごい礼儀が良い子だなぁ…。でも、亜美ってどこかで見たことあるような…。
休み時間ー
私と雫はまたアリバイづくりの予定など、様々な話をしてた。
「あのっ!」
「どうしたの?」
プリントの束を抱えながら亜美ちゃんが走って来た。
「これ…、お手紙持ってくる人、遊んでたんで持ってきたんですけど。どこに置けば良いのかわからなくって…!」
すごい仕事が早い子だな…。
「教卓の上に置いてくれる?」
「はい!」
そして彼女は走って行ってしまった。
「いい子だよね…亜美ちゃん。」
「…放課後。ちょっと屋上に来てくれない?」
「いいけど…。」
そのままお昼が終わって五限目を迎えた。
「えーと…。六限目は…。」
移動教室だ!
「琴音さん!いっしょに行きましょう!」
「いいよ!」
そして亜美ちゃんと話をしながら階段を登っていると突然亜美ちゃんが振り向いた
「ずるいですよ、独り占めなんて。」
独り占めって何を?
私が口を開こうとるすと亜美ちゃんが私を突き落とした。
「え…?」
《4話終了》
コメント
1件